目次

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  1. はじめに
  2. パフォーマンスのチューニングの概要
  3. ターゲットの最適化
  4. ソースの最適化
  5. トランスフォーメーションの最適化
  6. マッピングの最適化
  7. パーティション化したマッピングの最適化
  8. 実行時の最適化
  9. SQLデータサービスの最適化
  10. Webサービスの最適化
  11. 接続の最適化

パフォーマンスのチューニングの概要

パフォーマンスのチューニングの概要

トランスフォーメーションのキャッシュ

トランスフォーメーションのキャッシュ

アグリゲータ、ジョイナ、ルックアップ、ランク、またはソータトランスフォーメーションを使用するマッピングを実行すると、データ統合サービスはメモリにキャッシュを作成して、トンスフォーメーションを処理します。さらに多くの領域が必要になると、ディスク上のオーバーフローした値がキャッシュファイルに格納されます。
トランスフォーメーションのキャッシュに関するボトルネックを減らすには、以下の方法を検討します。
キャッシュをメモリに格納できるようにトランスフォーメーションの設定で十分な容量を割り当てる。
アグリゲータ、ジョイナ、ルックアップ、ランク、またはソータトランスフォーメーションの処理時間を向上させるには、キャッシュをメモリに格納するための十分な容量をトランスフォーメーションの設定で割り当てます。キャッシュメモリの量をデータとインデックスをキャッシュするのに必要な量以上に設定すると、システムI/Oのオーバーヘッドが減り、パフォーマンスが向上します。データ統合サービスがキャッシュファイルをディスクに書き込むと、システムI/Oのオーバーヘッドにより処理時間が長くなります。
デフォルトでは、キャッシュメモリ要件は実行時に自動的に設定されます。自動キャッシュモードでマッピングを実行した後、トランスフォーメーションのキャッシュサイズを調整できます。マッピングログでトランスフォーメーションの統計データを分析して、トランスフォーメーションをメモリで処理するのに必要なキャッシュサイズを決定します。マッピングログに指定された値を使用するようにキャッシュサイズを設定することで、割り当てたメモリを無駄にしないようにすることができます。ただし、最適なキャッシュサイズは、ソースデータのサイズに応じて異なります。以降のマッピングの実行後にマッピングログを確認して、キャッシュサイズへの変更を監視します。再利用可能なトランスフォーメーションに対して特定のキャッシュサイズを設定した場合、マッピングでそのトランスフォーメーションを使用するたびに、キャッシュサイズが最適であるかどうか確認する必要があります。