目次

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  1. はじめに
  2. パート 1: 概要
  3. パート 2: PowerExchange Client for PowerCenter(PWXPC)
  4. パート 3: PowerExchange ODBC
  5. 付録 A: PowerCenter用のPowerExchangeインタフェースのヒント
  6. 付録 B: データ型とコードページ
  7. 付録 C: PowerCenter用のPowerExchangeインタフェースのトラブルシューティング

PowerCenter用のPowerExchangeインタフェース

PowerCenter用のPowerExchangeインタフェース

MVSバッチジョブをサブミットするためのDTLREXE

MVSバッチジョブをサブミットするためのDTLREXE

PowerExchangeにはDTLREXEというユーティリティプログラムが用意されており、PowerExchangeを実行している別のプラットフォーム上のプログラムをリモート実行するために使用できます。 このユーティリティのオプションに、MVSバッチジョブをリモートでサブミットできるSUBMITオプションがあります。
このユーティリティは、PowerCenterワークフローでPowerCenterコマンドタスクを使用して呼び出すことができます。 コマンドタスクは、スタンドアロンタスクまたはセッション実行前およびセッション実行後のコマンドのどちらかです。 どちらを選択するかは、実行する操作によって異なります。 スタンドアロンコマンドタスクはコーディングが1回で済み、多数のワークフローで使用できるため、繰り返し可能な関数で使用すると便利です。 他方のタスクでは、セッション実行前コマンドタスクが失敗した場合にセッションが失敗するように簡単に設定できます。
DTLREXE PROG=SUBMITで実行できるタスクのタイプの例を挙げると、次のようなものがあります。
  • セッションでデータベーステーブルにデータをロードする前に、そのテーブルを切り詰める。 これは、PowerCenterで切り詰めがサポートされていないデータベースタイプ(Adabasなど)の場合に役立ちます。
  • MVSベースのジョブスケジューラに、ワークフローの開始または終了を通知する。 ジョブスケジューラ製品の中にはバッチポスティングユーティリティが用意されているものもあり、このユーティリティをDTLREXEと併用してバッチジョブをサブミットできます。
  • データベースをフラットファイルにアンロードして、セッションで別のデータベースのロードに使用できるようにする。
  • セッションが正常に完了したときにDB2バルクロードファイルをクリーンアップする。
  • 完了するまで待機して一連のメッセージを返す必要がある任意のタイプのMBSバッチジョブをサブミットする。
[編集]-[コマンド]
ダイアログボックスで、コマンドを入力できます。 以下のコードは、セッション実行前コマンドとして入力したDTLREXE PROG=SUBMITコマンドの例です。
dtlrexe prog=submit loc=mvs fn=\"dtlusr.jcl(db2load)\" mode=(job,wait) output=dtlusr.output result=c:\submit\output\output.txt uid=user01 pwd=pass01
この例では、DTLREXEコマンドでmode=(job,wait)を指定しています。これは、DTLREXEがジョブが完了するまで待機することを意味します。 その後、このセッション実行前コマンドが完了するまでセッションが待機します。 [設定オブジェクト]の[エラー処理]セクションの
[セッション実行前のコマンドタスクのエラー]
フィールドで、セッション実行前コマンドのエラーの処理方法を指定できます。
WAITモードを要求する場合は、DTLREXEによってサブミットされるジョブに適切なDTLNTSステップが含まれていることを確認します。 PowerExchange RUNLIBのメンバDTLREXEに、必要なDTLNTSステップを含む、DTLREXEで使用するサンプルJCLが格納されています。
DTLREXEでバッチジョブをサブミットするためにスタンドアロンコマンドタスクを使用する場合、成功したか失敗したかを確認するためのセッション設定オプションはありません。 次のセッションでコマンドタスクのステータスをテストする場合は、Workflow Managerで利用可能なタスク固有のワークフロー変数PrevTaskStatusまたはStatusのいずれかを使用する必要があります。 これらの変数は、ワークフロー内のタスクのステータスをテストするためにリンク条件で使用できます。
リンク条件は、DTLREXEコマンドタスクとその接続先のs_bulk_db2demo123_db2demoabcセッション間のリンクをダブルクリックして作成します。 この操作によって式エディタが呼び出され、DTLREXEコマンドタスクが成功したことを確認するためのテストを追加できます。