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  1. 概要
  2. PowerExchange Client for PowerCenter(PWXPC)
  3. PowerExchange ODBC
  4. PowerCenter用のPowerExchangeインタフェースのヒント
  5. データ型とコードページ
  6. PowerCenter用のPowerExchangeインタフェースのトラブルシューティング

PowerCenter用のPowerExchangeインタフェース

PowerCenter用のPowerExchangeインタフェース

Microsoft SQL Server CDCアプリケーション接続

Microsoft SQL Server CDCアプリケーション接続

Microsoft SQL Serverソースから
リアルタイム
抽出モードで、またはPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)のログファイルからバッチ抽出モードまたは継続抽出モードで変更データを抽出するには、CDCアプリケーション接続を設定します。
以下の表に、CDC変更およびMSSQL CDCリアルタイムのアプリケーション接続タイプの接続属性を示します。
接続属性
必須かどうか
変更またはリアルタイム
説明
名前
前後方向
アプリケーション接続の名前。
コードページ
前後方向
ソースデータベースからデータを抽出するためにPowerCenter統合サービスが使用するコードページ。
Unicodeモードでは、PWXPCはPowerExchange dbmover.cfg構成ファイルのコードページ指定の代わりに、このコードページを使用します。
場所
前後方向
PowerExchange dbmover.cfg構成ファイルのNODE文で指定されたソースデータベースまたはターゲットデータベースの場所。
ユーザー名
前後方向
SQL Serverデータベースへのアクセスに使用できるユーザー名。
パスワード
前後方向
指定されたユーザー名のパスワード。
圧縮
×
前後方向
このオプションは、PowerCenterセッション中にソースデータを圧縮する場合に選択します。
暗号化タイプ
前後方向
暗号化タイプ。暗号化タイプの詳細については、暗号化と圧縮の設定を参照してください。
デフォルトは[なし]です。
暗号化レベル
×
前後方向
暗号化レベル。暗号化レベルの詳細については、暗号化と圧縮の設定を参照してください。
デフォルトは1です。
ペーシングサイズ
前後方向
ペーシングサイズ。ぺーシングサイズの設定の詳細については、ペーシングの設定を参照してください。
デフォルトは0です。
行として解釈
×
前後方向
ペーシングサイズが行数かどうかを制御します。
イメージタイプ
×
前後方向
CDCセッションにPWXPCがキャプチャした更新操作を更新として渡すか、削除後の挿入として渡すかを示します。
デフォルトは[BA]で、更新を削除後の挿入として処理します。
詳細については、イメージタイプの設定を参照してください。
アプリケーション名
×
前後方向
アプリケーション名。
RestartTokenファイルフォルダ
前後方向
再起動トークンフォルダ。
デフォルトは、$PMRootDir/Restartです。
詳細については、CDCリスタート属性の設定を参照してください。
再起動トークンファイル名
×
前後方向
再起動トークンのファイル名。
RestartTokenファイルを保持するための実行数
×
前後方向
保持する再起動トークンファイルのバックアップコピーの最大数。
デフォルトは0です。
リカバリキャッシュフォルダ
×
前後方向
セッションのリカバリを有効にするファイルキャッシュフォルダ。
デフォルトは、$PMRootDir/Cacheです。
UOWカウント
×
前後方向
PWXPCがPowerCenterにコミット要求を送信してCDCセッション内のすべてのターゲットにデータをコミットする前に処理する作業単位(UOW)の数。
有効な値は以下のとおりです。
-1
。この属性を無効にします。
0
。この属性を無効にします。
n
。PWXPCがコミット要求を送信する前に処理するUOWの数を指定します。
デフォルトは1です。
詳細については、UOWカウントの設定を参照してください。
Readerの時間制限
×
リアルタイム
PowerCenter統合サービスがソースからデータを読み取ってから停止するまでの秒数。
「0」を入力した場合、読み取り時間は
[Readerの時間制限]
属性によって制限されません。これは、テストのみを目的とする属性です。
[Readerの時間制限]
の代わりに
[アイドル時間]
を使用できます。
デフォルトは0です。
アイドル時間
×
リアルタイム
変更ログの最後に達した(この状態はメッセージPWX-09967で示されます)後で、PowerExchangeリスナがEOF(ファイルの終わり)を返す前にアイドルのままで保たれる秒数。
有効な値は以下のとおりです。
-1
。EOFは返されません。セッションは継続して実行されます。
