目次

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  1. はじめに
  2. Informatica Cloud データ統合の基本操作
  3. システム要件
  4. ランタイム環境設定
  5. 接続設定
  6. プロジェクトの設定
  7. ソース管理の有効化
  8. ユーザープロファイルの編集
  9. 組織へのユーザーの招待
  10. プライマリクラウドデータウェアハウスのセットアップ
  11. 別の組織への切り替え

基本操作

基本操作

AWSでのインストール

AWSでのインストール

Secure Agent
インストーラを使用して、Amazon Web Services(AWS)にランタイム環境を作成できます。作成するランタイム環境は、1つのSecure Agentを含むSecure Agentグループです。
AWSにランタイム環境を作成する場合は、Secure Agentがデプロイされる新しいスタックを作成します。スタックは、新規または既存のVirtual Private Cloud(VPC)に作成できます。インストーラにより、VPC内にAmazon Elastic Compute Cloud(EC2)インスタンスが作成されます。
ランタイム環境を作成するには、次のリソースタイプの作成、変更、削除特権を含むAWSのサブスクリプションが必要です。
  • AWS CloudFormationテンプレート。AWS CloudFormationテンプレートは、ap-southeast-2、eu-west-2、eu-central-1、us-west-2の各リージョンをサポートしています。
  • EC2インスタンス
  • エラスティックIPアドレス
  • エラスティックネットワークインタフェース
  • インターネットゲートウェイ
  • ルートテーブル
  • セキュリティグループ
  • サブネット
  • VPC
また、マシンイメージとAWS CloudFormationテンプレートの読み取り権限と起動権限が必要です。
  1. [Administrator]で、
    [ランタイム環境]
    を選択します。
  2. [ランタイム環境]
    ページで、
    [Cloud Secure Agentの管理]
    をクリックします。
  3. [新しいCloud Secure Agent]
    をクリックします。
  4. [Amazon Web Services]
    を選択します。
  5. [次へ]
    をクリックします。
  6. [環境設定]
    ページで、インストールトークンをコピーします。
    インストールトークンの有効期限は24時間で、再利用することはできません。
  7. ランタイム環境を既存のVPCに作成するか、新しいVPCに作成するかを選択します。
  8. [AWSでの設定を続行]
    をクリックします。
    AWSの
    [サインイン]
    画面が新しいブラウザタブで開きます。
  9. AWSアカウントにサインインします。
    [スタックのクイック作成]
    ページが開きます。
  10. [スタック名]
    領域で、スタック名を入力します。
  11. [パラメータ]
    領域の
    [ネットワーク設定]
    で、既存のVPCを使用しているか新しいVPCを使用しているかに基づいて次のプロパティを設定します。
    • 既存のVPCの場合は、次のプロパティを設定します。
      プロパティ
      VPC ID
      Secure AgentをデプロイするVPCのIDを選択します。
      サブネットID
      VPC内のサブネットを入力または選択します。
      許可されたリモートアクセスCIDR
      Secure AgentをインストールできるIPアドレスを指定するCIDRブロックを入力します。
      CIDR (Classless Inter-Domain Routing)は、IPアドレスを割り当てるための方法です。ネットワークルールでSecure Agentへのリモートアクセスを許可するように設定します。アドレスの“/x”の部分により、サブネットで使用可能なIPアドレスの数が決定されます(例:108.124.81.10/32)。
    • 新しいVPCの場合は、次のプロパティを設定します。
      プロパティ
      可用性ゾーン
      現在のリージョンの可用性ゾーンを選択します。
      VPC CIDR
      VPCを作成するIPアドレスを指定するCIDRブロックを入力します。
      サブネットCIDR
      選択した可用性ゾーン内のサブネットのIPアドレスを指定するCIDRブロックを入力します。
      許可されたリモートアクセスCIDR
      Secure AgentをインストールできるIPアドレスを指定するCIDRブロックを入力します。
  12. [Amazon EC2の設定]
    で、次のプロパティを設定します。
    プロパティ
    キーペア名
    既存のEC2キーペアの名前を入力して、EC2インスタンスへの外部アクセスを有効にします。サーバーへのSSHアクセスには、対応するキーペアファイルが必要です。
    インスタンスタイプ
    EC2インスタンスのインスタンスタイプを選択するか、デフォルトのインスタンスタイプを受け入れます。
    デフォルトはm5.xlargeです。
    エラスティックIPアドレッシングの有効化
    エラスティックIPアドレスをEC2インスタンスに割り当てるか、デフォルトのアドレスを受け入れるかを選択します。
    デフォルトは[いいえ]です。
  13. [Informatica Intelligent Data Management Cloud(IDMC)アカウントの詳細]
    で、次のプロパティを設定します。
    プロパティ
    IDMC PODマスタURL
    IDMC PODマスタURLのデフォルト値を受け入れます。これは、
    Informatica Intelligent Cloud Services
    へのアクセスに使用するURLです。
    このURLを変更すると、スタックのデプロイメントが失敗する可能性があります。
    IDMCユーザー名
    Informatica Intelligent Cloud Services
    ユーザー名を入力します。
    IDMCユーザートークン
    コピーしたインストールトークンを貼り付けます。
    インストールトークンをコピーし忘れた場合は、
    Informatica Intelligent Cloud Services
    に切り替えて新しいトークンを生成できます。
    Secure Agentグループ名
    Secure Agentグループ名のデフォルト値を受け入れます。これは、作成しているランタイム環境の名前です。
  14. [スタックの作成]
    をクリックします。
    スタックの作成には数分かかります。スタックの作成を必ず監視し、発生する可能性のある問題に対処してください。CloudFormationスタックのトラブルシューティングの詳細については、AWSのマニュアルを参照してください。
    スタックが正常に作成されると、EC2インスタンスのステータスがCREATE_IN_PROGRESSからCREATE_COMPLETEに変わります。
  15. Informatica Intelligent Cloud Services
    [環境設定]
    ページで、
    [完了]
    をクリックします。
    IICSでランタイム環境が作成され、
    [ランタイム環境]
    ページに表示されます。
    保留中のSecure Agentの進行状況を確認するには、
    [ランタイム環境]
    ページで
    [Cloud Secure Agentの管理]
    をクリックします。統計がページの上部に表示されます。
Secure Agentサービスが起動するまでに数分かかります。Secure Agentを使用する準備が整うと、ステータスが[環境設定を保留中]から[稼働中]に変わります。更新されたステータスを表示するには、ページの更新が必要になる場合があります。