目次

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  1. はじめに
  2. PowerExchangeの概要
  3. DBMOVERコンフィギュレーションファイル
  4. Netportジョブ
  5. PowerExchangeのメッセージログと出力先のオーバーライド
  6. SMF統計ロギングとレポート
  7. PowerExchangeのセキュリティ
  8. Secure Sockets Layerのサポート
  9. PowerExchangeの代替ネットワークセキュリティ
  10. PowerExchange非リレーショナルSQL
  11. PowerExchangeのグローバル化
  12. PowerExchange ODBCドライバの使用
  13. PowerExchangeデータタイプ変換マトリックス
  14. DTL__CAPXTIMESTAMPのタイムスタンプ
  15. PowerExchange用語集

リファレンスマニュアル

リファレンスマニュアル

データソースによってDTL__CAPXTIMESTAMPフィールドに報告されるタイムスタンプ

データソースによってDTL__CAPXTIMESTAMPフィールドに報告されるタイムスタンプ

変更レコードに生成されたDTL__CAPXTIMESTAMPフィールドでPowerExchangeが報告するタイムスタンプは、データソースタイプと特定のパラメータ設定によって異なります。
z/OS上のPowerExchangeデータソースとPowerExchange Oracle CDC with LogMinerソースでは、UOWCのCAPI_CONNECTIONのTIMESTAMPパラメータは、PowerExchangeがDTL__CAPXTIMESTAMPフィールドで報告するタイムスタンプのタイプを制御します。TIMESTAMPパラメータをCOMMITに設定した場合、PowerExchangeは、トランザクション内のすべての変更に対するソースのトランザクションコミットのタイムスタンプを報告します。パラメータ値のデフォルトであるLOGを使用している場合、PowerExchangeはソースデータベースログからタイムスタンプを取得します。この場合、タイムスタンプのタイプはソースタイプによって異なります。
以下の表に、TIMESTAMPパラメータにデフォルト値のLOGを使用している場合にPowerExchangeによって報告されるタイムスタンプを示します。
データソースタイプ
タイムスタンプのタイプ
Adabas
PLOGブロックヘッダからのHDDATEタイムスタンプで、ブロックが書き込まれた時刻を示します。
低レベルの更新アクティビティを持つAdabas環境では、異なるタイミングで発生した複数の更新に対して同一のタイムスタンプが報告される場合があります。
DatacomテーブルベースのCDC
変更レコードがDatacomのLXXログに書き込まれたときの協定世界時(UTC)またはローカル時刻を示します。ECCRコンフィギュレーションメンバ(ECCRDCMP)内のLOCAL_TIMEパラメータは、UTCまたはローカル時刻のどちらを使用するかを制御します。
Db2 for i(i5/OS)
変更がジャーナルに記録された時刻を表すi5/OSジャーナルタイムスタンプです。
Db2 for
z/OS
DB2 ECCRが変更データレコードをキャプチャした時刻を示します。UOW内のそれぞれのレコードには、異なるタイムスタンプがあります。通常、このタイムスタンプは、DB2 for z/OSシステムのタイムゾーンを反映するUTC値です。
IDMS
変更データレコードがIDMSログファイルに書き込まれた時刻を示します。このタイムスタンプはストアクロック(STCK)タイムスタンプと等価です。この時刻にはローカルタイムゾーンが反映されません。
IMSログベースのCDC
変更がIMSログに記録された時刻を示します。
IMS同期CDC
変更が発生した時刻を示します。
Oracle CDC with LogMiner
REDOログに記録されたソースデータベースでの変更のタイムスタンプです。この時刻にはローカルタイムゾーンが反映されます。
バッチVSAMおよびCICS/VSAM
変更レコードがキャプチャされた時刻を示します。UOW内のそれぞれのレコードには、異なるタイムスタンプがあります。通常、このタイムスタンプはUTC値です。
UOWCのCAPI_CONNECTION文を使用しない他のデータソースに対しては、DTL__CAPXTIMESTAMPフィールドに報告するための適切なタイムスタンプをPowerExchangeが決定します。PowerExchange Express CDC for Oracleのソースに対しては、Express CDCコンフィギュレーションファイルのOPTIONS文で設定されるTIME_STAMP_MODEパラメータでタイムスタンプのタイプを制御します。
以下の表に、このようなデータソースに対してPowerExchangeが報告するタイムスタンプのタイプを示します。
データソースタイプ
タイムスタンプのタイプ
Linux、UNIX、またはWindows上のDb2
トランザクションコミットのタイムスタンプを示します。このタイムスタンプはDb2システムの昇順の仮想タイムスタンプ(VTS)で、通常はUTC値に対応しています。
Microsoft SQL Server
変更が配布データベースに書き込まれた時刻を示します。
MySQL
MySQLがバイナリログに記録した変更イベントのタイムスタンプを示します。
PowerExchange Express CDC for Oracle
タイムスタンプのタイプはExpress CDCコンフィギュレーションファイルのOPTIONS文で設定されるTIME_STAMP_MODEパラメータで制御します。
  • デフォルト値のLOGTIMEを使用している場合、PowerExchangeはREDOログに記録されたソースデータベースの変更のタイムスタンプを報告します。このタイムスタンプにはローカルタイムゾーンが反映されます。
  • COMMITTIMEを指定した場合、PowerExchangeはソースデータベースのトランザクションコミットのタイムスタンプを報告します。
  • BEGINTIMEを指定した場合、PowerExchangeは開始UOWログレコードのタイムスタンプを報告します。
PostgreSQL
トランザクションコミットの時間を示します。