ビジネスエンティティサービスガイド

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タスクへのファイルの添付

ファイルのメタデータを作成してから、ファイルコンテンツを一時ストレージにアップロードします。ファイルをアップロードした後、そのファイルをトリガされたタスクまたは既存のタスクに添付します。

ファイルをトリガされたタスクまたは既存のタスクに添付するには、プロビジョニングツールで、タスクトリガ、タスクタイプ、およびタスクアクションの添付ファイルを有効にします。詳細については、『

Multidomain MDMのプロビジョニングツールガイド

』を参照してください。

ファイルのメタデータを作成するには、ストレージタイプにTEMPを指定した［ファイルのメタデータの作成］REST APIを使用します。

例えば、次の要求は

file1.txt

ファイルのメタデータを作成します。

POST http://localhost:8080/cmx/file/localhost-orcl-MDM_SAMPLE/TEMP

{
    “fileName”: “file1.txt”,
    “fileType”: “text”,
    “fileContentType”: “text/plain”
}

常にTEMPストレージにファイルのメタデータを作成してください。

［ファイルのメタデータの作成］REST APIはファイルのIDを返します。ファイルIDの形式は次のとおりです:

。RowIDは、ストレージにアップロードするファイルの行IDを表します。

この例では、API呼び出しによって

file1.txt

ファイルの次のIDが返されます:

TEMP_SVR1.1VDVS

ファイルIDを使用して、ファイルのアップロード、添付、更新、および削除を行うことができます。

ファイルをアップロードするには、ストレージタイプにTEMPを指定した［ファイルコンテンツのアップロード］REST APIを使用します。

例えば、次の要求はファイルをTEMPストレージにアップロードします:

PUT http://localhost:8080/cmx/file/localhost-orcl-MDM_SAMPLE/TEMP/TEMP_SVR1.1VDVS/content

Test attachment content: file 1

ファイルをアップロードした後、TEMPストレージには事前設定された期間である60分間、ファイルが保存されます。事前設定された期間が終了する前に、ファイルをタスクに添付する必要があります。

レコードを管理する際にトリガされるタスクにファイルを添付します。

レコードを作成する際にトリガされるタスクにファイルを添付するには、

taskattachments

パラメータを指定した［ビジネスエンティティの作成］REST APIを使用します。

例えば、次の要求はレコードを作成し、ファイルIDが

TEMP_SVR1.1VDVS

のファイルを添付します:

POST http://localhost:8080/cmx/cs/localhost-orcl-DS_UI1/Person?systemName=Admin&taskAttachments=TEMP_SVR1.1VDVS 
Content-Type: application/json

{ 
     firstName: "John", 
     lastName: "Smith", 
     Phone: { 
          item: [ 
               { 
                    phoneNumber: "111-11-11" 
               } 
          ] 
     } 
}

レコードを更新する際にトリガされるタスクにファイルを添付するには、

taskattachments

パラメータを指定した［ビジネスエンティティの更新］REST APIを使用します。

例えば、次の要求はレコードを更新し、ファイルIDが

TEMP_SVR1.1VDVS

のファイルを添付します:

PUT http://localhost:8080/cmx/cs/localhost-orcl-DS_UI1/Person/233?systemName=Admin&taskAttachments=TEMP_SVR1.1VDVS
{
    rowidObject: "233",
    firstName: "BOB",
    lastName: "LLOYD",
    Phone: {
        item: [
            {
                rowidObject: "164",
                phoneNumber: "777-77-77",
                $original: {
                    phoneNumber: "(336)366-4936"
                }
            }
        ]
    },
    $original: {
        firstName: "DUNN"
    }
}

レコードをマージする際にトリガされるタスクにファイルを添付するには、

taskattachments

パラメータを指定した［ビジネスエンティティのマージ］REST APIを使用します。

例えば、次の要求はレコードをマージし、ファイルIDが

TEMP_SVR1.1VDVS

のファイルを添付します:

POST http://localhost:8080/cmx/cs/localhost-orcl-DS_UI1/Person/2478245?action=merge&taskAttachments=TEMP_SVR1.1VDVS
Content-Type: application/<json/xml>
{
  keys: [
    {
        rowid: "2478246"
    }
  ],
  overrides: {
    Person: {
       firstName: "Charlie"
    }
  }
}

レコードをマージ解除する際にトリガされるタスクにファイルを添付するには、

taskattachments

パラメータを指定した［ビジネスエンティティのマージ解除］REST APIを使用します。

例えば、次の要求はレコードをマージ解除し、ファイルIDが

TEMP_SVR1.1VDVS

のファイルを添付します:

POST http://localhost:8080/cmx/cs/localhost-orcl-DS_UI1/Person/2478248?action=unmerge&taskAttachments=TEMP_SVR1.1VDVS
{
        rowid: "4880369" 
}

既存のタスクにファイルを添付します。

タスクを更新する際にファイルを添付するには、要求本文で

attachments

を指定した［タスクの更新］REST APIを使用します。

例えば、次の要求はタスクを更新し、ファイルIDが

TEMP_SVR1.1VDVS

のファイルを添付します:

PUT http://localhost:8080/cmx/cs/localhost-orcl-MDM_SAMPLE/task/urn:b4p2:15934
{ 
     taskType: {
          name: "UpdateWithApprovalWorkflow"
     }, 
     taskId: "urn:b4p2:15934", 
     owner: "John", 
     title: "Smoke test task - updated", 
     comments: "Smoke testing - updated", 
     "attachments": [
          {
               "id": "TEMP_SVR1.1VDVS"
          }
     ],
     ...
}

タスクアクションを実行する際にファイルを添付するには、要求本文で

attachments

を指定した［タスクアクションの実行］REST APIを使用します。

例えば、次の要求はタスクアクションを実行し、ファイルIDが

TEMP_SVR1.1VDVS

のファイルを添付します:

POST http://localhost:8080/cmx/cs/localhost-orcl-MDM_SAMPLE/task/urn:b4p2:15934?taskAction=Cancel
{ 
     taskType: { 
          name:"UpdateWithApprovalWorkflow", 
          taskAction: [{name: "Cancel"}] 
     }, 
     taskId: "urn:b4p2:15934", 
     owner: "manager", 
     title: "Smoke test task 222", 
     comments: "Smoke testing",
     "attachments": [
          {
               "id": "TEMP_SVR1.1VDVS"
          }
     ],
     ...
}

ファイルをタスクに添付すると、プロセスによりファイルはTEMPストレージから移動され、ファイルがタスクデータとともにBPMストレージに保存されます。ファイルのIDは

taskId::filename

に変更されます。

付録 B: REST APIを使用したファイルのアップロード

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