目次

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  1. はじめに
  2. XMLの概念
  3. PowerCenterでのXMLの使用
  4. XMLソースに関する作業
  5. XMLエディタの使用
  6. XMLターゲットに関する作業
  7. XML Source Qualifierトランスフォーメーション
  8. Midstream XMLトランスフォーメーション
  9. XMLデータ型リファレンス
  10. XPathクエリ関数の参照

XMLガイド

XMLガイド

XML Parserトランスフォーメーション

XML Parserトランスフォーメーション

Integration Serviceは、XML Parserトランスフォーメーションを処理する場合、XMLデータの行を読み込み、XMLを解析し、出力グループを介してデータを返します。 XML Parserトランスフォーメーションはパススルーポート内に非XMLデータを返します。 JMSやIBM WebSphere MQなどのソースからXMLのメッセージを解析できます。XMLパーサートランスフォーメーションはアクティブなトランスフォーメーションです。
XML Parserトランスフォーメーションには1つの入力グループおよび1つ以上の出力グループがあります。入力グループには、文字列でXMLドキュメントを受け取る1つの入力ポートDataInputがあります。
XML Parserトランスフォーメーションを作成する場合は、XMLウィザードを使用してXML、DTD、またはXMLスキーマファイルをインポートします。 たとえば、以下のDTDファイルEmployeeをインポートすることができます。
<!ELEMENT EMPLOYEES (EMPLOYEE+)> <!ELEMENT EMPLOYEE (LASTNAME, FIRSTNAME, ADDRESS, PHONE+, EMAIL*,   EMPLOYMENT)>   <!ATTLIST EMPLOYEE EMPID CDATA #REQUIRED                        DEPTID CDATA #REQUIRED> <!ELEMENT LASTNAME (#PCDATA)> <!ELEMENT FIRSTNAME (#PCDATA)> <!ELEMENT ADDRESS (STREETADDRESS, CITY, STATE, ZIP)> <!ELEMENT STREETADDRESS (#PCDATA)> <!ELEMENT CITY (#PCDATA)> <!ELEMENT STATE (#PCDATA)> <!ELEMENT ZIP (#PCDATA)> <!ELEMENT PHONE (#PCDATA)> <!ELEMENT EMAIL (#PCDATA)> <!ELEMENT EMPLOYMENT (DATEOFHIRE, SALARY+)> <!ATTLIST EMPLOYMENT EMPLSTAT (PF|PP|TF|TP|O) "PF"> <!ELEMENT DATEOFHIRE (#PCDATA)> <!ELEMENT SALARY (#PCDATA)>
このXMLパーサートランスフォーメーションは、ルートビューがX_Employeesであり、X_EmployeesはX_Employeeの親になっています。X_Employeeは、X_Salary、X_Phone、およびX_Emailの親です。
以下の図に、エンティティリレーションの作成を選択した場合にDesignerが作成するXMLパーサートランスフォーメーションを示します。
""
DesignerはルートビューのX_Employeesを作成します。 X_Employeesは、X_Employeeの親です。 X_Employeeは、X_Salary、X_Phone、およびX_Emailの親です。
XML Parserトランスフォーメーションの各ビューは、別のビューとのリレーションを確立するためのキーを少なくとも1つ持っています。 ユーザーがXMLエディタでキーを指定しなかった場合は、Designerがビューごとにプライマリキーと外部キーを作成します。 キーのデータ型は、bigint型です。 Integration ServiceがXML Parserトランスフォーメーションから行を返すたびにキー値を作成するため、キーは生成キーと呼ばれます。
Designerはプライマリキーまたは外部キーのカラムを作成する場合に、プレフィックスの付いた列名を割り当てます。XML定義の場合、生成されたプライマリキー列にはXPK_、生成された外部キー列にはXFK_がプレフィックスとして付けられます。 外部キーは、常に他のグループのプライマリキーを参照します。生成された外部キー列は、生成されたプライマリキーカラムを必ず参照します。
たとえば、グループX_Employeeは、XPK_Employeeプライマリーキーを持ちます。 Designerは、X_Phone、X_Email、およびX_SalaryをX_Employeeグループに接続する外部キー列を作成します。 各グループは、外部キー列XFK_Employeeを持ちます。
リポジトリはキー値を格納します。 リポジトリの値を変更することはできませんが、セッション後のシーケンス番号のリセットまたはリスタートを選択することができます。