アドレスバリデータポートリファレンス

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郵送可能スコア（Mailability Score）

出力住所の配達可能性を要約した1桁の数字を含む出力ポート。

アドレスバリデータトランスフォーメーションでは、郵送可能スコアを計算する際に多数の因子が考慮されます。このトランスフォーメーションでの計算は原則的に、住所については［照合コード］の値および［要素の結果ステータス］の値に基づきます。この他に郵送可能スコアに影響する因子として、国については住所値の郵便での関連性および参照データの粒度があります。

［郵送可能スコア］のポートの値は、住所の配達可能性を概算したものです。このスコアは、住所の配達可能性の指標として正確なものでも決定的なものでもありません。

［郵送可能スコア］の用途

出力住所の配達可能性を要約したコード値を返す［郵送可能スコア］を選択します。このコードは、住所の配達可能性の一般的指標として使用します。

リターンコードは、0～5の範囲です。リターンコード0は、配達不能な住所を示し、リターンコード5は確実に配達可能な住所を示します。

ポートの場所

以下の表に、［郵送可能スコア］ポートの位置とデフォルトの精度を示します。

ポートタイプ	ポートグループ	テンプレートモデル	精度
出力	ステータス情報	基本	2

［郵送可能スコア］の出力コード

以下の表に、［郵送可能スコア］の出力コードを示します。

値	サマリ	説明
5	確実	アドレス検証で入力住所のすべての関連要素をチェック済みで検証済みであることを示します。
4	ほぼ確実	次のいずれかのシナリオであることを示します。参照データが不完全であるため、1つ以上の関連住所要素をチェックできません。その他の住所要素は検証済みです。アドレス検証で、確実度が非常に高い1つ以上の関連要素を修正しました。これは、アドレス検証で入力住所と参照データの間で一致が1件見つかり、バリエーションの度合いが非常に低いときに発生します。
3	問題なし	アドレス検証で入力住所の1つ以上の関連要素を修正したことを示します。アドレス検証で入力住所と参照データの間で一致が1件見つかり、バリエーションの度合いが許容可能です。
2	見込みあり	アドレス検証で次のいずれかの理由により住所を修正または検証できないことを示します。アドレス検証で、参照データ内で十分な確実度のある一致候補を識別できません。アドレス検証で、同程度の確実度のある一致候補が複数見つかりました。郵便事業者はこの住所に配達できる可能性があります。
1	危険	アドレス検証で入力住所に対して参照データの部分一致が見つかったことを示します。
0	配達不能	アドレス検証で参照データ内に住所の一致が見つからなかったことを示します。入力住所に非常に多くの要素が不足しているか、またはアドレス検証で住所の要素の大半を検証できませんでした。