0
。ログの最後でEOFが返されます。セッションは正常に終了します。
n
。EOFが返されるまでの秒数。
デフォルトは-1です。
詳細については、アイドル時間の設定を参照してください。
リアルタイムフラッシュ待ち時間(ミリ秒単位)
×
リアルタイム
PWXPCがPowerCenterにコミット要求を送信するまで待機しなければならない時間(ミリ秒)。この期間を経過すると、PWXPCは引き続き現在のUOW内の変更をUOWの最後に達するまで読み込みます。その後、データをターゲットにコミットできるように、PWXPCがPowerCenterにコミット要求を送信します。
有効な値は以下のとおりです。
-1
。この属性を無効にします。
0~86400
。PWXPCがPowerCenterにコミット要求を送信するまで待機しなければならない時間(ミリ秒)を指定します。0~2000の値を指定すると、PWXPCは2000ミリ秒(2秒)を使用します。
デフォルトは0です。
詳細については、PWX待ち時間とリアルタイムフラッシュ待ち時間の設定を参照してください。
PWX待ち時間(秒単位)
×
リアルタイム
ソースプラットフォーム上のPowerExchange抽出処理で、PowerCenter統合サービスマシン上のPWXPCに制御が返される前に、変更データのために待機する最大秒数。
デフォルトは2です。
コミットあたりの最大行数
×
前後方向
PWXPCがPowerCenterにコミット要求を送信してCDCセッション内のすべてのターゲットにデータをコミットする前に処理する変更レコードの最大数。PWXPCでは、変更データがコミットされるUOWの境界を待機しません。
デフォルトは0であり、この属性が無効化されます。
詳細については、コミットあたりの最大行数の設定を参照してください。
コミットあたりの最小行数
×
リアルタイム
PowerExchangeリスナがコミットレコードをPWXPCに渡す前に、変更ストリームから読み取る必要がある変更レコードの最小数。この最小数に達するまで、PowerExchangeリスナは変更レコードだけをPWXPCに渡し、コミットレコードを破棄します。
デフォルトは0であり、この属性が無効化されます。
詳細については、コミットあたりの最小行数の設定を参照してください。
文字データを文字列に変換
×
前後方向
データに埋め込まれたNULLがスペースとして処理されるように、文字フィールドを文字列フィールドに変換するかどうかを制御します。
デフォルトでは、この属性は選択されていません。
詳細については、文字データの文字列への変換を参照してください。
イベントテーブル
×
リアルタイム
イベント処理に使用されるPowerExchange抽出マップ名。
詳細については、イベントテーブル処理の設定を参照してください。
オフロード処理
×
リアルタイム
PowerExchangeがCDCオフロード処理を使用するかどうかを制御します。オフロード処理が有効化されている場合、PowerExchangeは、変更データのカラムレベルの処理をソースシステムからPowerCenter統合サービスマシンに移します。
有効な値は以下のとおりです。
  • ×
    。オフロード処理を無効化します。
  • 。オフロード処理を有効化します。
  • 自動
    。オフロード処理を使用するかどうかがPowerExchangeによって決定されます。
デフォルトは[いいえ]です。
オフロード処理の詳細については、
『PowerExchange CDCガイド(Linux、UNIX、Windows用)』
を参照してください。
ワーカスレッド
×
リアルタイム
CDCオフロード処理を使用する場合の、PowerExchangeがPowerCenter統合サービスマシンで変更データを処理するために使用するスレッドの数。
最適なパフォーマンスを得るためには、統合サービスマシンにインストールされているプロセッサまたはこのマシンで使用可能なプロセッサの数を超えないようにこの値を設定します。
有効な値は1~64です。
デフォルトは0です。
配列サイズ
×
リアルタイム
[ワーカスレッド]
値が0より大きい場合、スレッドのストレージ配列サイズを指定します(単位: レコード数)。
有効な値は1~5000です。
デフォルトは25です。
マップの場所
×
リアルタイム
PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)に対してリモートロギングを使用する場合のソース抽出マップの場所。この値は、統合サービスマシンのPowerExchange dbmover.cfg構成ファイルのNODE文で指定された場所のノード名である必要があります。
リモートロギングの詳細については、『
PowerExchange CDCガイド(Linux、UNIX、Windows版)
』を参照してください。
マップの場所のユーザー
×
リアルタイム
[マップの場所]
で値を指定した場合の、マップの場所に対する有効なユーザーID。
マップの場所のパスワード
×
リアルタイム
[マップの場所]
で値を指定した場合の、指定したマップの場所のユーザーの有効なパスワード。
