目次

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  1. PowerExchange for SAP NetWeaverの作業の開始
  2. PowerExchange for SAP Dynamic ABAP Table Extractorを使用したデータ統合
  3. ABAPを使用したデータ統合
  4. ALEを使用したIDoc統合
  5. BAPI/RFC関数を使用したデータ統合
  6. データ移行
  7. ビジネスコンテンツの統合
  8. SAP BWデータ抽出
  9. SAP BIへのデータのロード
  10. データタイプリファレンス
  11. コードページおよびUnicodeのサポート
  12. 用語解説

PowerExchange for SAP NetWeaver PowerCenterユーザーガイド

PowerExchange for SAP NetWeaver PowerCenterユーザーガイド

SAPへのIDocの送信

SAPへのIDocの送信

PowerCenter Integration Serviceは、IDocメッセージをパケットとしてSAPに送信します。 デフォルトでは、SAPで使用できる最大パケットサイズは10MBです。SAP管理者は、パケットサイズ設定を変更できます。PowerCenter Integration ServiceがIDocを送信する方法を設定する場合、このパケットサイズが、SAPで設定されたパケットサイズ以下になっていることを確認します。
セッションプロパティで、[IDocを送信する基準]プロパティの以下のオプションのいずれかを選択します。
  • パケットサイズ。
    PowerCenter Integration Serviceは、パケットサイズプロパティの値に基づいてIDocメッセージを送信します。
  • コミット呼び出し。
    PowerCenter Integration Serviceは、コミットポイントごとにIDocメッセージを送信します。
パケットサイズに基づいてIDocを送信する場合、PowerCenter Integration Serviceは、合計カウントがパケットサイズに到達するまで、メモリにIDocメッセージを格納します。 次に、このメッセージをパケットとしてSAPに送信します。パケットサイズを大きくすれば、SAPに送信する呼び出しの数が減ります。ただし、セッションが失敗すると、PowerCenter Integration Serviceが次のセッションで再送信するデータの量が多くなります。
SAPのパケットサイズ設定、およびSAPに送信する予定のIDocメッセージごとの最大行数に基づいて、パケットサイズセッションプロパティの値を計算します。たとえば、10MBのパッケージを処理するようにSAPを設定したとします。IDOCメッセージの各行のバイト数は1,000バイトです。最大50行の行が含まれているIDocメッセージを送信するとします。パケットサイズプロパティを200に設定します。
コミット呼び出しに基づいてIDocを送信する場合、PowerCenter Integration Serviceでは、セッションのコミットプロパティに基づいてIDocをSAPにコミットします。 確実にIDocメッセージ境界でコミットが発生するようにするには、ユーザー定義のコミットを使用します。PowerCenter Integration Serviceでは、マッピングプロパティで定義したトランザクションに基づいてIDocをコミットします。 ソースベースコミットを使用すると、PowerCenter Integration Serviceは、IDocの一部をSAPに送信できます。