目次

Search

  1. セキュリティガイドについて
  2. Informaticaセキュリティ入門
  3. ユーザー認証
  4. LDAP認証
  5. Kerberos認証
  6. Informatica Webアプリケーション向けのSAML認証
  7. ドメインセキュリティ
  8. Informatica Administratorのセキュリティ管理
  9. ユーザーおよびグループ
  10. 特権およびロール
  11. 権限
  12. 監査レポート
  13. コマンドラインの特権および権限
  14. カスタムロール
  15. 暗号スイートのデフォルトリスト

セキュリティガイド

セキュリティガイド

カラムの制限

カラムの制限

カラムレベルのセキュリティを設定する場合、ユーザーが制限されたカラムをクエリで選択したときの動作を決定するカラムオプションを設定します。 制限されたデータをデフォルト値で置き換えることができます。 または、ユーザーが制限されたカラムを選択した場合に、クエリが失敗するようにもできます。
例えば、管理者がEmployeeテーブルのSalaryカラムへのユーザーアクセスを拒否するとします。 管理者はSalaryカラムに100,000という代替値を設定します。 ユーザーがSQLクエリでsalaryカラムを選択した場合、Data Integration Serviceによって各行のSalaryカラムに100,000が返されます。
infacmd sql UpdateColumnOptionsコマンドを実行して、カラムオプションを設定します。 Administratorツールではカラムオプションを設定することはできません。
infacmd sql UpdateColumnOptionsを実行する場合、以下のオプションを入力します。
ColumnOptions.DenyWith=
option
制限されたカラム値を置き換えるか、クエリが失敗するかどうかを決定します。 カラム値を置き換える場合、NULL値または定数値のいずれかで値を置き換えるかを選択できます。 以下のいずれかのオプションを入力します。
  • ERROR。 SQLクエリで制限されたカラムが選択された場合、クエリが失敗してエラーを返します。
  • NULL。 各行の制限されたカラムにNULL値を返します。
  • VALUE。 各行の制限されたカラムある場所に定数値を返します。 定数値は、ColumnOptions.InsufficientPermissionValueオプションで設定します。
ColumnOptions.InsufficientPermissionValue=
value
制限されたカラムを定数で置き換えます。 デフォルトは空の文字列です。 Data Integration Serviceでカラムを空の文字列に置き換える場合、そのカラムが数字または日付の場合には、クエリはエラーを返します。 DenyWithオプションに値を設定しない場合、Data Integration ServiceはInsufficientPermissionValueオプションを無視します。
カラムに代替値を設定するには、以下の構文を使用してコマンドを入力します。
infacmd sql UpdateColumnOptions -dn empDomain -sn DISService -un Administrator -pd Adminpass -sqlds employee_APP.employees_SQL -t Employee -c Salary -o ColumnOptions.DenyWith=VALUE ColumnOptions.InsufficientPermissionValue=100000
制限されたカラムにどちらのオプションも設定しない場合、デフォルトではクエリは失敗しません。 クエリが実行され、Data Integration Serviceによってそのカラム値がNULLに置き換えられます。