これらのトランスフォーメーションに対してキャッシュサイズを設定できます。キャッシュサイズによって、データ統合サービスがマッピングの実行開始時に各トランスフォーメーションに割り当てるメモリ量が決まります。

キャッシュサイズがマシン上で使用可能なメモリよりも大きい場合は、データ統合サービスが十分なメモリを割り当てることができず、マッピングの実行が失敗します。

キャッシュサイズがトランスフォーメーションの実行に必要なメモリ量よりも小さい場合、データ統合サービスはトランスフォーメーションの一部をメモリで処理して、オーバーフローしたデータをキャッシュファイルに格納します。データ統合サービスがキャッシュファイルをディスクにページングすると、処理時間が長くなります。最適なパフォーマンスのため、データ統合サービスがメモリですべてのトランスフォーメーションを処理できるようにキャッシュサイズを設定します。

デフォルトでは、データ統合サービスは割り当て可能なメモリの最大量に基づいて、実行時に必要なメモリを自動的に計算します。自動キャッシュモードでマッピングを実行すると、トランスフォーメーションのキャッシュサイズを調整できます。マッピングログでトランスフォーメーション統計を分析し、最適なパフォーマンスに必要なキャッシュサイズを決定して、トランスフォーメーションに固有のキャッシュサイズを設定します。