データをフィルタリングしてからSAP BIターゲットにロードする場合は、InfoPackageにデータ選択を設定する必要があります。 InfoPackageでデータ選択を設定したら、PowerCenter Designerでマッピングを作成してデータをフィルタリングします。 InfoPackageで指定したデータ選択を参照するマッピングパラメータをマッピングに設定します。InfoPackageでSAP BIデータ選択エントリを表すマッピングパラメータを使用します。

データをフィルタリングするためにSAP BIおよびPowerCenterを設定した後、SAP BIワークフローを開始してSAP BIにデータをロードできます。 SAP BI SchedulerがPowerCenter Integration Serviceにワークフロー開始要求を送信する場合、この要求にはSAP BIデータ選択エントリが含まれます。 SAP BWサービスはSAP BIデータ選択エントリをPowerCenterトランスフォーメーション言語に変換し、データ選択エントリを定義する値を一時パラメータファイルに書き込みます。 パラメータファイルの名前にはSAP BI要求IDが使用されます。 例えば、要求IDがREQU_2AME24K7YDXL2DMA2YC0ZP9CMの場合、SAP BWサービスはこの名前を持つ一時パラメータファイルを作成します。

PowerCenter Integration ServiceがSAP BIにロードするデータをソースシステムから抽出するとき、一時パラメータファイルを使って、データのフィルタリングのためにマッピングに指定したマッピングパラメータを評価します。 SAP BWサービスはワークフローの終了後、一時パラメータファイルを削除します。 ワークフローの最中、セッションログでInfoPackageに指定した各データ選択エントリを見ることができます。

SAP BWサービスを作成するとき、パラメータファイルの位置を指定します。