目次

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  1. はじめに
  2. XMLの概念
  3. PowerCenterでのXMLの使用
  4. XMLソースに関する作業
  5. XMLエディタの使用
  6. XMLターゲットに関する作業
  7. XML Source Qualifierトランスフォーメーション
  8. Midstream XMLトランスフォーメーション
  9. 付録 A: XMLデータ型リファレンス
  10. 付録 B: XPathクエリ関数の参照

XML Guide

XML Guide

相対カーディナリティ

相対カーディナリティ

相対カーディナリティとは、XML階層内の要素間の関係です。階層内の要素同士が持つことができる関係は、1対1、1対多、または多対多の関係です。
ある要素に他の要素との1対1の関係があるということは、ある要素が1回出現したときに他の要素も1回出現する場合があるということです。たとえば、各従業員要素に対応する社会保険番号は1つです。したがって、従業員と社会保険番号との間には1対1の関係があります。
ある要素に他の要素との1対多の関係があるということは、ある要素が1回出現したときに他の要素は複数回出現する場合があるということです。たとえば、1つの従業員要素に対して複数のメールアドレスが対応している場合があります。この場合、従業員とメールアドレスは、1対多の関係になります。
要素間で多対多の関係があるとは、XMLファイルで両方の要素が複数回出現する可能性があることです。たとえば、1人の従業員に対して複数のメールアドレスと複数の番地が対応することがあります。メールアドレスと番地は多対多関係にあります。
以下の図に、サンプルXMLファイル内の要素間の相対カーディナリティを示します。
SNAME、ADDRESS、およびCITYの間に1対多の関係があります。STATEとYTDSALESの間に多対多の関係があります。PNAMEとPPRICEの間に1対1の関係があります。
  1. 1対多関係。SNAMEが出現するたびにADDRESSが数多く出現する可能性があり、したがってCITYも数多く出現する可能性があります。
  2. 多対多関係。STATEが出現するたびに、YTDSALESも数多く出現する可能性があります。YTDSALESが出現するたびに、STATEも数多く出現する可能性があります。
  3. 1対1関係。PNAMEが出現するたびに、PPRICEが1回出現します。