目次

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  1. はじめに
  2. データトランスフォーメーションについて
  3. データプロセッサトランスフォーメーション
  4. ウィザードの入力形式および出力形式
  5. リレーショナル入力とリレーショナル出力
  6. IntelliScriptエディタの使用
  7. XMap
  8. ライブラリ
  9. スキーマオブジェクト
  10. コマンドラインインタフェース
  11. スクリプト
  12. パーサー
  13. スクリプトポート
  14. ドキュメントプロセッサ
  15. 形式
  16. データホルダ
  17. アンカー
  18. トランスフォーマ
  19. アクション
  20. シリアライザ
  21. マッパー
  22. ロケータ、キー、インデックス
  23. ストリーマ
  24. バリデータ、通知、およびエラーの取扱い
  25. 検証ルール
  26. カスタムスクリプトコンポーネント

ユーザーガイド

ユーザーガイド

XMapの概要

XMapの概要

XMapは、階層入力ドキュメントを、階層構造が異なる他の階層ドキュメントに変換するデータプロセッサトランスフォーメーションオブジェクトです。
XMapは、入力スキーマと出力スキーマを使用して、入力ドキュメントと出力ドキュメントに必要な階層を定義します。マッピング文の定義と管理には、XMapエディタを使用します。XMapエディタには、入力スキーマ階層と出力スキーマ階層が含まれます。マッピング文により、入力スキーマ要素が出力スキーマ要素にリンクされます。
XMapは、要素が入力スキーマ階層と一致しているあらゆる入力階層ドキュメントを、出力スキーマの階層を持つ出力ドキュメントに変換できます。
例えば、XMapは顧客請求書を、月別にフィルタされた顧客注文のリストに変換できます。入力は、顧客要素の階層が含まれるJSONドキュメントです。出力は、月要素の階層が含まれるXMLドキュメントです。出力XMLドキュメントは、顧客注文が月別にグループ化されたもので、担当者情報と注文合計を含んでいます。
次の図は、XMapエディタを示しています。
  1. XMapエディタには、入力階層スキーマと出力階層スキーマが含まれます。マッピング文を作成するには、スキーマ要素間でドラッグアンドドロップを行います。
  2. XMapエディタグリッドには、マッピング文が表示されます。このグリッドを使用して、マッピング文の管理と編集を行います。
XMapは、マッピング文を使用して、入力スキーマ要素を出力スキーマ要素に変換する方法を定義します。リンクは、入力スキーマ内のノードから出力スキーマ内のノードにドラッグすることによって作成できます。リンクを作成すると、そのリンクがマッピング文として表示されます。XMapエディタのグリッドにはマッピング文が表示されます。
グリッド内のマッピング文は編集できます。さまざまなマッピング文タイプとXPath式を使用し、条件を定義してデータの変換とフィルタリングを行うことができます。XPathは、階層ドキュメント内でのノードの選択や計算に使用されるクエリ言語です。
XPath式を使用し、マッピング文のコンテキストを定義できます。また、XPath式を使用し、マッピング文にさまざまな算術演算を追加することもできます。