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  1. バージョン10.0
  2. バージョン9.6.1
  3. バージョン9.6.0

リリースガイド

リリースガイド

コマンドラインプログラム

コマンドラインプログラム

ここでは、バージョン10.0の新規および変更されたコマンドについて説明します。

infacmd bgコマンド

以下の表に、新しいinfacmd bgコマンドの説明を示します。
コマンド
説明
upgradeRepository
モデルリポジトリ内のBusiness Glossaryデータをアップグレードします。ドメインをアップグレードした後にこのコマンドを実行します。

infacmd disコマンド

以下の表に、新しいinfacmd disコマンドの説明を示します。
コマンド
説明
addParameterSetEntries
アプリケーションとしてデプロイされたマッピングまたはワークフローのパラメータセットにエントリを追加します。
deleteParameterSetEntries
アプリケーションとしてデプロイされたマッピングまたはワークフローのパラメータセットからエントリを削除します。特定のパラメータセットエントリまたはすべてのパラメータセットエントリを削除することができます。
listApplicationObjects
アプリケーションに含まれるオブジェクトを一覧表示します。
listComputeOptions
計算ロールのあるノードに対するデータ統合サービスのプロパティを一覧表示します。
listParameterSetEntries
パラメータセット内のエントリを一覧表示します。
listParameterSets
アプリケーション内のパラメータセットを一覧表示します。
updateComputeOptions
計算ロールのあるノードに対するデータ統合サービスのプロパティを更新します。特定の計算ノードに対するデータ統合サービスのプロパティをオーバーライドするコマンドを使用してください。
updateParameterSetEntries
アプリケーション内のマッピングまたはワークフローに対するパラメータセットに含まれるエントリを更新します。更新するパラメータの名前と値のペアをスペースで区切って入力します。
stopBlazeService
Blazeエンジンのコンポーネントの作動を停止します。
以下の表に、infacmd disコマンドオプションの変更内容を示します。
コマンド
説明
UpdateServiceOptions
次のオプションが、メモリ割り当て用に追加されました。
  • MappingServiceOptions.MaxMemPerRequest
  • ProfilingServiceOptions.MaxMemPerRequest
  • SQLServiceOptions.MaxMemPerRequest
  • WSServiceOptions.MaxMemPerRequest
これらのオプションを使用して、データ統合サービスがマッピング、プロファイル、SQLサービス、またはWebサービス要求に割り当てるメモリの最大量をバイト単位で指定します。
次のオプションが、ワークフロー操作用に追加されました。
  • Modules.WorkflowOrchestrationService
    このオプションを使用して、ワークフローを実行するモジュールを有効または無効にします。
  • WorkflowOrchestrationServiceOptions.DBName
    このオプションを使用して、ワークフローのランタイムメタデータを保存するデータベースの接続名を指定します。
ExecutionOptions.OutOfProcessExecutionオプションは次の値に設定できます。
  • IN_PROCESS。データ統合サービスプロセスでジョブを実行します。
  • OUT_OF_PROCESS。ローカルノードの個別のDTMプロセス内でジョブを実行します。
  • OUT_OF_PROCESS_REMOTE。リモートノードの個別のDTMプロセス内でジョブを実行します。
以前は、このオプションをtrue(IN_PROCESS)またはfalse(OUT_OF_PROCESS)に設定していました。
次のオプションは、UpdateServiceProcessOptionsコマンドからUpdateServiceOptionsコマンドに移動しました。
  • ExecutionOptions.MaxExecutionPoolSize
  • ExecutionOptions.MaxMemorySize
  • ExecutionOptions.MaxMappingParallelism
  • ExecutionOptions.DisHadoopPrincipal
  • ExecutionOptions.DisHadoopKeytab
  • ExecutionOptions.TemporaryDirectories
  • ExecutionOptions.DisHomeDirectory
  • ExecutionOptions.CacheDirectory
  • ExecutionOptions.SourceDirectory
  • ExecutionOptions.TargetDirectory
  • ExecutionOptions.RejectFilesDirectory
  • ExecutionOptions.HadoopInfaHomeDir
  • ExecutionOptions.HadoopDistributionDir
  • ExecutionOptions.DisHadoopDistributionDir
次の電子メールサーバーオプションは、スコアカード通知に対してisp UpdateSMTPOptionsに移動しました。
  • EmailServerOptions.SMTPServerHost
  • EmailServerOptions.SMTPServerPort
  • EmailServerOptions.SMTPServerUser
  • EmailServerOptions.SMTPServerPassword
  • EmailServerOptions.SenderEmailId
次の電子メールサーバーオプションは、スコアカード通知に対して削除されました。
  • EmailServerOptions.SMTPSwitchAuthenticationOn
  • EmailServerOptions.SMTPSwitchTLSOn
  • EmailServerOptions.SMTPSwitchSSLOn
次の電子メールサーバーオプションは、ワークフロー通知に対してes UpdateSMTPOptionsコマンドに移動しました。
  • EmailServerOptions.SMTPServerHost
  • EmailServerOptions.SMTPServerPort
  • EmailServerOptions.SMTPServerUser
  • EmailServerOptions.SMTPServerPassword
  • EmailServerOptions.SMTPSwitchAuthenticationOn
  • EmailServerOptions.SenderEmailId
  • EmailServerOptions.SMTPSwitchTLSOn
  • EmailServerOptions.SMTPSwitchSSLOn
次の電子メールサーバーオプションは削除されました。
  • EmailServerOptions.SMTPServerConnectionTimeout
  • EmailServerOptions.SMTPServerCommunicationTimeout
次のオプションは、ワークフロー操作に対して削除されました。
  • HumanTaskServiceOptions.HTConnectionName
  • Modules.HumanTaskService
  • Modules.WorkflowService
  • WorkflowServiceOptions.HTDataIntegrationServiceName
UpdateServiceProcessOptions
ExecutionOptions.MaxSessionSizeオプションは廃止されています。残りの実行オプションはUpdateServiceOptionsに移動しました。

