ノーマルモードでは、1行ずつターゲットテーブルに挿入されます。 一括モードでは、行が同時にSAP ECCターゲットテーブルに挿入されます。

ノーマルモードがデフォルトのロード方法です。 以下の条件のいずれかまたはすべてに該当する場合にSAPシステムにデータをロードするには、ノーマルモードを使用する必要があります。

マッピングにアップデートストラテジトランスフォーメーションが含まれている。
パケットで操作が混在している。
ターゲット定義の各ターゲットについて、デフォルトのUPDATE文をオーバーライドしたい。
不良ファイル内のSAPによって拒否された行を表示したい。
Designerでプライマリキーを手動で編集し、変更したキーに基づいて行を更新または削除したい。
SAPターゲットテーブルの選択フィールドを更新したい。

一括モードを使用してデータをロードするときは、挿入、更新、削除など、パケット内のすべての行で操作を同じにする必要があります。 パケット内の行で操作が混在しているとき、PowerCenter Integration Serviceはパケットに対してノーマルモードに戻ります。

PowerCenter Integration Serviceが一括ロードからノーマルロードに移行すると、情報メッセージがセッションログに書き込まれます。 一括ロードが失敗すると、PowerCenter Integration Serviceは、セッションログを更新し、ロード統計情報を記載します。 セッションログが更新され、SAPにロードされたパケットの行番号と拒否された行番号が記載されます。 PowerCenter Integration Serviceでは、一括ロードが失敗した、SAPによって拒否された拒否行は拒否ファイルに書き込まれません。