SQLトランスフォーメーションはリレーショナルデータベースに接続してストアドプロシージャを実行します。SQLトランスフォーメーションは、Oracle、IBM DB2、Microsoft SQL Server、Sybase、およびODBCからストアドプロシージャを呼び出すことができます。 ストアドプロシージャはデータベース内に保管されていて、データベース内で実行されます。

ODBC接続を作成して、Sybaseデータベースからストアドプロシージャを呼び出します。 Windows以外のオペレーティングシステムのMicrosoft SQL Serverデータベースからストアドプロシージャを呼び出す場合も、ODBC接続を作成する必要があります。

ストアドプロシージャとは、Transact-SQLやPL-SQLなどのデータベースプロシージャ文からなる事前コンパイルされた集合です。ストアドプロシージャの構文は、データベースに基づいて変わります。

ストアドプロシージャを使用して、以下の作業を実行できます。

データをターゲットデータベースにロードする前にターゲットデータベースの状態をチェックする。
データベース内に十分な領域があるかどうかを調べる。
特殊な計算を行う。
値でデータを取得する。
インデックスを削除および再作成する。

ストアドプロシージャを使うことで、本来ならトランスフォーメーションに含めるようなクエリまたは計算を行うことができます。たとえば、十分にテストした消費税計算用ストアドプロシージャがあれば、同じ計算を式トランスフォーメーションで再作成せずに、そのストアドプロシージャを使用して計算してもかまいません。

ストアドプロシージャは、入力を受け付けてから行の結果セットを返すことができます。ストアドプロシージャは、入力を必要とせず出力を返さないDDLタスクを実行することができます。

SQLトランスフォーメーションを設定して、複数のストアドプロシージャを実行することができます。設定した各ストアドプロシージャに対して、ストアドプロシージャのパラメータを照合するようにトランスフォーメーションのポートを設定します。各ストアドプロシージャがデータを出力ポートに戻すことができます。

ストアドプロシージャを含んだデータベースにはユーザー権限があります。データベースに対してストアドプロシージャを実行するには、権限を持っている必要があります。