infacmd esコマンド

新しいinfacmd esプログラムでは電子メールサービスを管理します。
以下の表に、新しい infacmd esコマンドの説明を示します。
コマンド
説明
ListServiceOptions
電子メールサービスに対して設定されたプロパティの一覧を返します。
UpdateServiceOptions
電子メールサービスのプロパティを更新します。
UpdateSMTPOptions
電子メールサービスの電子メールサーバープロパティを更新します。

infacmd htsコマンド

いずれのinfacmd htsコマンドも現在は使われていません。
以下の表に、現在使われていないinfacmd htsコマンドの説明、およびバージョン10.0で同様のアクションを実行するときに使用するコマンドを示します。
コマンド
説明
CreateDB
ヒューマンタスクのランタイムメタデータを保存するデータベーステーブルを作成します。
バージョン
10.0
では、ワークフローに対するすべてのランタイムメタデータが共通のテーブルのセットに保存されます。ワークフローメタデータテーブルを作成するにはinfacmd wfs CreateTablesを使用します。
DropDB
ヒューマンタスクのランタイムメタデータを保存するデータベーステーブルをドロップします。
バージョン
10.0
では、ワークフローに対するすべてのランタイムメタデータが共通のテーブルのセットに保存されます。ワークフローメタデータテーブルをドロップするにはinfacmd wfs DropTablesを使用します。
終了
ヒューマンタスクを停止し、タスクに関連付けられているレコードをワークフローの次のステージに渡します。
ヒューマンタスクを停止し、タスクに関連付けられているレコードをワークフローの次のステージに渡すには infacmd wfs BulkCompleteを使用します。

