Informaticaドメインおよびクライアントアプリケーションへのアクセスを許可するLDAPディレクトリサービスのユーザーのリストを保存するようにLDAPセキュリティドメインを設定します。LDAPセキュリティドメインにユーザーアカウントの資格情報は保存されません。ユーザーがInformaticaクライアントにログインするときに、サービスマネージャがそのユーザーアカウントがセキュリティドメインにあるかどうか検証します。ユーザーアカウントがLDAPセキュリティドメインに属している場合、サービスマネージャはLDAPディレクトリサービスを使用してユーザーを認証します。

Informaticaサービスをインストールし、Kerberos認証を有効にしない場合、デフォルトでInformaticaのインストーラがネイティブセキュリティドメインを作成します。インストール後に、ユーザーとグループをネイティブセキュリティドメインに追加できます。Informaticaクライアントアプリケーションへのアクセス権を付与するユーザーがLDAPディレクトリサービス内にいる場合、ネイティブセキュリティドメインに加えてLDAPセキュリティドメインを設定することができます。LDAPサーバーへの接続を設定し、ユーザーおよびグループをLDAPセキュリティドメインにインポートします。

ユーザーがInformaticaサービスをインストールし、Kerberos認証を有効にする場合、Informaticaのインストーラが、インストール中にユーザーが指定するKerberosレルムの名前を使ってLDAPセキュリティドメインを作成します。インストール後に、LDAPサーバーへの接続を設定し、LDAPディレクトリサービスからユーザーおよびグループをLDAPセキュリティドメインにインポートできます。Kerberos認証を使用する場合、ネイティブのセキュリティドメインは使用できません。