目次

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  1. はじめに
  2. マッピング仕様の概要
  3. マッピング仕様の設定
  4. マッピング仕様のオブジェクト
  5. マッピング仕様のプロファイル
  6. マッピング仕様のロジックの共有

マッピング仕様ガイド

マッピング仕様ガイド

マッピング仕様の例

マッピング仕様の例

アナリストであるあなたは、金融機関の各支店の残高をターゲットテーブルに取り込むためのビジネスロジックを開発します。このビジネスロジックは、PowerCenterにエクスポートしてPowerCenter開発者と共有することができます。このビジネスロジックを仮想テーブルにエクスポートして、仮想テーブルのデータに対してSQLクエリを実行することができます。
以下に示すおおまかな手順に従って、一連の金融商品についてのアクティブな顧客口座の残高データをターゲットテーブルに生成します。
  1. Customer_Dataという名前のマッピング仕様を作成します。
  2. 口座および商品の顧客テーブルを選択してノーマル結合を実行し、金融商品を購入した顧客の口座を表示します。
  3. マッピング仕様のターゲットテーブルの構造を、モデルリポジトリ内にあるCurrent_Balanceテーブルと同じ構造にする必要があります。そのため、マッピング仕様を作成する際に、Current_Balanceテーブルをマッピング仕様のターゲットとして選択します。
  4. マッピング仕様にアクティブな口座のデータが表示される必要があります。そのため、マッピング仕様に簡易フィルタを追加して、アクティブでない口座は非表示にし、アクティブな口座だけを表示します。以下のような簡易フィルタの条件を追加します。
    Customer_Accounts.Status = 'Active'
  5. マッピング仕様のデータをプレビューします。データには、当座預金、普通預金、および金融市場商品の各カテゴリに対し、アクティブな顧客口座が含まれています。今回は、普通預金と金融市場商品のカテゴリのデータを表示する必要があります。そのため、開発者と協力してマッピング仕様の詳細フィルタを作成します。マッピング仕様は、Developerツールでは論理データオブジェクトとして表示されます。開発者は、その論理データオブジェクトをコピーして編集し、顧客口座の普通預金と金融市場商品のカテゴリを表示するフィルタ条件を追加します。開発者は、以下のような詳細フィルタの条件を追加します。
    Customer_Products.Category = 'Savings' OR Customer_Products.Category = 'Money_Market'
  6. 詳細フィルタの条件を含む論理データオブジェクトは、Analystツールでは論理データオブジェクトとして表示されます。このオブジェクトをマッピング仕様にソースとして追加します。
  7. Current_Balanceターゲットテーブルを編集して、普通預金と金融市場商品のカテゴリの合計残高を計算するルールを追加します。
  8. マッピング仕様のデータをプレビューし、マッピング仕様のCurrent_Balanceターゲットテーブルと同じ構造のターゲットテーブルにマッピング仕様の結果をロードします。
  9. マッピング仕様のロジックをPowerCenterにエクスポートすることができます。モデルリポジトリでターゲットを選択して、マッピング仕様のロジックをPowerCenter開発者と共有することができます。
  10. マッピング仕様のロジックを、Administratorツールで仮想データベース内に表示される仮想テーブルとしてエクスポートすることができます。仮想テーブルのデータにはSQLクエリを実行することができます。