infacmd ispコマンド

以下の表に、新しいinfacmd ispコマンドの説明を示します。
コマンド
説明
GetSystemLogDirectory
システムログディレクトリを印刷します。
ListNodeRoles
ドメイン内のノードのすべてのロールを一覧表示します。
UpdateNodeRole
ドメイン内のノードのロールを更新します。ノードのサービスロールまたは計算ロールを有効または無効にすることができます。
以下の表に、infacmd ispコマンドオプションの変更内容を示します。
コマンド
説明
AddDomainNode
次のオプションが追加されました。
  • EnableServiceRole
  • EnableComputeRole
これらのオプションを使用して、ノードをドメインに追加したときに、ノード上にあるサービスロールまたは計算ロールを有効にします。
AddNodeResource
次のオプションが追加されました。
  • ResourceCategory。このオプションを使用して、リソースがPowerCenter統合サービス用であることを指定します。
  • ResourceValue。このオプションは、将来使用するために予約されています。
CreateConnection
Hadoop接続の接続オプションが追加されました。
DisableNodeResource、EnableNodeResource、ListNodeResources、RemoveNodeResource
ResourceCategoryオプションが追加されました。このオプションを使用して、リソースがPowerCenter統合サービス用であることを指定します。
GetLog
次のサービスタイプがServiceTypeオプションに追加されました。
  • ES。電子メールサービス
  • SCH。スケジューラサービス
  • RMS。リソースマネージャサービス
GetNodeName
Outputfileオプションが追加されました。このオプションをファイル名およびパスと使用して、ノード名をファイルに印刷します。
ListNodes
NodeRoleオプションが追加されました。このオプションを使用して、特定のロールが設定されたノードを一覧表示します。
ListServices
次のサービスタイプがServiceTypeオプションに追加されました。
  • ES。電子メールサービス
  • SCH。スケジューラサービス
  • RMS。リソースマネージャサービス
PurgeMonitoring
NumDaysToRetainDetailedStatオプションが追加されました。このオプションを使用して、データ統合サービスが統計をパージするときに、詳細な履歴データがモデルリポジトリ内に保持される日数を設定します。
UpdateMonitoringOptions
DetailedStatisticsExpiryTimeオプションが追加されました。このオプションを使用して、データ統合サービスがモデルリポジトリから詳細な統計をいつパージするかを指定します。
valid StatisticsExpiryTimeの値が変更されました。最小値は0です。最大値は366です。デフォルトは180です。

infacmd mrsコマンド

以下の表に、新しいinfacmd mrsコマンドの説明を示します。
コマンド
説明
CheckInObject
チェックアウトされている1つのオブジェクトをチェックインします。オブジェクトがモデルリポジトリにチェックインされます。
CreateFolder
モデルリポジトリでプロジェクト内にフォルダを作成します。
CreateProject
デフォルトのモデルリポジトリにプロジェクトを作成します。
DeleteFolder
モデルリポジトリ内のプロジェクトからフォルダを削除します。
DeleteProject
モデルリポジトリのプロジェクトを削除します。
ListCheckedOutObjects
ユーザーがチェックアウトしたオブジェクトを一覧表示します。
ListFolders
指定したプロジェクトフォルダパス内に含まれている、すべてのフォルダの名前を一覧表示します。
ListLockedObjects
ユーザーがロックしたオブジェクトのリストを表示します。
PopulateVCS
モデルリポジトリをバージョン管理システムと同期します。
ReassignCheckedOutObject
チェックアウトされたオブジェクトの所有権を別のユーザーに再割り当てします。
RenameFolder
プロジェクト内のフォルダの名前を変更します。
UndoCheckout
モデルリポジトリオブジェクトのチェックアウトを元に戻します。
UnlockObject
ユーザーがロックしたモデルリポジトリオブジェクトをロック解除します。
以下の表に、infacmd mrsコマンドオプションの変更内容を示します。
コマンド
説明
UpdateServiceOptions
次のオプションが追加されました。
  • VCS.Host
  • VCS.Port
  • VCS.User
  • VCS.Password
  • VCS.Type
  • VCS.MRSPath
これらのオプションを使用して、モデルリポジトリのバージョン管理を設定します。

infacmd msコマンド

以下の表に、新しいinfacmd msコマンドの説明を示します。
コマンド
説明
GetRequestLog
マッピングログを指定されたファイルに書き込みます。
UpgradeMappingParameterFile
Informaticaの以前のバージョンで作成したパラメータファイルを、Informaticaバージョン10.0で有効なパラメータファイルの形式に変換します。
以下の表に、更新されたinfacmd msコマンドオプションの説明を示します。
コマンド
説明
RunMapping
次のオプションが追加されました。
  • OptimizationLevel。 データ統合サービスがマッピングに適用する最適化方式を制御します。
  • PushdownType。データ統合サービスがマッピングに適用するプッシュダウンタイプを制御します。
  • CustomProperties。Informaticaグローバルスタマーサポートの要求により、マッピングにカスタムプロパティを定義します。

