目次

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  1. はじめに
  2. Oracleコネクタの概要
  3. Oracle接続
  4. 同期
  5. Oracleコネクタを使用したマッピングとマッピングタスク
  6. レプリケーションタスク
  7. トラブルシューティング
  8. 付録 A: データ型リファレンス

Oracleコネクタ

Oracleコネクタ

プッシュダウンの最適化(SQL ELT)

プッシュダウンの最適化(SQL ELT)

Oracleソースからデータを読み取り、データを変換して、データをターゲットに書き込む場合、プッシュダウンの最適化(SQL ELT)を設定して、トランスフォーメーションロジックをソースまたはターゲットデータベースシステムにプッシュすることができます。ソースとターゲットのデータベースが同じである場合は、完全なプッシュダウンの最適化を設定するとパフォーマンスを向上させることができます。
Secure Agentでプッシュダウンの最適化を適用する際には、トランスフォーメーションロジックをデータベースにプッシュします。Secure AgentはトランスフォーメーションロジックをSQLクエリに変換し、そのSQLクエリをデータベースに送信します。データベースでは、そのSQLクエリを実行してトランスフォーメーションを処理します。
プッシュダウンの最適化により、データベースでトランスフォーメーションロジックをSecure Agentより高速で処理すると、マッピングのパフォーマンスが向上します。また、Secure Agentでは、データベースから読み取るデータを削減します。
Secure Agentがデータベースにプッシュするトランスフォーメーションロジックの量は、データベース、トランスフォーメーションロジック、および
マッピング
タスクによって決まります。Secure Agentでは、データベースにプッシュできないすべてのトランスフォーメーションロジックが処理されます。
プッシュダウンの最適化をマッピングに設定すると、ソースからターゲットまで、またはソースデータベースにプッシュできないダウンストリームトランスフォーメーションに達するまで、最適化されたマッピングが分析されます。Secure Agentでは、トランスフォーメーションロジックがプッシュダウンされたソースごとに
SELECT
文を生成して実行します。次に、データ統合サービスはこのSQLクエリの結果が読み込み、マッピングの残りのトランスフォーメーションを処理します。
トランスフォーメーションロジックをデータベースにプッシュダウンする際は、クエリを高速に処理するのに十分なリソースがデータベースにあるようにします。そうしないと、パフォーマンスが低下することがあります。
詳細モードのマッピングに対してプッシュダウンの最適化を設定することはできません。
Secure Agentでは、次のトランスフォーメーションロジックをOracleソース
またはターゲット
にプッシュすることができます。
トランスフォーメーション
サポートされているプッシュダウンタイプ
Aggregator
ソース、完全
Expression
ソース、完全
フィルタ
ソース、完全
Joiner
ソース、完全
Sorter
ソース、完全
Union
ソース、完全
Router
Full