目次

Search

  1. はじめに
  2. アップグレードの概要
  3. Windowsでドメインをアップグレードする前に
  4. UNIXでドメインをアップグレードする前に
  5. アップグレードの準備
  6. ドメインのアップグレード
  7. ノード設定の変更を伴うドメインのアップグレード
  8. アプリケーションサービスをアップグレードする前に
  9. アプリケーションサービスのアップグレード
  10. Informaticaクライアントのアップグレード
  11. アップグレードした後に
  12. DB2データベースのDynamicSectionsパラメータの更新
  13. アップグレードチェックリスト

バージョン9.5.1からのアップグレード

バージョン9.5.1からのアップグレード

グラフィカルモードでのアップグレード

グラフィカルモードでのアップグレード

グラフィカルモードでは、同じマシンのドメインと同じドメイン環境設定リポジトリデータベースのドメインをアップグレードできます。Windowsでは、グラフィカルモードでドメインをアップグレードできます。
ドメインを別のマシンまたは別のドメイン環境設定リポジトリデータベースにアップグレードして、ノード設定を変更するには、ノード設定の変更を伴うドメインのアップグレードを参照してください。
Windowsでルートディレクトリからinstall.batファイルを実行して問題が発生した場合、次のファイルを実行します。
<Informatica installation directory>/server/install.exe
  1. 以前のバージョンのインストールに使用したユーザーアカウントでマシンにログインします。
  2. アップグレードするInformatica製品のディレクトリおよびサブディレクトリにアクセスするプロセスを、コマンドプロンプトおよびtail logを含めてすべて停止します。
  3. インストールファイルがあるディレクトリのルートに移動して、管理者としてinstall.batを実行します。
    管理者としてファイルを実行するには、install.batファイルを右クリックして
    [管理者として実行]
    を選択します。
    管理者としてインストーラを実行しないと、Windowsシステム管理者は、Informaticaインストールディレクトリのファイルにアクセスするときに問題が生じることがあります。
    [Informatica 10.1]
    ページが表示されます。
  4. [Informatica 10.1 をインストールするかそのバージョンにアップグレードする]
    を選択します。
    Informaticaには、Informaticaサービスのインストールプロセスを簡単にするユーティリティがあります。Informaticaサービスをインストールする前に、次のユーティリティを実行する必要があります。
    インストール前(i10Pi)システムチェックツール。
    Informaticaサービスをインストール中のマシンがインストールに必要なシステム要件を満たしているかを確認します。インストール前(i10Pi)システムチェックツールの詳細については、「インストール前(i10Pi)システムチェックツールの実行」を参照してください。
  5. [開始]
    をクリックします。
  6. [Informatica 10.1へアップグレード]
    を選択します。
  7. Informatica製品使用ツールキットの契約条項を読んでから
    [契約条項に同意します]
    を選択します。
    Informatica DiscoveryIQは、データの使用とシステム統計のルーチンレポートをInformaticaに送信する製品使用ツールです。Informatica DiscoveryIQは、Informaticaドメインをインストールして設定してから15分後に、データをInformaticaにアップロードします。その後、ドメインはデータを30日ごとに送信します。使用統計値をInformaticaに送信しないことを選択できます。使用統計の送信を無効にする方法の詳細については、『
    Informatica Administratorガイド
    』を参照してください。
  8. [アップグレード前提条件]
    ページに、アップグレードのシステム要件が表示されます。
    アップグレードを続行する前に、要件を確認します。
  9. [次へ]
    をクリックします。
  10. [アップグレードディレクトリ]
    ページで、アップグレードするInformaticaバージョンのディレクトリと、Informatica 10.1をインストールするディレクトリを入力します。
    次の表に、指定する必要があるディレクトリを示します。
    ディレクトリ
    説明
    アップグレードするInformatica製品のディレクトリ
    アップグレードするInformaticaサービスのバージョンを含むディレクトリ。
    Informatica 10.1のディレクトリ
    Informatica 10.1のインストール先にするディレクトリ。
    インストールディレクトリへの絶対パスを入力します。以前のバージョンのInformaticaサービスを含むディレクトリと同じディレクトリは使用できません。また、パスのディレクトリ名にスペースまたは次の特殊文字を含めることはできません。@|* $ # !% ( ) { } [ ] , ; '
    インストールディレクトリパスには、英数字を使用することを推奨します。 áや€などの特殊文字を使用すると、実行時に予期しない結果が生じることがあります。
    Windowsの場合、インストールディレクトリが、現在のマシンに存在する必要があります。
  11. [ノードのホスト名とポート番号の変更を許可する]
    オプションが選択されていないことを確認します。
  12. [次へ]
    をクリックします。
  13. Informaticaドメインに使用する暗号化キーのキーワードとディレクトリを入力します。
    Informaticaでは、Informaticaドメインに保存される機密データ(パスワードなど)を暗号化キーを使用して保護します。ドメインを単一のノードでアップグレードするときには、そのドメインの暗号化キー作成に使用するキーワードを指定する必要があります。
