目次

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  1. はじめに
  2. データトランスフォーメーションについて
  3. データプロセッサトランスフォーメーション
  4. ウィザードの入力形式および出力形式
  5. リレーショナル入力とリレーショナル出力
  6. IntelliScriptエディタの使用
  7. XMap
  8. ライブラリ
  9. スキーマオブジェクト
  10. コマンドラインインタフェース
  11. スクリプト
  12. パーサー
  13. スクリプトポート
  14. ドキュメントプロセッサ
  15. 形式
  16. データホルダ
  17. アンカー
  18. トランスフォーマ
  19. アクション
  20. シリアライザ
  21. マッパー
  22. ロケータ、キー、インデックス
  23. ストリーマ
  24. バリデータ、通知、およびエラーの取扱い
  25. 検証ルール
  26. カスタムスクリプトコンポーネント

ユーザーガイド

ユーザーガイド

データプロセッサトランスフォーメーションの概要

データプロセッサトランスフォーメーションの概要

データプロセッサトランスフォーメーションは、マッピングで非構造化ファイル形式および半構造化ファイル形式を処理します。メッセージング形式、HTMLページ、XML、JSON、およびPDFドキュメントを処理するトランスフォーメーションを設定します。また、ACORD、HIPAA、HL7、EDI-X12、EDIFACT、SWIFTなどの構造化形式も変換できます。
マッピングではデータプロセッサトランスフォーメーションを使用して、ドキュメントの形式を別の形式に変更します。データプロセッサトランスフォーメーションはマッピング内の任意の形式のファイルを処理します。データプロセッサトランスフォーメーションを作成する場合は、データを変換するコンポーネントを定義します。
データプロセッサトランスフォーメーションには、データを処理する複数のコンポーネントを含めることができます。各コンポーネントにはほかのコンポーネントが含まれることがあります。
例えば、顧客請求書をMicrosoft Wordファイルで受け取っているとします。各Wordファイルのデータを解析するようにデータプロセッサトランスフォーメーションを設定します。顧客データは顧客テーブルに抽出します。また、注文情報は注文テーブルに抽出します。
データプロセッサトランスフォーメーションを作成する場合は、XMap、スクリプト、またはライブラリを定義します。XMapは入力階層ファイルを別の構造の出力階層ファイルに変換します。ライブラリは、業界標準のメッセージングタイプを階層構造を備えたXMLドキュメントに変換するか、XMLから業界標準の形式に変換します。スクリプトはソースドキュメントを階層形式に解析するか、階層形式を別のファイル形式に変換するか、あるいは階層ドキュメントを別の階層形式にマッピングすることができます。
スクリプトはデータプロセッサトランスフォーメーションのIntelliScriptエディタで定義します。次のタイプのスクリプトを定義できます。
  • パーサー。ソースドキュメントをXMLに変換します。パーサーの出力は常にXMLです。入力には、テキスト、HTML、Word、PDF、HL7など任意の形式を使用できます。
  • シリアライザ。XMLファイルを任意の形式の出力ドキュメントに変換します。シリアライザの出力は、テキストドキュメント、HTMLドキュメント、PDFなど、任意の形式にすることができます。
  • マッパー。XMLソースドキュメントを別のXML構造またはスキーマに変換します。XMap内と同じXMLドキュメントを変換できます。
  • トランスフォーマ。任意の形式のデータを変更します。テキストを追加、削除、変換、または変更します。パーサー、マッパー、またはシリアライザと共にトランスフォーマを使用します。また、トランスフォーマをスタンドアロンコンポーネントとして実行することもできます。
  • ストリーマ。マルチギガバイトのデータストリームなどサイズの大きな入力ドキュメントをセグメントに分割します。ストリーマは、HIPAAファイルやEDIファイルなど、複数のメッセージやレコードを含むドキュメントを処理します。