PowerExchangeで提供されるデフォルトコードページがインストール済み環境に不十分の場合は、汎用コードページを使用します。PowerExchangeは、システム間でのデータまたはメタデータの送信に汎用コードページを使用します。
一般に、汎用コードページは以下の環境で使用されます。
Linux、UNIX、またはWindowsでデータがISO-8859の範囲外にあるか、i5/OSまたはz/OSでIBM-037の範囲外にある場合
DBMOVERコンフィギュレーションファイルのCODEPAGE文に汎用コードページを入力します。CODEPAGEパラメータで、以下のタイプの汎用コードページを定義できます。
以下の表に、CODEPAGEパラメータで指定できる各コードページの使用について説明します。
| データベース、テーブル列、またはファイルの名前。
ユーザIDまたはパスワード。
エラーメッセージ。
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| フィールドレベルまたはデータマップレベルなど、コードページが指定されていない非リレーショナルデータベースタイプで使用されるカラムデータまたはパラメータデータ。
パラメータデータはサーバに送信されるデータを参照し、パラメータパターンが削除、選択、更新SQLに存在する場合に置き換えられます。
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| データのアクセスに使用されるSQLのコードページ。
一般に、SQLコードページは制御コードページと同じです。これは、どちらのコードページもテーブル名を処理できるからです。
SQLコードページには、どのリテラルも処理できるだけの十分な精度が必要です。
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制御コードページを指定して、データ制御コードページおよびSQLコードページを省略すると、PowerExchangeは、データ制御コードページおよびSQLコードページに制御コードページを使用します。例えば、以下の文は同じものです。
CODEPAGE=(UTF8)
CODEPAGE=(UTF8,UTF8,UTF8)
Linux、UNIX、またはWindowsでCODEPAGEパラメータを省略すると、PowerExchangeは以下のデフォルト値を使用します。
CODEPAGE=(ISO-8859,ISO-8859,ISO-8859)
i5/OSまたはz/OSでCODEPAGEパラメータを省略すると、PowerExchangeは以下のデフォルト値を使用します。
CODEPAGE=(IBM-037,IBM-037,IBM-037)
PowerExchange Navigatorは、すべての文字を処理できるようにするため、DBMOVERコンフィギュレーションファイルで指定されたコードページをオーバーライドします。PowerExchange Navigatorは、制御コードページ、データコードページ、およびSQLコードページにUTF8を使用します。