目次

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  1. はじめに
  2. ランタイム環境
  3. Hosted Agent
  4. Secure Agentグループ
  5. Secure Agent
  6. Secure Agentのインストール
  7. サーバーレスランタイム環境

ランタイム環境

ランタイム環境

システムディスクの設定

システムディスクの設定

サーバーレスランタイム環境では、システムディスクを使用してパフォーマンスを向上させることができます。
データ統合でのマッピングのパフォーマンスが向上するように、システムディスクを設定します。
システムディスクは、Amazon EFS(Elastic File System)およびNFS(Network File System)形式で設定できます。EFSのファイルシステム接続は、デフォルトでTLSが有効になっています。NFSのファイルシステム接続は、NFSv4(Network File System Version 4)を使用します。
サーバーレスランタイム環境でシステムディスクを使用すると、そのシステムディスク上に
<組織ID>/<サーバーレス環境ID>
という名前のフォルダが作成されます。このフォルダには、ジョブのメタデータとログが保存されます。

EFSファイルシステムのルールとガイドライン

システムディスクをAmazon EFS形式で設定する場合は、次のガイドラインに従ってください。
  • ファイルシステムをEFSファイルシステムのIDに設定します。
  • サーバーレスランタイム環境のサブネットにAmazon EFSファイルシステムへのアクセスを許可します。
  • サーバーレスランタイム環境内に設定されたセキュリティグループからのインバウンドアクセスを許可するように、EFSのセキュリティグループを設定します。
  • サーバーレス環境内のIAMロールに、EFSファイルシステムへのフルアクセスを設定します。フルアクセスはファイルシステムポリシーまたはIAMロールで許可できます。例えば、次のファイルシステムポリシーは、ServerlessRole(SREIICS)にファイルシステムfs-12345に対するルートアクセスを許可し、SecureTransportのみを許可します。
    "Version": "2012-10-17", "Id": "efs-policy-wizard-<efs policy wizard ID>", "Statement": [ { "Sid": "efs-statement-<efs statement ID>", "Effect": "Allow", "Principal": { "AWS": "arn:aws:iam::<arn ID>:role/SREIICS" }, "Action": [ "elasticfilesystem:ClientWrite", "elasticfilesystem:ClientMount", "elasticfilesystem:ClientRootAccess" ], "Resource": "arn:aws:elasticfilesystem:us-west-2: <arn ID>:file-system/fs-12345", "Condition": { "Bool": { "elasticfilesystem:AccessedViaMountTarget": "true" } } }, { "Sid": "efs-statement-<efs statement ID>", "Effect": "Deny", "Principal": { "AWS": "*" }, "Action": "*", "Resource": "arn:aws:elasticfilesystem:us-west-2: 123456789:file-system/fs-12345", "Condition": { "Bool": { "aws:SecureTransport": "false" } } } ] }
    以下の表に、サンプルポリシーのアクションを示します。
    アクション
    説明
    elasticfilesystem:ClientMount
    ファイルシステムへの読み取り専用アクセスを許可します。
    elasticfilesystem:ClientWrite
    ファイルシステムに対する書き込み権限を許可します。
    elasticfilesystem:ClientRootAccess
    ファイルシステムにアクセスする時にルートユーザーの使用を許可します。
  • アクセスポイント自体を作成する前に、アクセスポイントに必要なフォルダを作成します。例えば、アクセスポイントがフォルダ
    /my-company/dev
    を参照する場合は、アクセスポイントを設定する前に、まずこのフォルダを定義します。
  • ファイルシステム上の特定のアクセスポイントにアクセスを制限するようにIAMロールを設定します。詳細については、 https://docs.aws.amazon.com/efs/latest/ug/efs-access-points.htmlを参照してください。

NFSファイルシステムのルールとガイドライン

システムディスクをNFS形式で設定する場合は、次のガイドラインに従ってください。
  • ファイルシステムをNFSサーバーのDNSに設定します。
  • NFSファイルサーバーへのアクセスを許可するようにサーバーレスランタイム環境のサブネットを設定します。
  • サーバーレスランタイム環境内に設定されたセキュリティグループからのインバウンドアクセスを許可するように、ファイルサーバーのセキュリティグループを設定します。