アドレスバリデータポートリファレンス

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照合コード

入力レコードごとにアドレス検証プロセスの結果を要約する出力ポートです。アドレス検証プロセスは各入力レコードと、ユーザーがインストールしたアドレス参照データを比較します。

照合コード値は次の方法でアドレス検証プロセスを要約できます。

参照データ内のアドレスが入力アドレスと一致する場合、照合コード値は検証プロセスで定義された一致のタイプを示します。

参照データ内のアドレスが入力アドレスよりも精度が高いか、完全である場合、検証プロセスはこのアドレスを更新します。照合コード値は検証プロセスで実行された更新のタイプを示します。

入力アドレスが参照データ内の複数のアドレスと一致する場合、検証プロセスは複数のアドレス提案を返すことがあります。照合コード値は、検証プロセスで生成される提案のタイプを示します。

検証プロセスが入力アドレスと参照データを照合できない場合、照合コード値は検証に失敗した理由を示します。

照合コード値が検証後のアドレスの品質または配達可能性を示すとは限りません。アドレス検証プロセスでアドレスが検証または更新された場合は、アドレス品質の一般的な指標として照合コード値を使用できます。通常、照合コード値はデータ比較の結果を示します。アドレス検証レベルを直接示すことはありません。

Address Verificationソフトウェアライブラリのプロセスステータスフィールドに、照合コード値が表示されます。

照合コードの用途

照合コード値を選択すると、アドレスレコードごとにアドレス検証プロセスの結果を表すコードを表示できます。

照合コードポートは、要素の結果ステータスポートと共に使用します。要素の結果ステータスは、各出力ポートのデータの有効性に関する詳細情報を提供します。

ポートの場所

以下の表に、照合コードポートの位置とデフォルトの精度を示します。

ポートタイプ	ポートグループ	テンプレートモデル	精度
出力	ステータス情報	基本	4

照合コードの出力コード

次の表に、照合コード出力値を示し、値を返すプロセスモードを識別します。

コード	説明
A1	アドレスコードルックアップにより、入力コード内に部分的なアドレスまたは完全なアドレスが見つかりました。
A0	アドレスコードにより、入力コード内にアドレスが見つかりませんでした。
C4	修正済み。郵送に関連する要素すべてが確認されています。
C3	修正済み。いくつかの要素が確認できません。
C2	修正済みですが、参照データが存在しないため、配達ステータスが不明です。
C1	修正済みですが、ユーザーの標準化によって誤りが生じたため配達ステータスは不明です。
I4	データを完全に修正できませんが、参照データに１つの一致があります。
I3	データを完全に修正できませんが、参照データに複数の一致があります。
I2	データを修正できません。バッチモードで部分的に提案されたアドレスが返されます。
I1	データを修正できません。バッチモードでアドレスを提案できません。
N7	検証エラーです。単一行の検証がロック解除されていないため、検証されませんでした。
N6	検証エラーです。宛先の国で単一行の検証がサポートされていないため、検証されませんでした。
N5	検証エラーです。参照データベースが古すぎるため、検証を行えませんでした。
N4	検証エラーです。参照データが破損しているか不正なフォーマットのため、検証を行えませんでした。
N3	検証エラーです。国データのロック解除ができないため、検証を行えませんでした。
N2	検証エラーです。要求された参照データベースが利用できないため、検証を行えませんでした。
N1	検証エラーです。国が認識できなかったかサポートされていないため、検証を行えませんでした。
Q3	提案リストモード。アドレス検証では、入力アドレスに対応するアドレス参照データから完全なアドレスを1つ以上取得できます。
Q2	提案リストモード。アドレス検証では、入力アドレスの要素とアドレス参照データ内の要素を組み合わせて、完全なアドレスを作成できます。
Q1	提案リストモード。アドレスの検証は、完全なアドレスを提案できません。完全なアドレス提案を生成するには、入力アドレスにデータを追加します。
Q0	提案リストモード。提案を生成するための十分な入力データがありません。
RB	略称によって国が認識されました。ISOの2文字とISOの3文字の国コードを認識します。ドイツを表す「GER」のような一般的な略称も認識できます。
RA	トランスフォーメーション内の国を強制的に適用設定によって国が認識されました。
R9	トランスフォーメーション内のデフォルトの国設定によって国が認識されました。
R8	国名によって国が認識されました。
R7	国名によって国が認識されましたが、トランスフォーメーションによって国データ内にエラーが識別されました。
R6	地域データによって国が認識されました。
R5	都道府県のデータによって国が認識されました。
R4	主要な都市データによって国が認識されました。
R3	住所フォーマットによって国が認識されました。
R2	スクリプトから国が認識されました。
R1	使用できる一致が複数あるため、国が認識されませんでした。
R0	国が認識されません。
S4	解析モード。住所は完全に解析されました。
S3	解析モード。住所は解析され、複数の結果が返されました。
S1	解析モード。入力フォーマットの不一致のため解析エラーが発生しました。
V4	検証済み。入力されたデータは正確です。アドレス検証が郵送に関連する要素すべてを確認した結果、入力は完全に一致しました。
V3	検証済み。入力データは正しいですが、一部あるいは全部の要素が標準化されていたか、入力データに古い名前あるいは外名が含まれています。
V2	検証済み。入力データは正確ですが、参照データが完全ではないため、一部の要素を検証できません。
V1	検証済み。入力されたデータは正確ですが、ユーザーによる標準化が配達可能性を低下させています。たとえば、ポストコードの長さが短すぎます。