目次

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  1. はじめに
  2. 詳細クラスタ
  3. AWSの設定
  4. Google Cloudの設定
  5. Microsoft Azureの設定
  6. セルフサービスクラスタの設定
  7. ローカルクラスタの設定
  8. 詳細設定
  9. トラブルシューティング
  10. 付録 A: コマンドリファレンス

詳細クラスタ

詳細クラスタ

delete-clusters.sh

delete-clusters.sh

ステージングディレクトリでクラスタを削除します。
コマンドでは、以下のオプションを使用します。
-h | -help
-d | -staging-dir=<cluster-bucket-location-without-prefix-s3://>(AWS環境)または<staging-location-with-prefix-abfs[s]://>(Azure環境)
-azsrg | -azure-storage-resource-group -s | -deletable-states=state-1[,state-2,...] -c | -clusters=cluster1[,cluster2,...] -f | -force -ac | -azurecpath=azcredfilepath -ct | -cluster-type
次の表に、各オプションを示します。
オプション
説明
-help
-h
コマンドのヘルプにアクセスします。
-staging-dir
-d
クラスタの
詳細設定
で設定されるステージングディレクトリ。
ご使用のクラウドプラットフォームに基づき、次のいずれかの形式を使用します。
  • AWS。
    -staging-dir=<バケット名>/<フォルダ名>
    ディレクトリには少なくともバケット名を含める必要があります。プレフィックス
    s3://
    は含めないでください。
  • Microsoft Azure。
    -staging-dir=abfs(s)://<file system>@<storage account>.dfs.core.windows.net/<folder path>
    格納場所で暗号化が有効になっている場合は、ABFSSプロトコルを指定します。
-azsrg
-azure-storage-resource-group
クラスタの
詳細設定
で設定され、ステージングストレージアカウントを保持するストレージリソースグループ。
-deletable-states
-s
クラスタの状態を表すカンマ区切りのリスト。表示されたいずれかの状態とクラスタの状態が一致する場合、そのクラスタは削除されます。
次のいずれかの状態を一覧表示できます。
  • 削除。クラウド上のいずれのリソースも使用していないクラスタを削除します。
    AWS環境でクラウドに保存された残りの情報は、Amazon S3の履歴メタデータです。このコマンドによってクラスタのストレージが消去され、クラスタの状態、作成履歴、ステージングディレクトリが削除されます。
  • メタデータのみ。開始されていないクラスタを削除します。
    AWS環境では、このコマンドによって、クラスタに保存されたKubernetesの状態のみが削除されます。
  • 一部。開始出来なかったクラスタ、または開始したが完全に停止しなかったクラスタが削除されます。
    AWS環境では、このコマンドによってKubernetesのdeleteコマンドが実行され、クラスタにプロビジョニングされたクラウドリソースが削除されます。
  • 使用中。仮想マシンが実行中である可能性が高いクラスタが削除されますが、このクラスタではジョブが実行されていない可能性があります。
    AWS環境では、このコマンドによってKubernetesのdeleteコマンドが実行され、クラスタにプロビジョニングされたクラウドリソースが削除されます。
  • すべて。上記の状態にあるすべてのクラスタが削除されます。
Microsoft Azure環境では、クラスタを削除するとステージングディレクトリからすべてのクラスタ情報が消去されます。
例えば、
-deletable-states=metadata-only,partial
を使用すると、まだ開始していないクラスタと開始出来なかったクラスタが削除されます。
上記の状態にあるすべてのクラスタを削除するには、
-deletable-states=all
を使用します。
-clusters
-c
コマンドを実行するクラスタのカンマ区切りのリスト。
例えば、同じステージングディレクトリを使用する開発環境とテスト環境があるとします。開発環境ではなくテスト環境で一部または使用中の状態にあるクラスタを削除する必要があります。テスト環境のクラスタのみを削除するには、テスト環境のクラスタを一覧表示します。
-force
-f
追加のプロンプトをスキップします。
-force
オプションを使用しない場合は、コマンドに各
詳細クラスタ
が一覧表示され、クラスタの削除を確認するよう求められます。「
Yes
」または「
No
」のいずれかを入力できます。
-force
オプションを使用する場合は、クラスタが自動的に削除されます。
-azurecpath
-ac
APPID、TENANTID、SERVICE PRINCIPAL、およびSUBSCRIPTIONを含む、Secure AgentマシンでのAzure資格情報ファイルの場所。AWS環境では、このオプションは無視してください。
このオプションを含むスクリプトは失敗します。Informaticaグローバルカスタマサポートによって指示された場合のみ、Microsoft Azure環境でこのオプションを使用します。
-cluster-type
-ct
AWS環境の
詳細クラスタ
か、AWS環境またはMicrosoft Azure環境のローカルクラスタのクラスタタイプ。local、kubeadm、またはkopsを指定できます。デフォルトでは、コマンドはkubeadmによって管理されているクラスタで実行されます。Azure環境の
詳細クラスタ
の場合、このオプションは無視してください。
例えば、次のコマンドは、ステージングディレクトリ
autodeploy/devbld
内の特定のクラスタを調べて、ステータスが
deleted
metadata-only
、または
in-use
になっているクラスタを削除します。
delete-clusters.sh -d=autodeploy/devbld -deletable-states=deleted,metadata-only,in-use -c=testcluster.k8s.local,testcluster.k8s.local,testcluster2.k8s.local,testcluster3.k8s.local,testcluster4.k8s.local