BAPI/RFCトランスフォーメーションを使用するセッションをリアルタイムで実行できます。 リアルタイムBAPI/RFCセッションを実行して、SAPデータベースのデータを変更しないBAPIを呼び出します。 たとえば、JMSから顧客の注文を受け取るとします。SAPから顧客の住所データをリアルタイムで取得し、顧客の注文データと住所データをターゲットにロードしたいとします。JMSソースとBAPI/RFCトランスフォーメーションを使用してマッピングを作成し、セッションをリアルタイムで実行するように設定します。

リアルタイムBAPI/RFCセッション中に、コミット間隔またはフラッシュ待ち時間の値に達すると、PowerCenter Integration ServiceはSAPシステムへのBAPI/RFC呼び出しを行います。 PowerCenter Integration Serviceがコミットを発行すると、キャッシュからデータが削除されます。

PowerCenter Integration Serviceはリアルタイムセッションでエンドオブファイルの前にコミットを発行するため、BAPI/RFC呼び出しがトランザクション境界に従っているか確認します。 1回のBAPI/RFC呼び出しを対象とした行は必ず同じトランザクションに含まれるようにします。 そうでない場合、PowerCenter Integration Serviceは1回の呼び出しを対象としたデータを別々のBAPI/RFC呼び出しで処理することがあります。

リアルタイムBAPI/RFCセッションを設定するには、ソースのセッションプロパティをリアルタイム用に設定します。