目次

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  1. はじめに
  2. パート 1: PowerExchange for SAP NetWeaverの作業の開始
  3. パート 2: PowerExchange for SAP Dynamic ABAP Table Extractorを使用したデータ統合
  4. パート 3: ABAPを使用したデータ統合
  5. パート 4: ALEを使用したIDoc統合
  6. パート 5: BAPI/RFC関数を使用したデータ統合
  7. パート 6: データ移行
  8. パート 7: ビジネスコンテンツの統合
  9. パート 8: SAP BWデータ抽出
  10. パート 9: SAP BIへのデータのロード
  11. 付録 A: データタイプリファレンス
  12. 付録 B: コードページおよびUnicodeのサポート
  13. 付録 C: 用語解説

PowerExchange for SAP NetWeaver PowerCenterユーザーガイド

PowerExchange for SAP NetWeaver PowerCenterユーザーガイド

バイナリデータタイプ

バイナリデータタイプ

PowerCenterは、バイナリデータタイプRAWおよびLRAWを限定的にサポートします。RAWは最大255バイトのバイナリデータを保持します。LRAWは256バイトまでのバイナリデータを保持します。PowerCenterはバイナリデータをリレーショナルターゲットに移動できますが、変換はできません。 また、PowerCenterはバイナリデータをフラットファイルターゲットに移動できません。
バイナリデータを移動するには、RAWカラムもしくはLRAWカラムをターゲット定義内の互換性のあるバイナリカラムに接続します。他のトランスフォーメーションを経由してバイナリデータを送信することが可能ですが、バイナリデータにマッピングロジックを実行することはできません。
例えば、SAP ECCソースのRAWカラムをアプリケーションソース修飾子に接続するとします。アプリケーションソース修飾子は、バイナリのトランスフォーメーションデータタイプを使用します。この後、バイナリカラムを他のトランスフォーメーションのバイナリカラムに送信することができるようになり、最終的にOracle内のRAWカラムに送信することができます。SAPのSAP RAWデータタイプは、Oracle RAWデータタイプと互換性があります。マッピングロジックをバイナリデータタイプに適用すると、セッションは失敗します。
PowerCenterは、バイナリデータタイプPRECをサポートしていません。PRECカラムをアプリケーションソース修飾子に接続することが可能ですが、他のトランスフォーメーションもしくはターゲット定義に接続すると、ABAPコード生成は失敗します。