目次

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  1. はじめに
  2. コンテンツのインストール
  3. アドレス参照データのインストール後の手順
  4. アドレスバリデータトランスフォーメーションの詳細プロパティ

コンテンツガイド

コンテンツガイド

実行インスタンス

実行インスタンス

データ統合サービスが、現在のトランスフォーメーションで実行時に作成するスレッドの数を指定します。データ統合サービスは、トランスフォーメーションを含むマッピングの[最大並行処理]ランタイムプロパティをオーバーライドする場合に、この実行インスタンス数の値を考慮します。デフォルトの実行インスタンス数の値は1です。
データ統合サービスでは、複数の要因を考慮して、トランスフォーメーションに割り当てるスレッド数を決定します。主要な要因は、実行インスタンス数の値と、マッピングおよびドメイン内の関連アプリケーションサービスの各値です。
データ統合サービスは、トランスフォーメーションに使用するスレッド数を計算する際に次の値を読み取ります。
  • データ統合サービスの
    [最大並行処理]
    値。デフォルトは1です。
  • マッピングレベルで設定された
    [最大並行処理]
    値。デフォルトは[自動]です。
  • トランスフォーメーションの
    [実行インスタンス]
    値。デフォルトは1です。
マッピングレベルの[最大並行処理]値をオーバーライドする場合、データ統合サービスは、上記の各プロパティの最低値を使用してスレッド数を決定します。
マッピングレベルでデフォルトの[最大並行処理]値を使用している場合、データ統合サービスは実行インスタンス数の値を無視します。
データ統合サービスは、作成するスレッドの数を計算する際に、コンテンツ管理サービスの
[最大アドレスオブジェクト数]
プロパティも考慮します。
[最大アドレスオブジェクト数]
プロパティは、マッピング内で同時に実行できるアドレス検証インスタンスの最大数を決定します。
[最大アドレスオブジェクト数]
プロパティの値は、データ統合サービスの
[最大並行処理]
の値以上である必要があります。

[実行インスタンス]プロパティのルールおよびガイドライン

実行インスタンスの数を設定する際は、以下のルールとガイドラインを考慮します。
  • 複数のユーザーがデータ統合サービスに同時にマッピングを実行することがあります。正しいスレッド数を計算するには、データ統合サービスがアクセスできるCPU数を同時実行マッピング数で除算します。
  • PowerCenterでは、
    AD50.cfg
    構成ファイルで、マッピング内で同時に実行できるアドレス検証インスタンスの最大数を指定します。
  • デフォルトの[実行インスタンス]値およびデフォルトの[最大並行処理]値を使用する場合、トランスフォーメーション操作はパーティション化できません。
  • 1より大きい実行インスタンス値を設定する場合は、アドレスバリデータトランスフォーメーションをパッシブトランスフォーメーションからアクティブトランスフォーメーションに変更します。