infacmd rmsコマンド

新しいinfacmd rmsプログラムではリソースマネージャサービスを管理します。
以下の表に、新しいinfacmd rmsコマンドの説明を示します。
コマンド
説明
ListComputeNodeAttributes
指定されたノードまたはすべてのノードに対する、オーバーライドされた計算ノード属性を一覧表示します。
ListServiceOptions
リソースマネージャサービスのプロパティを一覧表示します。
SetComputeNodeAttributes
指定したノードの計算ノード属性をオーバーライドします。
UpdateServiceOptions
リソースマネージャサービスのプロパティを更新します。

infacmd schコマンド

新しいinfacmd schプログラムではスケジューラサービスを管理します。
以下の表に、新しいinfacmd schコマンドの説明を示します。
コマンド
説明
CreateSchedule
1つ以上のデプロイされたマッピングまたはワークフローオブジェクトに対するスケジュールを作成します。
DeleteSchedule
1つ以上のスケジュールを削除します。
ListSchedule
スケジュールどおりに実行されているジョブのリストを返します。
ListServiceOptions
スケジューラサービスに設定されているプロパティのリストを返します。
ListServiceProcessOptions
スケジューラサービスプロセスに設定されているプロパティのリストを返します。
PauseAll
すべてのスケジュールを一時停止します。
PauseSchedule
1つのスケジュールを一時停止します。
ResumeAll
すべてのスケジュールを再開します。
ResumeSchedule
スケジュールを再開します。
UpdateSchedule
1つのスケジュール設定を更新します。
UpdateServiceOptions
スケジューラサービスのプロパティを更新します。
UpdateServiceProcessOptions
スケジューラサービスプロセスのプロパティを更新します。
アップグレード
スケジューラサービス設定をアップグレードします。

infacmd wfsコマンド

以下の表に、新しいinfacmd wfsコマンドの説明を示します。
コマンド
説明
BulkComplete
ヒューマンタスクの操作を停止し、タスクに関連付けられているレコードをワークフローの次のステージに渡します。
CreateTables
ワークフローのランタイムメタデータを保存するデータベーステーブルを作成します。
DropTables
ワークフローのランタイムメタデータを保存しているデータベーステーブルをドロップします。
ListMappingPersistedOutputs
コマンドで指定されたマッピングタスクインスタンスについて、保持されている各マッピング出力の状態を一覧表示します。
SetMappingPersistedOutputs
指定したマッピングインスタンスについて、保持されている各マッピング出力を更新するか、保持されているマッピング出力にNULL値を設定します。
UpgradeParameterFile
パラメータファイルをアップグレードして、ファイル内のパラメータ値が最新リリースで有効であることを確認します。コマンド実行時に、更新するパラメータファイルを特定し、有効なパラメータ値を含むターゲットファイルを指定します。
以下の表に、更新されたinfacmd wfsコマンドオプションの説明を示します。
コマンド
説明
abortWorkflow
RuntimeInstanceIDオプションの名前がInstanceIdに変更されました。このオプションは、強制終了するワークフローインスタンスを特定します。
Waitオプションは削除されました。
cancelWorkflow
RuntimeInstanceIDオプションの名前がInstanceIdに変更されました。このオプションは、キャンセルするワークフローインスタンスを特定します。
Waitオプションは削除されました。
recoverWorkflow
RuntimeInstanceIDオプションの名前がInstanceIdに変更されました。このオプションはリカバリするワークフローインスタンスを特定します。
Waitオプションは削除されました。
startWorkflow
ParameterSetオプションが追加されました。
このオプションで、ワークフローでランタイムに使用されるパラメータセットの名前を指定します。

infasetupコマンド

以下の表に、新しいSystemLogDirectoryオプションの説明を示します。
コマンド
説明
DefineDomain
DefineGatewayNode
DefineWorkerNode
UpdateGatewayNode
UpdateWorkerNode
SystemLogDirectoryオプションが追加されました。このオプションを使用して、ログのカスタムの場所を指定します。
詳細については、
『Informatica 10.0コマンドリファレンス』
を参照してください。