IDocは、複数のセグメントを含む階層構造体です。セグメントは、親セグメントまたは子セグメントになることができます。子セグメントは、別のセグメントに依存しています。親セグメントには、子セグメントが含まれています。親セグメントは、別のセグメントの子になることができます。

IDocセグメントはグループに分けられます。以下の規則により、セグメントが属するグループが特定されます。

各グループは、親にも子にもなれます。

以下の図に、E1MARAMグループがE1MARCMグループの親である場合の例を示します。

セグメントおよびグループの中には必須なものがあります。SAP/ALE IDoc Prepareトランスフォーメーション、SAP/ALE IDoc Interpreterトランスフォーメーション、およびSAP DMI Prepareトランスフォーメーションでは、IDoc内に必須セグメントが存在している必要があるのは、そのグループ、親グループ、および親セグメントを必要としているか選択した場合に限ります。例えば、E1MARAMグループは必須です。 このため、その必須子セグメントE1MAKTMがIDoc内に存在している必要があります。省略可能な、そのセグメントの子セグメントE1MARA1はIDocに存在していなくてもかまいません。

必須セグメントが、オプショングループに属しており、このオプショングループが選択されていない場合、この必須セグメントはIDoc内に存在していなくてもかまいません。例えば、E1MARCMグループはオプションです。 このため、必須E1MARCMセグメントもオプションになります。