EARファイルがJBoss環境で許可される時間内にデプロイされない。
オペレーションルリファレンスストアの数が増えると、EARファイルのデプロイメント時間も長くなります。EARファイルのデプロイメント時間が、JBoss環境で許可される時間を超えると、アップグレードは失敗します。
この問題を解決するには、EARファイルのデプロイメント時間に対応するように、許可されるデプロイメント時間を増やします。許可される時間のデフォルトは600秒です。
deploy.wait.time
プロパティ(次のディレクトリの
build.properties
ファイル内)の値を増やします。
<infamdm installation directory>/hub/server/bin
次のディレクトリに移動します。
<JBoss installation directory>/standalone/configuration
standalone-full.xml
ファイルに次のコードを設定してタイムアウト値を増やします。
<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:deployment-scanner:1.1">
<deployment-scanner path="deployments" relative-to="jboss.server.base.dir" scan-interval="5000" deployment-timeout="1200"/>
</subsystem>
Hubサーバーのアップグレードが失敗しました。
この問題を解決するには、EARファイルを再デプロイしてHubサーバーのアップグレードを再試行します。
JBoss環境でJBossの実行中に
standalone-full.xml
ファイルの中のデータソースの設定を手動で変更すると、
patchInstallSetup
スクリプトを実行したときに設定の変更が失われます。
次のディレクトリに移動します。
<
MDM Hub installation directory: MDM Hubのインストールディレクトリ
>/hub/server
次のコマンドを実行して、Hubサーバーアプリケーションをデプロイし、アプリケーションサーバーの設定に変更を適用します。
使用する環境に埋め込みActiveVOSがない場合は、コマンドにActiveVOSのユーザー名とパスワードを含める必要はありません。
UNIXの場合:
patchInstallSetup.sh -Dweblogic.password=<WebLogic password> -Ddatabase.password=<MDM Hub Master database password> -Davos.username=<ActiveVOS Console username> -Davos.password=<ActiveVOS Console password> -Davos.jdbc.database.password=<ActiveVOS database password>
patchInstallSetup.sh -Dwebsphere.password=<WebSphere password> -Ddatabase.password=<MDM Hub Master database password> -Davos.username=<ActiveVOS Console username> -Davos.password=<ActiveVOS Console password> -Davos.jdbc.database.password=<ActiveVOS database password>
patchInstallSetup.sh -Ddatabase.password=<MDM Hub Master database password> -Davos.username=<ActiveVOS Console username> -Davos.password=<ActiveVOS Console password> -Davos.jdbc.database.password=<ActiveVOS database password>
patchInstallsetup.sh -Ddatabase.password=<MDM Hub Master database password> -Davos.username=<ActiveVOS Console username> -Davos.password=<ActiveVOS Console password> -Davos.jdbc.database.password=<ActiveVOS database password>
UNIXでパスワードに感嘆符(!)を含める場合、感嘆符の前にバックスラッシュを付ける必要があります 。例えば、パスワードが
!!cmx!!
の場合は、
\!\!cmx\! \!
と入力します。
Windowsの場合:
patchInstallSetup.bat -Dweblogic.password=<WebLogic password> -Ddatabase.password=<MDM Hub Master database password> -Davos.username=<ActiveVOS Console username> -Davos.password=<ActiveVOS Console password> -Davos.jdbc.database.password=<ActiveVOS database password>
patchInstallSetup.bat -Dwebsphere.password=<WebSphere password> -Ddatabase.password=<MDM Hub Master database password> -Davos.username=<ActiveVOS Console username> -Davos.password=<ActiveVOS Console password> -Davos.jdbc.database.password=<ActiveVOS database password>
patchInstallSetup.bat -Ddatabase.password=<MDM Hub Master database password> -Davos.username=<ActiveVOS Console username> -Davos.password=<ActiveVOS Console password> -Davos.jdbc.database.password=<ActiveVOS database password>
patchInstallsetup.bat -Ddatabase.password=<MDM Hub Master database password> -Davos.username=<ActiveVOS Console username> -Davos.password=<ActiveVOS Console password> -Davos.jdbc.database.password=<ActiveVOS database password>
ActiveVOSコンソールの資格情報は、アプリケーションサーバーの管理者ユーザーの資格情報と同じです。
ActiveVOSデータベースの資格情報は、create_bpmスクリプトを実行するために使用した資格情報と同じです。
WebLogic環境でプロセスサーバーのアップグレードが失敗しました。
WebLogic環境でプロセスサーバーをアップグレードする場合、次のエラーでアップグレードが失敗することがあります。
Unable to start application, deployment error msg: weblogic.management.ManagementException: [Deployer:149196]Rejecting start request for application siperian-mrm-cleanse.ear because stop request is running for the application.
