目次

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  1. はじめに
  2. パート 1: 概要
  3. パート 2: PowerExchange Client for PowerCenter(PWXPC)
  4. パート 3: PowerExchange ODBC
  5. 付録 A: PowerCenter用のPowerExchangeインタフェースのヒント
  6. 付録 B: データ型とコードページ
  7. 付録 C: PowerCenter用のPowerExchangeインタフェースのトラブルシューティング

PowerExchange Interfaces for PowerCenter

PowerExchange Interfaces for PowerCenter

PWXPCのリスタートおよびリカバリの使用

PWXPCのリスタートおよびリカバリの使用

CDCセッションの場合、PowerCenterおよびPowerExchangeのリスタートおよびリカバリの機能を使用するには、セッションプロパティで
[最終チェックポイントから再開]
のリカバリ戦略を選択する必要があります。このリカバリ戦略を有効にすると、PowerCenter統合サービスはターゲットテーブルデータをリカバリすることができ、PWXPCはCDCリスタート情報をリカバリすることができます。
PowerExchangeは、変更ストリームの特定のスタートポイントを記述するCDCリスタートトークンを提供します。リレーショナルターゲットの場合、PWXPCはリスタートトークンをターゲットデータベース内のリカバリ状態テーブルに格納します。非リレーショナルターゲットの場合、PWXPCはPowerCenter Integration Serviceマシン上のリカバリ状態ファイルにリスタートトークンを格納します。
PWXPCは、
[最終チェックポイントから再開]
リカバリ戦略を有効にした場合に次のメッセージを発行します。
PWXPC_12094 [
process_id
] Advanced GMD recovery in effect. Recovery is automatic.
このリカバリ戦略を有効にすると、エラーが発生した後でPWXPCはウォームスタートされたセッションを自動的にリカバリできます。
[最終チェックポイントから再開]
リカバリ戦略を使用する場合、以下の考慮事項が適用されます。
  • PowerCenter高可用性(HA)システムがある場合、CDCワークフロー用にHAリカバリを有効にする必要があります。有効にしないと、CDCセッションをウォームスタートしたときに、リスタートエラーが発生し、セッションをコールドスタートする必要があります。CDCワークフロー用にHAリカバリを設定してこのエラーを回避するには、Workflow Managerで、ワークフローの
    [プロパティ]
    タブに移動し、
    [HAリカバリを有効にする]
    オプションを選択します。
  • セッションで以下のトランスフォーメーションタイプのいずれかを使用する場合、トランスフォーメーションの
    [出力は確定的]
    オプションを選択する必要があります。
    • 外部プロシージャトランスフォーメーション
    • HTTPトランスフォーメーション
    • Javaトランスフォーメーション
    • ソース修飾子トランスフォーメーション
    • SQLトランスフォーメーション
    • ストアドプロシージャトランスフォーメーション
    • 構造化されていないデータトランスフォーメーション
    ルックアップトランスフォーメーションを使用する場合、代わりにトランスフォーメーションの
    [ルックアップソースは静的です]
    または
    [ルックアップキャッシュパーシステント]
    オプションを選択します。
    [最終チェックポイントから再開]
    リカバリ戦略を使用する場合に
    [出力は確定的]
    オプションまたはトランスフォーメーションの
    [ルックアップソースは静的です]
    または
    [ルックアップキャッシュパーシステント]
    オプションを選択しないと、Workflow ManagerでCDCセッションを検証できません。
  • ファイルライタを使用してCDCデータを同じセッションのフラットファイルや、リレーショナルターゲットなどの他のターゲットタイプに書き込む場合、[最終チェックポイントから再開]リカバリ処理を有効にしないでください。有効にすると、リスタートトークンが悪影響を受け、データの損失または重複を招く場合があります。
  • [最終チェックポイントから再開]
    リカバリ戦略を有効にしてセッションを実行し、セッションが失敗した場合、セッションをリスタートする前にマッピング、セッション、または状態情報を変更しないでください。これらを変更すると、PWXPCはリカバリを確実に実行できなくなるおそれがあります。
  • PowerCenter統合サービスは、セッションを再開するときに、各ソース、ターゲット、およびトランスフォーメーションの状態など、操作のセッション状態をリストアします。PWXPCはPowerCenter統合サービスと連携し、どれくらいのソースデータを再処理する必要があるかを判別します。