目次

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  1. はじめに
  2. パート 1: 概要
  3. パート 2: PowerExchange Client for PowerCenter(PWXPC)
  4. パート 3: PowerExchange ODBC
  5. 付録 A: PowerCenter用のPowerExchangeインタフェースのヒント
  6. 付録 B: データ型とコードページ
  7. 付録 C: PowerCenter用のPowerExchangeインタフェースのトラブルシューティング

PowerCenter用のPowerExchangeインタフェース

PowerCenter用のPowerExchangeインタフェース

空のファイルの作成

空のファイルの作成

PowerExchangeでは、空のシーケンシャルファイル、または世代別データグループ(GDG)の新しい世代を自動的に作成できます。
空のシーケンシャルファイル、またはGDGの世代を作成するには、PowerExchangeソースまたはターゲットの
[Pre SQL]
または
[Post SQL]
セッションプロパティでCREATEFILEコマンドをコーディングします。PowerCenterは、コマンドがコーディングされたソースまたはターゲットの接続情報を使用して、CREATEFILEコマンドをPowerExchangeに渡します。PowerExchangeは、コマンドを処理してファイルを作成します。
セッションの実行前にファイルを作成するには、
[Pre SQL]
プロパティでCREATEFILEコマンドをコーディングします。セッションの実行後にファイルを作成するには、
[Post SQL]
プロパティでCREATEFILEコマンドをコーディングします。
PowerExchangeターゲットがあるPowerCenterセッションは、CREATEFILEコマンドをコーディングしない場合でも、新しいフラットファイルまたはシーケンシャルデータセットを作成できます。セッションで最初のレコードがファイルに書き込まれるときに、そのファイルが存在しない場合は、PowerExchangeによってファイルが作成されます。このファイルの作成時には、セッションプロパティに指定するデータセット割り当て属性が使用されます(該当する場合)。ただし、セッションでレコードがファイルに書き込まれないと、PowerExchangeによってファイルが作成されません。この場合、後でワークフローのタスクでファイルが存在する必要があると、タスクは失敗します。
CREATEFILEコマンドには以下の規則およびガイドラインが適用されます。
  • [Pre SQL]
    または
    [Post SQL]
    プロパティが利用できるPowerExchange接続を使用するソースまたはターゲットでは、CREATEFILEコマンドをコーディングできます。
  • コマンドでコーディングしたファイル名に対してPowerExchangeデータマップまたはPowerCenterソース定義またはターゲット定義を作成する必要はありません。
  • i5/OSまたはz/OS上でファイルを作成する場合、CREATEFILEコマンドで割り当てパラメータをコーディングして、ファイルの割り当て情報を指定できます。それ以外の場合は、ファイルを割り当てるPowerExchangeリスナで、DBMOVER構成ファイルの割り当て値が使用されるか、デフォルト値が使用されます。
    PowerExchangeではセッションの実行前または実行後にファイルが作成されるため、非リレーショナルソースまたはターゲットのセッションプロパティで指定されている割り当て情報は使用されません。
  • i5/OS、Linux、UNIX、Windowsシステムで、CREATEFILEコマンドは、アペンドモードで開くファイルを作成するため、ファイルのコンテンツは消去されません。
  • z/OSシステムで、ファイルが既に存在する場合は、CREATEFILEコマンドは失敗します。
  • 場合によっては、
    [接続ごとにPre SQLを1回実行]
    属性を
    [Pre SQL]
    属性とともに指定する必要があります。以下のいずれかの場合に、
    [接続ごとにPre SQLを1回実行]
    属性を選択します。
    • ライタのパーティション化を使用するセッションの
      [Pre SQL]
      属性でCREATEFILE文を指定します。
      [接続ごとにPre SQLを1回実行]
      を選択しない場合、セッションはパーティションごとに文を1回実行しようとします。
    • 複数レコードの書き込みを実行するセッションの
      [Pre SQL]
      属性で、GDGの新しい世代または空のファイルを作成するCREATEFILE文を指定します。
      [接続ごとにPre SQLを1回実行]
      を選択しない場合、セッションはセッションが書き込むレコードごとに、世代を作成するか新しい空のファイルを作成しようとします。
  • [PWXログエントリの取得]
    接続属性を選択すると、情報メッセージを含むCREATEFILEコマンドからのすべてのメッセージ出力をPowerCenterセッションログに書き込みます。デフォルトではこの属性は選択されておらず、エラーおよび警告メッセージのみがセッションログに書き込まれます。