問題を解決するには、WebLogic管理コンソールを使用して
siperian-mrm-cleanse.ear
ファイルを手動でデプロイしてから、アプリケーションサーバーを再起動します。
プロセスサーバーのアップグレードが失敗しました。
この問題を解決するには、EARファイルを再デプロイしてプロセスサーバーのアップグレードを再試行します。
JBossの実行中に
standalone-full.xml
の中のデータソースの設定を手動で変更すると、
patchInstallSetup
スクリプトを実行したときに設定の変更が失われます。
次のディレクトリに移動します。
<
MDM Hub installation directory: MDM Hubのインストールディレクトリ
>/hub/cleanse
次のコマンドを実行して、プロセスサーバーアプリケーションをデプロイし、アプリケーションサーバーの設定に変更を適用します。
UNIXの場合:
patchInstallSetup.sh -Dweblogic.password=<
WebLogic password: WebLogicパスワード
> -Ddatabase.password=<
your database password: データベースパスワード
>
patchInstallSetup.sh -Ddatabase.password=<
your database password: データベースパスワード
>
patchInstallsetup.sh -Ddatabase.password=<
your database password: データベースパスワード
>
Windowsの場合:
patchInstallSetup.bat -Dweblogic.password=<
WebLogic password: WebLogicパスワード
> -Ddatabase.password=<
your database password: データベースパスワード
>
patchInstallSetup.bat -Ddatabase.password=<
your database password: データベースパスワード
>
patchInstallsetup.bat -Ddatabase.password=<
your database password: データベースパスワード
>
UNIXでパスワードに感嘆符(!)を含める場合、感嘆符の前にバックスラッシュを付ける必要があります 。例えば、パスワードが
!!cmx!!
の場合は、
\!\!cmx\! \!
と入力します。
Informaticaプラットフォームのアップグレードが失敗する。
オペレーショナル参照ストアをアップグレードする際、OracleでエラーORA-20005が生成される。
sip_ant updateorsdatabase
を実行するとエラーORA-20005が発生する場合は、以下の手順を実行します。
exec dbms_java.grant_permission(upper('ORS_USER'),'SYS:java.net.SocketPermission','*',
'connect,resolve');
次のコマンドを実行して、OracleにJavaクラスがロードされていることを確認します。
select dbms_java.longname(object_name), status from user_objects where object_type='JAVA CLASS';
これらのクラスがロードされていない場合は、次のコマンドを実行してこれらのクラスを再ロードします。
loadjava -verbose -force -resolve -oracleresolver -user &ors_name/&ors_passwd@&tns_name siperian-cleansecaller.jar
loadjava -verbose -force -resolve -oracleresolver -user &ors_name/&ors_passwd@&tns_name siperian-dbutil.jar
Hubストアのアップグレードが失敗しました。
部分的にアップグレードされたスキーマでHubストアのアップグレードを再実行することはできません。アップグレードが失敗した場合は、フルバックアップからデータベースをリストアし、Hubストアのアップグレードを再度実行します。
カラム名に予約語が含まれていることが原因でHubストアのアップグレードが失敗する場合は、名前を変更したカラムにデータを移行するスクリプトについて、Informaticaグローバルカスタマサポートにお問い合わせください。
英語以外のロケールを使用してアップグレードすると、一部のテーブルは英語で表示され、一部のテーブルはロケールの言語で表示される。
Hubストアデータベース環境を英語以外のロケールに設定する場合は、必ず文字セットをUnicodeに変更したうえで、アップグレードスクリプトを実行してMDM Hubマスターデータベースとオペレーショナル参照ストアをアップグレードします。アップグレード時に、テーブルのメタデータはすべて翻訳キーを使用して英語に翻訳されます。Unicode文字セットを選択していない場合は、一部のテーブルのみが翻訳されます。
HubコンソールがJBoss環境で起動できない
JBoss環境では、JBossアプリケーションサーバーが再起動しない場合、Hubコンソールを起動することはできません。MDM Hubにより、リポジトリレイヤが初期化されなかったことを示すエラーが生成されます。
問題を解決するには、バッチファイルで以下のコードを実行してJBossを再起動します。
rmdir C:\<JBoss installation directory>\standalone\tmp /s /q
mkdir C:\<JBoss installation directory>\standalone\tmp
C:\<JBoss installation directory>\bin\standalone.bat -c standalone-full.xml -b 0.0.0.0
HubコンソールがDB2環境で起動できない
DB2データソースを含むMDM Hub環境でHubコンソールが起動できず、以下のエラーが表示されたとします。
SIP-09070: SIP-10318: データアクセスエラーにより、ユーザーを取得できませんでした。
SIP-10324: データオブジェクトをロードしようとしたときに、予期せぬ例外が発生しました。java.lang.NullPointerException
この問題は、MDM Hubの管理者ユーザー名とアプリケーションサーバーの管理者ユーザー名における大文字と小文字の不一致によって発生します。例えば、MDM Hubの管理者ユーザーがDB2ADMIN(大文字)であるのに対し、アプリケーションサーバーの管理者ユーザーがdb2admin(小文字)である場合がこれに該当します。
この問題を解決するには、アプリケーションサーバーのユーザー名をMDM Hubのユーザー名と厳密に一致させる必要があります。
大文字と小文字の区別に関連する問題を回避するには、DB2用のユーザー名を定義する際にすべて大文字を使用することをお勧めします。
例えば、WebSphereを使用する場合には、ユーザー名をWebSphereコンソールで設定します。
WebSphereコンソールを開きます。
[リソース]>[データソース]>[siperian-cmx_system-ds]>[カスタムプロパティ]
.
