マッピングにSAP ECCソース定義を追加する場合、アプリケーションソース修飾子トランスフォーメーションにSAP ECCソース定義を接続します。アプリケーションソース修飾子は、セッション実行時にクエリーが実行されるSAP ECCソースのレコードセットを表しています。

マッピング完了時、SAPアプリケーションサーバーが使用するABAPプログラムを生成、インストールしてソースデータを抽出します。

Designerはソース定義とアプリケーションソース修飾子のプロパティに基づいてABAPプログラムを生成します。Designerでは、Open SQL、Exec SQLまたはABAP結合構文を作成できます。また、セッション処理用にトレースレベルも設定できます。

アプリケーションソース修飾子の［ABAPプログラムフロー］ダイアログボックスでABAPプログラムをカスタマイズできます。［ABAPプログラムフロー］ダイアログボックスには、ABAPプログラムプロセスが処理するオブジェクトの順序が表示されます。このABAPプログラムフローダイアログボックスでは、フィルタ条件や結合条件などのプロパティを設定できます。

また、［ABAPプログラムフロー］ダイアログボックスでは、静的フィルタまたは動的フィルタを使用してABAPプログラムによる行の選択方法を指定します。ABAPコードのブロックを追加することで、ABAPプログラムにさらに機能を追加することもできます。変数を作成し、SAP関数にインポートして、ABAPコードやフィルタ条件に使用できます。

1つのアプリケーションソース修飾子で複数のソースを結合する場合、ABAPプログラムがソーステーブルを結合する方法を指定できます。さらに、ABAPプログラムによるソーステーブルの選択順序も指定できます。