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  1. バージョン10.0
  2. バージョン9.6.1
  3. バージョン9.6.0

リリースガイド

リリースガイド

PowerExchange for SAP NetWeaver

PowerExchange for SAP NetWeaver

バージョン9.6.0では、PowerExchange for SAP NetWeaverに以下の変更があります。
SAP SDKライブラリ
PowerExchange for SAP NetWeaverでは、SAP NetWeaver RFC SDK 7.20ライブラリを使用します。 PowerExchange for SAPのセッションを実行するには、SAP NetWeaver RFC SDK 7.20ライブラリをインストールする必要があります。
以前は、SAP RFC SDKクラシックライブラリをインストールしてセッションを実行していました。
SAP設定ファイル
sapnwrfc.ini
ファイルを使用して、RFC固有のパラメータおよび接続情報を設定できます。
以前は、
saprfc.ini
ファイルを使用して、RFC固有のパラメータおよび接続情報を設定していました。
以前のバージョンからアップグレードする場合、
sapnwrfc.ini
ファイルを作成して、PowerCenterとSAPとの間の通信を有効にする必要があります。
saprfc.ini
ファイルを使用して、PowerCenterとSAPとの間の通信を有効にすることはできません。
詳細については、
『Informatica PowerExchange for SAP 9.6.0 PowerCenter用ユーザーガイド』
を参照してください。
SAP接続タイプパラメータ
sapnwrfc.ini
ファイルでSAP接続パラメータTYPEを使用して接続タイプを設定する必要はありません。PowerCenter ClientおよびPowerCenter統合サービスは、
sapnwrfc.ini
ファイルで定義する接続パラメータを使用して、接続タイプを推測します。
例えば、ASHOSTパラメータを設定する場合、PowerCenter ClientおよびPowerCenter統合サービスは特定のSAPアプリケーションサーバーへの接続を作成します。MSHOSTおよびGROUPパラメータを設定する場合、PowerCenter ClientおよびPowerCenter統合サービスは、SAP負荷分散の接続を作成します。PROGRAM_ID、GWHOST、およびGWSERVパラメータを設定する場合、PowerCenter ClientおよびPowerCenter統合サービスは、SAPゲートウェイで登録されたRFCサーバープログラムへの接続を作成します。
以前は、接続タイプの設定にパラメータTYPEを使用していました。例えば、TYPE=Aを設定して特定のアプリケーションサーバーへの接続を作成していました。また、TYPE=Bを設定してSAP負荷分散の接続を作成し、TYPE=Rを設定してSAPゲートウェイで登録されたRFCサーバープログラムへの接続を作成していました。
以前のバージョンからアップグレードする場合には、新しい
sapnwrfc.ini
ファイルを作成し、作成する接続のタイプに基づいて接続パラメータを設定します。
詳細については、
『Informatica PowerExchange for SAP 9.6.0 PowerCenter用ユーザーガイド』
を参照してください。
ABAPストリームモードセッション
PowerExchange for SAP NetWeaverはRFCプロトコルを使用して、ABAPプログラムをストリームモードで生成およびインストールします。
以前まで、PowerExchange for SAP NetWeaverはCPI-Cプロトコルを使用して、ABAPプログラムをストリームモードで生成およびインストールしていました。
バージョン9.6.0ではCPI-Cプロトコルが非推奨となりました。Informaticaは今後のリリースでサポートを停止する予定です。 CPI-Cプロトコルを使用する既存のABAPプログラムは実行できます。ただし、CPI-Cプロトコルを使用する新しいABAPプログラムを生成およびインストールすることはできません。
CPI-Cプロトコルを使用する既存のABAPプログラムをインストールすると、プログラムを上書きしてRFCプロトコルを使用するようにメッセージ表示されます。Informaticaでは、プログラムを上書きしてRFCプロトコルを使用することをお勧めします。
BAPIマッピングとIDocマッピング
バージョン9.6.0では、8.5以前のバージョンで作成済みの廃止されたBAPIマッピング、および7.1以前のバージョンで作成済みの廃止されたIDOCマッピングのサポートを終了しました。廃止されたマッピングをバージョン9.6.0にアップグレードした場合、セッションは失敗します。
PowerExchange for SAP NetWeaverをアップグレードし、カスタムトランスフォーメーションを使用してBAPIおよびIDocマッピングを新規作成します。