目次

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  1. はじめに
  2. パート 1: 概要
  3. パート 2: PowerExchange Client for PowerCenter(PWXPC)
  4. パート 3: PowerExchange ODBC
  5. 付録 A: PowerCenter用のPowerExchangeインタフェースのヒント
  6. 付録 B: データ型とコードページ
  7. 付録 C: PowerCenter用のPowerExchangeインタフェースのトラブルシューティング

PowerCenter用のPowerExchangeインタフェース

PowerCenter用のPowerExchangeインタフェース

非同期ネットワーク通信

非同期ネットワーク通信

PowerExchangeでは、PowerExchangeクライアントとPowerExchange Listener間でのデータの送受信操作すべてに非同期ネットワーク通信が使用されます。 非同期通信では、PowerExchangeはネットワーク処理とデータ処理用に別々のスレッドを使用して、ネットワーク処理とデータ処理が重なるようにします。
失敗した接続の試行と失敗した接続を検出するために、PowerExchangeでは、ハートビートタイムアウト処理などいくつかのタイムアウト処理のタイプが用意されています。非アクティブな期間、PowerExchangeクライアントとPowerExchange Listenerのネットワークスレッドでは、ハートビートデータの送受信が行われます。ハートビートデータまたはハートビート以外のデータがハートビートタイムアウト間隔中に送受信されない場合、PowerExchangeにより接続が切断されてエラーメッセージが発行されます。
ハートビート処理を含むPowerExchangeの非同期通信には、以下の利点があります。
  • ストリーミングデータ転送のセッションパフォーマンスの向上
  • 接続の失敗の早期検出
  • ほとんどの場合に設定を必要としないタイムアウト処理