アドレスバリデータポートリファレンス

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アドレス解決コード

入力アドレス内の無効なアドレス要素について、高レベルの情報を含む出力ポート。このコードは、照合コードのステータスがI1～I4のいずれかである住所レコードに影響する、検証上の問題を示します。

アドレス解決コードの用途

アドレス検証に失敗するアドレス要素を識別するには、［アドレス解決コード］ポートを選択します。このポートの出力コードは、アドレスが無効である理由を識別することもできます。

［アドレス解決コード］ポートを選択するときには、以下の項目を考慮する必要があります。

一致コードのステータスがI1からI4の中にある住所には、地域の郵便事業者が配達するのに十分な情報が含まれています。レコードが有効ではないことを示すアドレス要素の中には、配達には必ずしも必要でないものもあります。

［アドレス解決コード］ポートの出力コードを読み取るには、コード内の文字が表す住所情報のタイプを理解している必要があります。コード内の各文字が表す住所情報のタイプに関する詳細については、「要素のステータスの各ポートに関する概要」を参照してください。

ポートの場所

以下の表に、［アドレス解決コード］ポートの場所およびデフォルトの精度を示します。

ポートタイプ	ポートグループ	テンプレートモデル	精度
出力	ステータス情報	基本	20

アドレス解決コードの出力コード

アドレス解決コードの値は20文字から成る文字列であり、個々の文字は異なるタイプの住所情報を表します。以下の表に、アドレス解決コードが返すことのできるコードを出力文字列の位置ごとに示します。

コード	説明
2	アドレス要素が配達に必要ですが、入力アドレスに含まれていません。アドレス参照データに、不足しているアドレス要素が含まれています。出力コード2は、アドレス要素がないため配達先の住所として無効であることを示します。
3	アドレス要素は、アドレスの有効な範囲外の住居番号または番地です。例えば、指定された番地に存在しない住居番号がアドレス要素に含まれています。提案リストモードが、代替の住所を返します。
4	入力アドレスに要素のインスタンスが複数含まれるため、アドレス検証がアドレス要素を検証または訂正できません。
5	アドレス要素が現在のアドレスでは曖昧で、アドレス参照データに代替が含まれています。アドレス検証では入力要素が出力アドレスにコピーされます。例えば、アドレス要素が有効な郵便番号で、アドレス内の有効な市区町村に一致しない場合です。
6	アドレス要素が住所内の別の要素と矛盾します。アドレス検証は、この住所の正しい要素を判別できません。出力アドレスは入力アドレスをコピーします。
7	住所に対して複数の変更を行わないとアドレス要素を訂正できません。アドレス検証は住所を訂正できますが、変更箇所の数から、住所が信頼できないものであることが示されます。
8	データは郵便事業者の検証ルールには従っていません。