目次

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  1. はじめに
  2. リポジトリについて
  3. Repository Managerの使用方法
  4. フォルダ
  5. オブジェクト権限の管理
  6. ローカルショートカットおよびグローバルショートカット
  7. バージョン管理されたオブジェクトを使用したチームベース開発
  8. ラベル
  9. オブジェクトクエリー
  10. デプロイメントグループを使用したチームベース開発
  11. フォルダおよびデプロイメントグループのコピー
  12. オブジェクトのエクスポートおよびインポート
  13. メタデータの交換
  14. オブジェクトのコピー
  15. メタデータエクステンション
  16. 付録 A: MX Viewの参照
  17. 付録 B: PowerCenterのレポートリファレンス

リポジトリガイド

リポジトリガイド

リポジトリについての概要

リポジトリについての概要

PowerCenterリポジトリは、リポジトリサービスによって管理されるリレーショナルデータベースです。
このリポジトリは、メタデータを格納するデータベーステーブルで構成されています。PowerCenterクライアントの各種ツールで作成や編集を行うさまざまなオブジェクトは、メタデータで表します。マッピングとトランスフォーメーションは、メタデータの一例です。Integration Serviceでは、リポジトリオブジェクトを使用してデータの抽出、変換、およびロードを行います。 リポジトリには、ユーザーの権限などの情報も格納されます。
すべてのリポジトリクライアントが、リポジトリサービスを経由してリポジトリデータベーステーブルにアクセスします。 リポジトリサービスは、リポジトリへの接続を管理し、オブジェクトをロックすることによって、リポジトリに格納されているメタデータを保護します。これによって、オブジェクトの整合性が保たれます。 また、リポジトリサービスは、使用中のリポジトリオブジェクトを他のユーザーが変更したり削除したりする場合についても通知します。
各リポジトリサービスでリポジトリデータベースを1つ管理します。 ドメイン内の複数のマシンまたは複数のノードで稼働するようにリポジトリサービスを設定できます。 ノード上で動作している各インスタンスをリポジトリサービスプロセスといいます。このプロセスは、データベーステーブルにアクセスして、ほとんどのリポジトリに関連するタスクを実行します。
リポジトリサービスは、ネイティブドライバを使用してリポジトリデータベースと通信します。PowerCenterクライアントの各種ツールとIntegration Serviceは、TCP/IPを介してリポジトリサービスと通信します。 リポジトリクライアントがリポジトリに接続する場合、リポジトリサービスプロセスに直接接続します。
リポジトリを管理するには、Repository Managerクライアントツール、Informatica Administrator、
pmrep
および
infacmd
のコマンドラインプログラムを使用します。
複数のリポジトリに接続して管理することができます。
リポジトリドメイン
は、PowerCenterクライアント内のリポジトリのグループです。 リポジトリドメインは、グローバルリポジトリという特別なタイプのリポジトリを経由してメタデータを共有します。リポジトリのフォルダを共有設定すると、そのフォルダに格納されているオブジェクトを、同じリポジトリドメインの他のリポジトリからも共有できるようになります。オブジェクトを共有すると、メタデータを再利用できます。
リポジトリドメインは、PowerCenter環境を管理するプライマリユニットであるPowerCenterドメインとは異なります。
チームベース開発オプションがあると、リポジトリをバージョン管理に利用できます。オブジェクトの複数のバージョンをバージョン管理された1つのリポジトリに格納できます。また、バージョンの比較、変更の追跡、ラベルの適用、デプロイメントなどの変更管理タスクも実行できます。