目次

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  1. はじめに
  2. パフォーマンスのチューニングの概要
  3. ターゲットの最適化
  4. ソースの最適化
  5. トランスフォーメーションの最適化
  6. マッピングの最適化
  7. パーティション化したマッピングの最適化
  8. 実行時の最適化
  9. SQLデータサービスの最適化
  10. Webサービスの最適化
  11. 接続の最適化

パフォーマンスのチューニングの概要

パフォーマンスのチューニングの概要

最大並行処理の値の増加

最大並行処理の値の増加

最大並行処理は、単一のパイプラインステージを処理できる並列スレッドの最大数を決定します。利用可能なハードウェアリソースに基づいて、データ統合サービスの
[最大並行処理]
プロパティを設定します。最大並行処理の値を増やすと、処理時間を減らすことができます。
最大並行処理の値を設定する場合は、次のガイドラインを考慮してください。
使用可能なCPUの数に応じて値を増やします。
マッピングを実行するノードで使用可能なCPUの数に基づいて最大並行処理値を増やします。最大並列処理値を増やすと、データ統合サービスは、マッピングの実行にさらに多くのスレッドを使用し、さらに多くのCPUを活用します。 単純なマッピングを2つのパーティションで実行すると時間を短縮できますが、通常、1つのパーティションで実行されるマッピングに比べて、CPUを2倍多く必要とします。
処理スレッドの総数に留意してください。
並行処理の最大値を設定する際、処理スレッドの総数に留意してください。複雑なマッピングによって、追加のパーティションポイントが複数生じた場合、データ統合サービスによって、CPUが処理できる以上の処理スレッドが使用されることがあります。
処理スレッドの合計数は最大並列処理値に等しくなります。
データ統合サービスで実行する必要のある他のジョブに留意してください。
各マッピングで大量のスレッドを使用するように最大並行処理値を設定すると、データ統合サービスが追加のジョブを実行する場合に使用できるスレッドが少なくなります。
必要に応じて、マッピングの値を変更します。
デフォルトでは、各マッピングの最大並行処理が自動に設定されています。各マッピングは、データ統合サービスに定義されている最大並行処理値を使用します。
開発者は、Developer toolでマッピングランタイムプロパティ内の最大並行処理値を変更することにより、特定のマッピングの最大値を定義できます。データ統合サービスとマッピングで設定されている最大並行処理の整数値が異なる場合、データ統合サービスではこれらの最小値が使用されます。