[ユーザー]フィールドに
DB2ADMIN
と大文字で入力します。
[パスワード]フィールドにこのユーザーのパスワードを入力します。
[適用]
をクリックしてから
[保存]
をクリックします。
WebSphereを再起動します。
Hubコンソールを起動し、ログインします。
IDDでは、ユーザーが従来のデータビューを使用して、サブジェクト領域に基づくレコードを表示できない。
IDDのレコードを表示するデフォルトのページは、ビジネスエンティティに基づくエンティティビューです。
従来のデータビューを使用するには、
cmxserver.properties
ファイルで
dataview.enabled
を
true
に設定します。
詳細については、次のハウツー記事「
Migrating IDD Applications to the Business Entity Data Model
」を参照してください。
IDDがエラーSIP-BV-11500で失敗する。
次のエラーが発生すると、IDDが失敗することがあります。
SIP-BV-11500 Fatal Error Operational Reference Store localhost-orcl-MDM_SAMPLE does not have a workflow engine configured.Each Operational Reference Store must have a workflow engine configured for use with the IDD even if workflow will not be used.
この問題を解決するには、プライマリワークフローアダプタが構成されていることを確認します。
メタデータを検証するときに、オブジェクトがデータベースではなくメタデータに存在することを示すエラーが表示される。
リポジトリマネージャを使用して問題を修正すると、次のエラーが発生します。ORA-00955既存のオブジェクトによって名前がすでに使用されています。
この問題を解決するには、エラーが発生したテーブルに対して、プロキシロールの正しい権限が付与されていることを確認します。必要なアクセス許可の一覧を取得するには、エラーが発生しないテーブルを参照してください。
Windowsで、一致トークンの生成時に、エラーが発生する。
Generate Match Tokensプロセスで、クラス
ssa.ssaname3.jssan3cl
が初期化できないというエラーが返される。
SSA-NAME3のDLL(dynamic linked library)ファイルが含まれるディレクトリ
<MDM installation directory>/hub/cleanse/lib
へのパスがPATH環境変数に含まれているかを確認します。
MDM Hubの検索および一致を実行するプロセスサーバーにVisual Studio 2015のMicrosoft Visual C++再頒布可能パッケージがインストールされているかを確認します。
Visual Studio 2015のMicrosoft Visual C++再頒布可能パッケージがインストールされている場合は、依存性チェッカー(Dependency Walker(depends.exe)など)を使用して
jssan3cl.dll
をロードし、Visual C++再頒布可能パッケージが正常に適用されていることを確認します。
Visual Studio 2015のVisual C++再頒布可能パッケージには、Windows Serverにオペレーティングシステムパッチがインストールされていることが必要です。Visual C++再頒布可能パッケージをインストールする前に、オペレーティングシステム要件を確認します。たとえば、Windows Server 2012のベースラインバージョン以降、Visual C++再頒布可能パッケージを正常にインストールするには、オペレーティングシステムに約100個のパッチ(合計約2 GB)を適用する必要があります。
WebLogicアプリケーションサーバーのMicrosoft SQL Server環境でアップグレードを行った後に、Hubコンソールにログインできない。
Hubコンソールにログインすると、NULLポインタ例外が発生します。
この問題を解決するには、
<Microsoft SQL Server installation directory>\sqljdbc_4.0\enu\xa
にある
xa_install.sql
スクリプトで、削除コマンド、スキーマの作成コマンド、およびロールコマンドをコメントアウトします。スクリプトを実行して、アプリケーションサーバーを再起動します。
WebSphereアプリケーションサーバーにHubサーバーをインストールすると、アップグレードコンポーネントpatchInstallSetupが失敗する。
この問題を解決するには、ファイル
<WebSphere profile home>/properties/soap.client.props
を開いて
com.ibm.SOAP.requestTimeout
を大きくしてから、WebSphereサーバープロファイルを再起動します。
patchInstallSetup.bat
を再度実行します。
IBM AIX環境でHubサーバーをアップグレードするとき、entity360view.earファイルがデプロイに失敗する。
この問題を解決するには、
patchInstallSetup.sh
スクリプトを実行します。