目次

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  1. セキュリティガイドについて
  2. Informaticaセキュリティ入門
  3. ユーザー認証
  4. LDAP認証
  5. Kerberos認証
  6. Informatica Webアプリケーション向けのSAML認証
  7. ドメインセキュリティ
  8. Informatica Administratorのセキュリティ管理
  9. ユーザーおよびグループ
  10. 特権およびロール
  11. 権限
  12. 監査レポート
  13. 付録 A: コマンドラインの特権および権限
  14. 付録 B: カスタムロール

セキュリティガイド

セキュリティガイド

多数のユーザー用のシステムメモリの増加

多数のユーザー用のシステムメモリの増加

Informaticaドメインのリスタート、LDAPユーザーの同期、および複数回のinfacmdおよびinfasetupコマンドにかかる処理時間は、Informaticaドメインのユーザー数と比例して増えます。
ユーザー数は以下のコマンドの処理時間に影響があります。
  • infasetup BackupDomain、DeleteDomain、およびRestoreDomain
  • infacmd isp ExportDomainObjects、ExportUsersandGroups、ImportDomainObjects、およびImportUsersandGroups
  • infacmd tools ExportObjectsおよびImportObjects
ドメイン内のユーザー数が多数の場合は、状況に応じてInformaticaサービス、infasetup、およびinfacmdが使用するシステムメモリを増やす必要があります。最大ヒープサイズを増やすには、以下の環境変数を設定し、メガバイト単位で値を指定します。
  • INFA_JAVA_OPTS。Informaticaサービスで使用する最大ヒープサイズを決定します。Informaticaサービスがインストールされているノードごとに設定します。
  • ICMD_JAVA_OPTS。infacmdで使用する最大ヒープサイズを決定します。infacmdを実行するマシンごとに設定します。
  • INFA_JAVA_CMD_OPTS。infasetupで使用する最大ヒープサイズを決定します。infasetupを実行するマシンごとに設定します。
例えば、INFA_JAVA_OPTS環境変数でUNIXに2048 MBのシステムメモリを設定するには、以下のコマンドを使用します。
setenv INFA_JAVA_OPTS "-Xmx2048m"
Windowsの場合、この環境変数をシステム変数として設定します。
以下の表に、ドメイン内のユーザーとサービスの数に基づく、最大ヒープサイズ設定の最小要件を示します。
ドメインのユーザー数
最大ヒープ サイズ
(1~5個のサービス)
最大ヒープ サイズ
(6~10個のサービス)
最大1,000
512MB(デフォルト)
1024MB
5,000
2048MB
3072MB
10,000
3072MB
5120MB
20,000
5120MB
6144MB
30,000
5120MB
6144MB
この表の最大ヒープサイズの設定内容は、ドメイン内のアプリケーションサービスの数に基づいています。
これらの環境変数の設定後は、変更を有効にするためにノードをリスタートします。