目次

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  1. はじめに
  2. Oracleコネクタの概要
  3. Oracle接続
  4. 同期
  5. Oracleコネクタを使用したマッピングとマッピングタスク
  6. レプリケーションタスク
  7. トラブルシューティング
  8. 付録 A: データ型リファレンス

Oracleコネクタ

Oracleコネクタ

Oracle接続のプロパティ

Oracle接続のプロパティ

Oracle接続を作成する際には、接続プロパティを設定する必要があります。
次の表に、Oracle接続のプロパティを示します。
プロパティ
説明
接続名
接続の名前。
各接続名は組織内で一意である必要があります。接続名には、英数字、スペース、および次の特殊文字を含めることができます。_ .+ -,
最大長は255文字です。
説明
接続の説明。最大長は4000文字です。
タイプ
接続タイプ。
リストからOracleを選択します。
ランタイム環境
タスクを実行するランタイム環境の名前。
Secure Agent、ホステッドエージェント、またはサーバーレスランタイム環境を選択します。
Oracleサブタイプ
OracleオンプレミスまたはOracle Autonomous Databaseへの接続に使用できるOracle接続サブタイプ。
次のいずれかのオプションを選択します。
  • Oracle ADB。Oracle Autonomous Databaseに接続します。
  • Oracleオンプレミス。Oracleオンプレミスに接続します。
認証モード
Oracleに接続するための認証方法。
次のいずれかの認証モードを選択します。
  • Oracleデータベース認証。Oracleのユーザー名とパスワードを使用してOracleに接続します。
  • Kerberos。
    Kerberos認証を使用してOracleに接続します。
    Windowsでこのオプションを選択する場合は、Secure Agentサービスを開始するユーザーアカウントがOracleデータベースで使用可能になっていることを確認してください。Oracleにアクセスするために資格情報を入力する必要はありません。
    ホステッドエージェントまたはサーバーレスランタイム環境を使用している場合は、Kerberos認証を設定できません。
ユーザー名
データベースログインに使用するユーザー名。ユーザー名にセミコロンを含めることはできません。
パスワード
データベースログインに使用するパスワード。パスワードにセミコロンを含めることはできません。
ホスト
データベースサーバをホストするマシンの名前。
ポート
データベースサーバーに接続するときに使用するネットワークポート番号。
デフォルトは1521です。
サービス名
Oracleデータベースを一意に識別するサービス名またはシステムID(SID)。
Oracleデータベースに接続するためのSIDを次の形式で指定します。
SID:<ORACLE_SID>
スキーマ
Oracle接続に使用されるスキーマ。
コードページ
データベースサーバーのコードページ。
暗号化方法
Secure Agentが、Secure Agentとデータベースサーバーとの間で交換されるデータの暗号化に使用する方法。
デフォルトは[暗号化なし]です。
ホステッドエージェントを使用している場合、このプロパティは適用されません。
暗号プロトコルバージョン
SSL暗号化を有効化する際に使用する暗号プロトコル。
Hosted Agentまたはサーバーレスランタイム環境を使用する場合は適用されません。
サーバー証明書の検証
データベースサーバーによって送信される証明書を検証します。
HostNameInCertificate
パラメータを指定すると、Secure Agentでは証明書内のホスト名も検証されます。
トラストストア
トラストストアファイルの場所と名前。
サーバーレスランタイム環境の場合、サーバーレスエージェントディレクトリで次の証明書パスを指定します。
/home/cldagnt/SystemAgent/serverless/configurations/ssl_store/<TrustStore_filename>
トラストストアのパスワード
トラストストアファイルの内容にアクセスするためのパスワード。
証明書内のホスト名
セキュアデータベースをホストするマシンのホスト名。
ホスト名を指定すると、Secure Agentでは接続に含まれるホスト名をSSL証明書内のホスト名と照らし合わせて検証します。
キーストア
キーストアの場所およびファイル名。
サーバーレスランタイム環境の場合、サーバーレスエージェントディレクトリで次の証明書パスを指定します。
/home/cldagnt/SystemAgent/serverless/configurations/ssl_store/<KeyStore_filename>
キーストアのパスワード
通信を安全に行うために必要なキーストアファイルのパスワードです。
キーパスワード
通信を安全に行うために必要なキーストアファイルの個別のキーのパスワード。
接続リトライ期限
Oracleデータベースへの接続が失敗した場合にSecure Agentが再接続を試行する秒数。Secure Agentがリトライ期限内にデータベースに接続できなかった場合、操作は失敗します。
すべての操作に使用されます。デフォルトは0です。
メタデータの詳細接続プロパティ
JDBCドライバがメタデータを取得するための追加プロパティ。
複数のプロパティを指定する場合は、各キーと値のペアをセミコロンで区切ります。
例:
ConnectionRetryCount=2
;
ConnectionRetryDelay=20
Advanced Securityが有効になっているOracleデータベースに接続するには、JDBCドライバのOracle Advanced Securityオプションを指定します。
例:
EncryptionTypes=AES256
;
EncryptionLevel=accepted;DataIntegrityLevel=accepted
;
DataIntegrityTypes=SHA1
ランタイムの詳細接続プロパティ
ODBCドライバが
マッピング
を実行するための追加のプロパティ。
複数のプロパティを指定する場合は、各キーと値のペアをセミコロンで区切ります。
例:
charset=sjis
;
readtimeout=180
Advanced Securityが有効になっているOracleデータベースに接続するには、ODBCドライバのOracle Advanced Securityオプションを指定します。
例:
EncryptionTypes=AES256
;
EncryptionLevel=1;
DataIntegrityLevel=1
;
DataIntegrityTypes=SHA1
;
DataIntegrityTypes=SHA1
Secure Agent設定プロパティで、次のOracle固有のカスタムプロパティを設定できます。
カスタムプロパティ
説明
OdbcDataDirectNonWapi
リレーショナルマルチバイトデータを使用するマッピング
レプリケーション
タスク、
同期
タスク、
および
マッピング
タスクで、Unicodeデータを処理するためには、プロパティ
OdbcDataDirectNonWapi
を追加し、このプロパティを0に設定します。
このプロパティを0に設定すると、シングルバイトデータの処理時間が増加する場合があります。
次の値を入力します。
  • [タイプ]では、
    [DTM]
    を選択します。
  • [サブタイプ]では、
    [INFO]
    を選択します。
  • [名前]には、
    「OdbcDataDirectNonWapi」
    と入力します。
  • [値]には、
    「0」
    と入力します。
oracle.use.varchar.for.number
ソースがOracleでターゲットがSalesforceのマッピング
レプリケーション
タスク、
同期
タスク、
および
マッピング
タスクで、OracleソースにNumberデータ型のフィールドが多数含まれる場合、カスタムプロパティ
oracle.use.varchar.for.number
を設定します。Numberデータ型のフィールドの値はSalesforceでは正しくロードされません。次の値を入力します。
  • [タイプ]では、
    [Tomcat]
    を選択します。
  • [名前]には、
    「oracle.use.varchar.for.number」
    と入力します。
  • [値]には、
    「true」
    と入力します。