目次

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  1. はじめに
  2. 詳細クラスタ
  3. AWSの設定
  4. Google Cloudの設定
  5. Microsoft Azureの設定
  6. セルフサービスクラスタの設定
  7. ローカルクラスタの設定
  8. 詳細設定
  9. トラブルシューティング
  10. 付録 A: コマンドリファレンス

詳細クラスタ

詳細クラスタ

cluster-operations.sh

cluster-operations.sh

クラスタの一覧表示やクラスタの削除など、ステージングディレクトリ内のクラスタに対する操作を実行します。
コマンドでは、以下の構文を使用します。
cluster-operations.sh <cloud environment> <operation> <argument1> <argument2> [<argument3>...]
Google Cloudのクラウド環境として
gcp
を使用します。Google Cloud上のローカルクラスタのクラウド環境として
local
を使用します。
使用する引数は、操作によって異なります。以下の操作を使用できます。
list
ステージングディレクトリ内のクラスタを一覧表示します。
リスト操作を使用するときは、次の構文を使用してください。
cluster-operations.sh <cloud environment> list <staging location> <project ID>
次の表に、リスト操作で使用する引数を示します。
引数
説明
ステージングの場所
クラスタの
詳細設定
で設定されるステージングディレクトリ。
Google Cloud環境では、次の構文を使用します:
gs://<bucket>/<folder>
プロジェクトID
クラスタリソースを含むGoogle Cloudプロジェクトの一意の識別子。
例えば、次のコマンドは、プロジェクト
myproject1
のステージングフォルダ内のクラスタを一覧表示します。
cluster-operations.sh gcp list gs://mybucket/cluster/staging myproject1
delete
ステージングディレクトリでクラスタを削除します。
削除操作を使用する場合は、次の構文を使用してください。
cluster-operations.sh <cloud environment> delete <staging location> <project ID> <deletable states> <clusters> [force]
次の表に、削除操作で使用する引数を示します。
引数
説明
ステージングの場所
クラスタの
詳細設定
で設定されるステージングディレクトリ。
Google Cloud環境では、次の構文を使用します:
gs://<bucket>/<folder>
プロジェクトID
クラスタリソースを含むGoogle Cloudプロジェクトの一意の識別子。
削除可能な状態
クラスタの状態を表すカンマ区切りのリスト。表示されたいずれかの状態とクラスタの状態が一致する場合、そのクラスタは削除されます。
次のいずれかの状態を一覧表示できます。
  • 削除。クラウド上のいずれのリソースも使用していないクラスタを削除します。
  • メタデータのみ。開始されていないクラスタを削除します。
  • 一部。開始出来なかったクラスタ、または開始したが完全に停止しなかったクラスタが削除されます。
  • 使用中。仮想マシンが実行中である可能性が高いクラスタが削除されますが、このクラスタではジョブが実行されていない可能性があります。
  • すべて。上記の状態にあるすべてのクラスタが削除されます。
Google Cloud環境では、クラスタを削除するとステージングディレクトリからすべてのクラスタ情報が消去されます。
クラスタ
コマンドを実行するクラスタのカンマ区切りのリスト。
例えば、同じステージングディレクトリを使用する開発環境とテスト環境があるとします。開発環境ではなくテスト環境で一部または使用中の状態にあるクラスタを削除する必要があります。テスト環境のクラスタのみを削除するには、テスト環境のクラスタを一覧表示します。
all
を使用して、ステージングディレクトリ内のすべてのクラスタを調べることもできます。
強制
オプション。
force
を使用して、追加のプロンプトをスキップします。
force引数を使用しない場合は、コマンドを実行すると各クラスタが一覧表示され、クラスタの削除を確認するメッセージが表示されます。「
Yes
」または「
No
」のいずれかを入力できます。
force引数を使用する場合は、クラスタが自動的に削除されます。
例えば、次のコマンドは、各クラスタの確認を求めるプロンプトを表示せずに、プロジェクト
myproject1
内の削除されたクラスタと部分的なクラスタをすべて削除します。
cluster-operations.sh gcp delete gs://mybucket/cluster/staging myproject1 deleted,partial all force