目次

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  1. はじめに
  2. パート 1: PowerExchange for SAP NetWeaverの作業の開始
  3. パート 2: PowerExchange for SAP Dynamic ABAP Table Extractorを使用したデータ統合
  4. パート 3: ABAPを使用したデータ統合
  5. パート 4: ALEを使用したIDoc統合
  6. パート 5: BAPI/RFC関数を使用したデータ統合
  7. パート 6: データ移行
  8. パート 7: ビジネスコンテンツの統合
  9. パート 8: SAP BWデータ抽出
  10. パート 9: SAP BIへのデータのロード
  11. 付録 A: データタイプリファレンス
  12. 付録 B: コードページおよびUnicodeのサポート
  13. 付録 C: 用語解説

PowerExchange for SAP NetWeaver PowerCenterユーザーガイド

PowerExchange for SAP NetWeaver PowerCenterユーザーガイド

BAPIデータのキャッシュ

BAPIデータのキャッシュ

PowerCenter Integration Serviceでは、BAPI/RFCトランスフォーメーションのためにメモリ内にキャッシュを作成します。 BAPI/RFCトランスフォーメーションは、マッピング内の先行するトランスフォーメーションからデータを受け取り、データを準備します。このデータは、キャッシュに格納されます。
キャッシュサイズは、セッションのプロパティで設定します。デフォルトのキャッシュサイズは10MBです。キャッシュサイズは、使用可能なシステムメモリの20パーセントに設定できます。最適なセッションパフォーマンスを実現するためには、処理オーバーヘッドやソースデータのサイズなどのファクタに基づいてキャッシュサイズを計算します。たとえば、マッピングまたはセッションに自動キャッシングを使用するトランスフォーメーションが含まれている場合、キャッシュサイズは、使用可能なシステムメモリの20パーセントを超えないようにします。BAPI/RFCトランスフォーメーションに入力グループが5グループより多く存在する場合、キャッシュサイズを、使用可能なシステムメモリの30~40パーセントに増やします。
大きなキャッシュサイズを設定すると、PowerCenter Integration Serviceは、ディスク容量不足になり、セッションが失敗することがあります。
以下の表に、セッションのBAPI/RFCトランスフォーメーションに設定可能なデータキャッシュのプロパティを示します。
プロパティ
説明
キャッシュディレクトリ
BAPIデータのキャッシュに使用するデフォルトディレクトリ。デフォルトでは、キャッシュファイルは変数「$PMCacheDir」で指定されたディレクトリに作成されます。ディレクトリを上書きする場合は、そのディレクトリが存在していて、かつキャッシュファイルを格納するための十分なディスク領域があることを確認します。マッピングされたドライブまたはマウントされたドライブを指定することができます。
キャッシュサイズ
BAPI/RFCトランスフォーメーションに用意されているデータをキャッシュするために、PowerCenter Integration Serviceに割り当てられている総メモリ量(バイト単位)。 デフォルトは10MBです。