有効でないIDocをチェックするようにIDocセッションを設定できます。 PowerCenter Integration ServiceによってIDocの検証が完了すると、後続のトランスフォーメーションにデータが渡されます。 IDocが有効でない場合、PowerCenter Integration Serviceによって、そのIDocはSAP/ALE IDoc Prepareトランスフォーメーションのエラー出力ポートを使用してリレーショナルターゲットまたはフラットファイルターゲットに書き込まれます。

有効でないIDocがあるかどうかをチェックするには、セッションプロパティで［拡張構文チェック］を選択します。また、リレーショナルターゲット定義またはフラットファイルターゲット定義に、SAP/ALE IDoc Prepareトランスフォーメーションのエラー出力ポートを接続する必要があります。

有効ではないIDocのチェックを行うと、セッションのパフォーマンスに影響する可能性があります。IDocの検証は開発環境で行ってください。IDocが有効であることを確認した後、本番環境でIDocの検証を無効にするとセッションのパフォーマンスを改善できます。