目次

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  1. はじめに
  2. パフォーマンスのチューニングの概要
  3. ターゲットの最適化
  4. ソースの最適化
  5. トランスフォーメーションの最適化
  6. マッピングの最適化
  7. パーティション化したマッピングの最適化
  8. 実行時の最適化
  9. SQLデータサービスの最適化
  10. Webサービスの最適化
  11. 接続の最適化

パフォーマンスのチューニングの概要

パフォーマンスのチューニングの概要

プッシュダウンの最適化

プッシュダウンの最適化

データ統合サービスでプッシュダウンの最適化を適用すると、トランスフォーメーションロジックがソースにプッシュされます。 データ統合サービスはトランスフォーメーションロジックをSQLクエリに変換し、そのSQLクエリをデータベースに送信します。トランスフォーメーションを処理するSQLクエリはソースデータベースで実行されます。
プッシュダウンの最適化は、ソースデータベースがデータ統合サービスよりも高速にトランスフォーメーションロジックを処理できる場合、マッピングのパフォーマンスを向上します。データ統合サービスがソースから読み取るデータも少なくなります。
データ統合サービスがソースデータベースにプッシュするトランスフォーメーションロジックの量は、データベース、トランスフォーメーションロジック、およびマッピング設定によって決まります。データ統合サービスは、データベースにプッシュできないすべてのトランスフォーメーションロジックを処理します。
プッシュダウンの最適化を適用すると、ソースからターゲットまで、またはソースデータベースにプッシュできないダウンストリームトランスフォーメーションまで、最適化されたマッピングが分析されます。データ統合サービスは、トランスフォーメーションロジックをプッシュダウンしたソースごとに、SELECTクエリを生成して実行します。ターゲットがデータベースにプッシュされた場合、データ統合サービスはINSERTクエリを生成することもできます。データ統合サービスはこのSQLクエリの結果を読み取り、マッピングの残りのトランスフォーメーションを処理します。
マッピングのランタイムプロパティでプッシュダウンタイプを選択した場合、データ統合サービスはプッシュダウンの最適化をマッピングに適用します。
以下のプッシュダウンタイプを選択することができます。
  • なし。マッピングのプッシュダウンタイプを選択しません。
  • ソース。データ統合サービスは、ソースデータベースに、できるだけ多くのトランスフォーメーションロジックのプッシュダウンを試みます。
  • 全体。データ統合サービスは、トランスフォーメーションロジック全体をソースデータベースにプッシュします。
プッシュダウンタイプの文字列パラメータを作成し、以下のパラメータ値を使用することもできます。
  • なし
  • ソース
  • 全体