CAPI接続名オーバーライド
×
リアルタイム
デフォルトのCAPI接続名をオーバーライドします。
詳細については、CAPI接続名オーバーライドの設定を参照してください。
ロッガーDBID
×
リアルタイム
PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)構成ファイルpwxcclで指定されているDBIDパラメータ値。
この値は、PowerExchangeロッガーで複数のパブリケーションデータベース内の記事の変更データを抽出する場合にのみ必要です。この場合は、PowerExchange dbmover.cfg構成ファイルでMSQL CAPI_CONNECTION文のMULTIPUBパラメータをYに設定する必要があります。設定しない場合、抽出に失敗します。
PWXログエントリの取得
×
前後方向
CDCセッションに関連するPowerExchange情報メッセージを、PWXPCがPowerCenterセッションログに書き込むかどうかを制御します。
デフォルトでは、PowerExchangeのエラーメッセージと警告メッセージはセッションログに書き込まれますが、情報メッセージは書き込まれません。
PWXオーバーライド
×
前後方向
PowerExchange接続のオーバーライド値をセミコロンで区切って指定します。以下のオプションのオーバーライドを1つ以上入力できます。
  • APPBUFSIZE=
    app_buf_size
    。接続のアプリケーションバッファの初期サイズを指定します。DBMOVER構成ファイルのAPPBUFSIZEの値をオーバーライドします。
  • CONNECTSTRINGCODEPAGE=
    code_page
    。接続文字列の文字のコードページ。PowerExchangeがメッセージPWX-07610を発行する場合、このオーバーライドを入力します。
  • LOWVALUES={Y|
    N
    }。PowerCenterのセッションにこれらの値を渡すときに、PowerExchangeにより、ソース文字フィールドに
    低値
    と呼ばれる16進数の「0」の値が保持されるかどうかを示します。「Y」を入力すると、低値が保持されます。セッションが実行されると、PWXPCは、z/OS上のVSAMターゲット、またはLinux、UNIX、Windows、z/OS上のシーケンシャルファイルターゲットにこれらの値を書き込むことができます。DBMOVER構成ファイル内のLOWVALUESをオーバーライドします。
  • PWXNOQUOTES={Y|
    N
    }。デフォルトでは、PWXPCがセッション処理用のデータを選択するために使用するSQL SELECT文で、スペースや特殊文字が含まれるすべてのテーブル名やフィールド名の前後に二重引用符(")が追加されます。この場合の特殊文字とは、
    /+-=~`! %^&*()[]{}';?,< >\\|
    です。テーブルが
    schema
    .
    table_name
    という形式によりスキーマ名とテーブル名の両方で識別される場合、PWXPCは「
    table_name
    」値の前後にだけ引用符を追加します。
    ご使用の環境で、何らかの理由で引用符付きのテーブル名やフィールド名を使用できない場合、PWXNOQUOTESにYを設定してデフォルトの動作をオーバーライドします。
  • RETLOGINFOMSG={
    N
    |Y}。デフォルトでは、PWXPCはセッションログにPowerExchangeのエラーメッセージと警告メッセージを書き込みますが、情報メッセージは書き込みません。RETLOGINFOMSG=Yを指定すると、PWXPCは、エラーメッセージと警告メッセージとともに情報メッセージをセッションログに書き込みます。
    RETLOGINFOMSG接続オーバーライドは、[PWXログエントリの取得]接続属性に相当します。
  • TCPIP_OP_TIMEOUT=
    network_operation_timeout
    。ネットワーク操作タイムアウト間隔(秒単位)。このタイムアウトオーバーライドの詳細については、Asynchronous Network Communicationを参照してください。
  • TCPIP_CON_TIMEOUT=
    connection_timeout
    。接続タイムアウト間隔(秒単位)。このタイムアウトオーバーライドの詳細については、Asynchronous Network Communicationを参照してください。
接続再試行期間
×
前後方向
最初の接続試行が失敗した後、PowerCenter統合サービスがPowerExchangeリスナへの再接続を試行する秒数。統合サービスが再試行期間内にPowerExchangeリスナに接続できなかった場合、セッションは失敗します。
デフォルト値は0であり、このPWXPC接続属性に基づいて接続の再試行を無効にします。
PowerExchangeリスナのソースデータベースへの接続には、接続レジリエンスはありません。