アウタージョインを使用すると、DesignerはABAPプログラムにLEFT OUTER JOIN文を生成します。ABAPプログラムフローで複数のアウタージョインを使用することができます。ただし、アウタージョインにより結合できるテーブルは、プログラムフロー内の他のテーブルのジョイン方法により異なります。

たとえば、ABAPプログラムフローにKONH、KONPおよびKONMの3つのテーブルがあるとします。アウタージョインによりKONPとKONHを結合します。プログラムフローでKONMを選択した場合、アウタージョインによりKONMとKONPを接続することはできません。アウタージョインによりKONMとKONPを結合した場合、ABAPプログラムの生成時にDesignerはエラーメッセージを返します。

この例ではアウタージョインにより既にKONPとKONHが結合されているため、KONHだけしか選択できません。アウタージョインによりKONPとKONHを結合すると、ABAPプログラムはKONPにもKONHにも存在する行を選択し、KONPにしか存在しない行を廃棄します。

同じアウタージョインの概念が、任意の数のオブジェクトを持つABAPプログラムに当てはまります。