目次

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  1. はじめに
  2. アップグレードの概要
  3. アップグレード前のタスク
  4. インストール前のタスク
  5. Hubストアのアップグレード
  6. Hubサーバーのアップグレード(インプレースアップグレード)
  7. プロセスサーバーのアップグレード(インプレースアップグレード)
  8. リソースキットのアップグレードインプレースアップグレード
  9. アップグレード後のタスク
  10. アプリケーションサーバーに対するActiveVOSのインストール後のタスク
  11. ビジネスエンティティアダプタ用のActiveVOSアップグレード後タスク
  12. サブジェクト領域アダプタ用のActiveVOSアップグレード後タスク
  13. トラブルシューティング
  14. アップグレードのFAQ(よくある質問)
  15. 既存のActiveVOSタスクの処理
  16. メタデータキャッシュの設定

Oracle用バージョン9.0.1または9.1.0からの アップグレード

Oracle用バージョン9.0.1または9.1.0からの アップグレード

環境の準備

環境の準備

次のタスクを実行して、環境を準備します。
アップグレードタスク
アップグレードプロセス
詳細
システム要件を満たすためのMDM環境の更新
クリーンアップグレードまたはインプレースアップグレード
オペレーティングシステム、アプリケーションサーバー、JDK、およびデータベースサーバーの更新が必要になる場合があります。システム要件については、本バージョンのMDM(
MDM Multidomain Edition
)の「製品可用性マトリックス」をInformatica Network(https://network.informatica.com/community/informatica-network/product-availability-matrices/overview%20)で参照してください。
選択したアップグレードプロセスに基づいて、次の手順のいずれかを実行します。
  • [クリーンアップグレード]
    。現在のMDMシステム要件を満たすマシンで新しい環境を準備します。
  • [インプレースアップグレード]
    。現在のMDMシステム要件に準拠するように、MDMを実行するマシンを更新します。
Visual Studio 2015のVisual C++再頒布可能パッケージのインストール(Windowsのみ)
クリーンアップグレードまたはインプレースアップグレード
Windowsシステムでは、
MDM Multidomain Edition
は名前検索機能と照合機能をサポートするためにVisual Studio 2015のVisual C++再配付可能パッケージが必要です。
メタデータの検証
クリーンアップグレードまたはインプレースアップグレード
オペレーショナルリファレンスストア(ORS)に検証エラーがないことを確認します。ORSに無効なメタデータが含まれる場合にHubストアをアップグレードすると、予期しない結果が生成される場合があります。ハブコンソールでリポジトリマネージャを使用して、メタデータを検証します。検証上のすべての問題を解決し、メタデータを再検証して、検証上の問題が解決されていることを確認します。
最終的な検証結果のコピーをアップグレードドキュメントフォルダ
upgradedoc
に保存します。
MDM Hubコンソールのリポジトリマネージャツールを使用して、検証結果を検証して保存します。
永続的なID実装の更新
クリーンアップグレードまたはインプレースアップグレード
永続的なIDを使用する場合は、Informaticaグローバルカスタマサポートにお問い合わせください。MDM Multidomain Editionのアップグレードされたバージョンと互換性があるように、永続的なID実装を更新する必要があります。
実装のバックアップ
インプレースアップグレード
カスタマイズを保持し、環境を復元できるようにするには、現在の実装をバックアップします。アップグレード中に問題が発生した場合に、バックアップから環境を復元できます。
スキーマのバックアップ
スキーマのフルバックアップを実行します。アップグレードプロセスで行われたスキーマ変更はロールバックできません。アップグレード中に問題が発生した場合には、スキーマはバックアップからリストアできます。スキーマのバックアップ手順については、データベースのマニュアルを参照してください。
Hub Serverとプロセスサーバーがインストールされているディレクトリのバックアップ
Hubサーバーとプロセスサーバーをインストールする前に、ご使用の環境のHubサーバーとプロセスサーバーのインストールフォルダをバックアップします。
Informatica Data Directorアプリケーションのバックアップ
Informatica Data Director(IDD)アプリケーションをバックアップします。
IDDアプリケーションのエクスポートの詳細については、『
Informatica MDM Multidomain Edition Informatica Data Director実装ガイド
』を参照してください。
カスタマイズの登録またはバックアップ
カスタムクエリ、カスタム関数、ユーザーイグジットなど、ハブコンソールに登録するカスタマイズは、アップグレードプロセス時に保持されます。
Hubコンソールに登録していないカスタマイズの最新ソースコードをバックアップします。登録していないカスタマイズは、アップグレード後には使用できなくなります。
カスタマイズしたクレンジングエンジン設定ファイルのバックアップ
カスタマイズしたクレンジングエンジン設定ファイルをすべてバックアップします。
JAVA_HOME環境変数の設定
インプレースアップグレード
JBossまたはWebLogic。アップグレードを既存のインストールディレクトリに適用する場合、次の手順を実行します。
  1. JBoss環境で、次のファイルからJAVA_HOME環境変数を手動で削除します。
    • Windows:
      <
      MDM Hub installation directory: MDM Hubのインストールディレクトリ
      >\setSiperianEnv.bat
    • UNIX:
      <
      MDM Hub installation directory: MDM Hubのインストールディレクトリ
      >/setSiperianEnv.sh
  2. JBossまたはWebLogicの環境では、JAVA_HOME環境変数を、サポートされているJDKのバージョンのパスに設定します。
JBoss管理ポートの設定
インプレースアップグレード
JBoss環境では、アップグレードする前に、JBoss管理ポートをcmxserver.propertiesファイルで設定する必要があります。このプロパティを設定しない場合は、アップグレードが失敗し、エラーが表示されます。
  1. 次のディレクトリに移動します。
    <infamdm_install_directory>/hub/server/resources
  2. テキストエディタで
    cmxserver.properties
    ファイルを開きます。
  3. 次のプロパティを追加し、JBoss管理ポート番号を指定します。
    cmx.jboss7.management.port=[port]
  4. ファイルを保存します。
準備レポートを実行し、データの問題を解決します。
クリーンアップグレードまたはインプレースアップグレード
詳細については、アップグレードに影響するデータの問題の解決を参照してください。