目次

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  1. はじめに
  2. トランスフォーメーション言語
  3. 定数
  4. 演算子
  5. 変数
  6. 日付
  7. 関数

トランスフォーメーション言語リファレンス

トランスフォーメーション言語リファレンス

STDDEV

STDDEV

関数に渡された数値の標準偏差を返します。STDDEVは統計データの分析に使用されます。STDDEVには他の集計関数は1つしかネストできません。また、ネストされた関数は数値データ型を返さなければなりません。

構文

STDDEV(
numeric_value
[,
filter_condition
] )
以下の表に、このコマンドの引数を示します。
引数
必須/
オプション
説明
numeric_value
必須
数値データ型。この関数は、標準偏差を計算したい値、または他の関数の結果を渡します。有効なトランスフォーメーション式を必要に応じて入力できます。演算子を使って、複数のポートの値の平均を取ることもできます。
filter_condition
オプション
検索される行を制限します。フィルタ条件は数値であるか、TRUE、FALSE、またはNULLの値が求められなければなりません。有効なトランスフォーメーション式を必要に応じて入力できます。

戻り値

数値。
関数に渡された値がすべてNULLである場合、または行が1つも選択されていない場合(たとえば、フィルタ条件の値がすべての行に対してFALSEまたはNULLであった場合)には、NULLです。
戻り値が15を超える精度を持つ10進値である場合は、高精度を有効にして、最大28桁までの10進精度を使用可能にできます。

NULL

値の1つがNULLであると、STDDEVはその値を無視します。ただし、すべての値がNULLである場合には、NULLを返します。

Group By

STDDEVは、トランスフォーメーションで定義したGroup Byポートに基づいて値をグループ分けし、各グループについて1つの結果を返します。
Group Byポートがない場合には、STDDEVはすべての行を1つのグループとして扱い、1つの値を返します。

次の式は、TOTAL_SALESポート内で2000.00ドルを超えるすべての行の標準偏差を計算します。
STDDEV( SALES, SALES > 2000.00 )
SALES
2198.0
1010.90
2256.0
153.88
3001.0
NULL
8953.0
RETURN VALUE:
3254.60361129688
値1010.90と 153.88は計算に含まれません。これは、
filter_condition
によって$ 2,000を超える販売額が指定されているからです。
次の式は、SALESポート内のすべての行の標準偏差を計算します。
STDDEV(SALES)
SALES
2198.0
2198.0
2198.0
2198.0
RETURN VALUE:
0
戻り値は0です。これは、各行に同じ数値がある(標準偏差がない)からです。標準偏差がない場合、戻り値は0になります。