    複数のノードを持つドメインをアップグレードするときには、インストーラがアップグレードするノードのタイプを判断し、ノードのタイプに応じて異なる画面を表示します。マスタゲートウェイノードをアップグレードする場合、ドメイン用の暗号化キーを作成するためのキーワードを指定する必要があります。その他のノードのアップグレードを続けて行うときには、マスタゲートウェイノードをアップグレードしたときにドメイン用に作成された暗号化キーを指定する必要があります。
    • 次の表に、単一のノードでドメインをアップグレードする場合、または複数ノードドメインのマスタゲートウェイノードをアップグレードする場合に指定する暗号化キーのパラメータを示します。
      プロパティ
      説明
      キーワード
      ドメイン内で機密データを保護するためのカスタム暗号化キーの作成時に使用するキーワードです。キーワードは以下の基準をすべて満たす必要があります。
      • 長さが8~20文字である
      • 大文字を1文字以上使用する
      • 小文字を1文字以上使用する
      • 数字を1文字以上使用する
      • スペースを含まない
      暗号化キーは、Informaticaドメインを作成するときに指定するキーワードに基づいて作成されます。
      暗号化キーディレクトリ
      ドメインに対する暗号化キーを格納するディレクトリです。デフォルトでは、暗号化キーは
      <Informatica installation directory>/isp/config/keys
      に作成されます。
    • 次の表に、マスタゲートウェイノード以外のノードをアップグレードするときに指定する暗号化キーのパラメータを示します。
    プロパティ
    説明
    暗号化キーの選択
    アップグレードするノードのInformaticaドメイン用の暗号化キーのパスとファイル名。ドメイン内のノードにアクセスできるように暗号化キーファイルを一時ディレクトリにコピーした場合、一時ディレクトリ内の暗号化キーファイルパスおよびファイル名を指定します。
    暗号化キーディレクトリ
    アップグレードするノードの暗号化キーを格納するディレクトリ。
    Informaticaドメインのすべてのノードは、同じキーワードおよび暗号化キーを使用します。ドメイン名、暗号化キーのキーワード、および暗号化キーファイルは安全な場所に保管する必要があります。ドメインの暗号化キーを変更するときや、リポジトリを別のドメインに移すときに暗号化キーが必要になります。暗号化キーがない場合は、暗号化キーを生成するために使用されたドメイン名とキーワードが必要です。
  14. [次へ]
    をクリックします。
  15. [インストール前のサマリ]
    ページでアップグレード情報を確認し、続行する場合は
    [インストール]
    をクリックします。
    アップグレードウィザードによって、InformaticaのサーバーファイルがInformatica 10.1のインストールディレクトリにインストールされます。
    アップグレードを続行する前にInformaticaドメインをシャットダウンするよう求める警告が表示されます。
  16. [OK]
    をクリックします。
  17. ゲートウェイノードをアップグレードしている場合は、アップグレードされるドメイン環境設定リポジトリのデータベースおよびユーザーアカウントの情報が表示されます。
    作業ノードをアップグレードしている場合は、ドメイン環境設定リポジトリの情報は表示されません。 データベース接続情報は変更できません。
    以下の表に、ドメイン環境設定リポジトリについて表示されるプロパティを示します。
    プロパティ
    説明
    データベースタイプ
    ドメイン環境設定リポジトリのデータベース。
    データベースユーザーID
    ドメイン環境設定リポジトリのデータベースユーザーアカウント。
    ユーザーパスワード
    データベースユーザーアカウントのパスワード。
    以前のバージョンの接続文字列がインストール時に作成された方法に基づいて、ドメイン環境設定リポジトリのデータベース接続文字列が表示されます。
    • 以前のバージョンがインストール時にJDBC URLを使用した場合は、データベースのアドレスとサービス名を含むJDBC接続プロパティが表示されます。
      必要に応じて、追加のJDBCパラメータを指定してJDBC URLに含めることができます。 追加のJDBCパラメータを指定するには、JDBCパラメータを選択して、有効なJDBCパラメータ文字列を入力します。
    • 以前のバージョンでインストール時にカスタムJDBC接続文字列が使用された場合は、カスタム接続文字列が表示されます。
      追加のJDBCパラメータは指定できません。
  18. [テスト接続]
    をクリックしてデータベースに接続できることを確認した後、
    [OK]
    をクリックして続行します。
  19. [次へ]
    をクリックします。
    Windowsでは、アップグレードウィザードによってInformaticaを起動するためのサービスが作成されます。 デフォルトでは、サービスはインストールに使用されるアカウントと同じユーザーアカウントで実行されます。別のユーザーアカウントでWindowsサービスを実行できます。
  20. 別のユーザーアカウントでWindowsサービスを実行するかどうかを選択します。
    以下の表に、設定するプロパティを示します。
    プロパティ
    説明
    別のユーザーアカウントでInformaticaを実行する
    別のユーザーアカウントでWindowsサービスを実行するかどうかを指定します。
    ユーザー名
    Informatica Windowsサービスを実行するユーザーアカウント。
    次の形式を使用します。
    <ドメイン名>\<ユーザーアカウント>
    このユーザアカウントには、[オペレーティングシステムの一部として機能]権限を付与する必要があります。
    パスワード
    Informatica Windowsサービスを実行するユーザーアカウントのパスワード。
  21. [完了]
    をクリックします。
    アップグレードログファイルを表示して、アップグレードウィザードが実行したタスクの詳細およびインストールされたコンポーネントの設定を確認できます。