目次

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  1. セキュリティガイドについて
  2. Informaticaセキュリティ入門
  3. ユーザー認証
  4. LDAP認証
  5. Kerberos認証
  6. Informatica Webアプリケーション向けのSAML認証
  7. ドメインセキュリティ
  8. Informatica Administratorのセキュリティ管理
  9. ユーザーおよびグループ
  10. 特権およびロール
  11. 権限
  12. 監査レポート
  13. 付録 A: コマンドラインの特権および権限
  14. 付録 B: カスタムロール

セキュリティガイド

セキュリティガイド

認証セキュリティの強化

認証セキュリティの強化

要求署名、署名済みの応答、または暗号化済みアサーションを有効にして、認証セキュリティを強化できます。
要求署名
署名済みの認証要求には、要求自体の信頼性を検証するための署名が含まれています。サービスプロバイダの役割を果たすInformaticaは、認証要求をIDプロバイダに送信します。要求の整合性を維持するために、認証要求に署名することができます。
Informaticaはプライベートキーを使用してSAML要求に署名し、IDプロバイダは対応する公開証明書を使用して署名を検証します。
Informaticaは、HTTPリダイレクトを介してSAML認証要求を送信します。要求では、署名をURLパラメータに配置するデフレートエンコーディングが使用されます。
署名済みの応答
IDプロバイダは、サービスプロバイダからの認証要求に応答します。署名済みの応答には、IDプロバイダの管理者が選択したアルゴリズムを使用してIDプロバイダが作成する署名が含まれます。次に、Informaticaは、ドメイン管理者がSAMLトラストストアにインポートした対応する公開証明書を使用して署名を検証します。
署名済みアサーションと暗号化済みアサーション
IDプロバイダは、信頼性のアサーションをサービスプロバイダに送信します。
署名済みアサーションには、IDプロバイダの管理者が選択したアルゴリズムを使用してIDプロバイダが作成する署名が含まれます。次に、Informaticaは、ドメイン管理者がSAMLトラストストアにインポートした対応する公開証明書を使用して署名を検証します。署名済みアサーションはデフォルトで有効になっており、無効にすることはできません。
Informatica Administratorは、非対称キー(パブリック/プライベートキー)を生成します。
署名済みアサーションは、IDプロバイダによって生成された対称キーであるアサーション暗号化キーを使用してIDプロバイダによって暗号化できます。
暗号化済みアサーションを有効にすると、IDプロバイダは、セキュリティ管理者がIDプロバイダにインポートした公開証明書を使用して対称キーも暗号化します。SAML応答には、暗号化済みアサーションと暗号化済み対称キーが含まれます。サービスプロバイダの役割を果たすInformaticaは、Informatica管理者がSAMLキーストアにインポートした対応するプライベートキーを使用して、暗号化済み対称キーを復号します。対称キーを取得した後、Informaticaは暗号化済みアサーションを復号します。
要求署名、暗号化済みアサーション、または署名済みの応答を有効にするには、この節の手順を実行します。