目次

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  1. はじめに
  2. Informatica Intelligent Cloud Services REST API
  3. プラットフォームREST APIバージョン2リソース
  4. プラットフォームREST APIバージョン3リソース
  5. データ統合 REST API
  6. 一括取り込みファイルREST API
  7. 一括取り込みストリーミングREST API
  8. Model Serve REST API
  9. RunAJobユーティリティ
  10. ParamSetCliユーティリティ
  11. REST APIコード
  12. REST APIリソースクイックリファレンス

REST APIリファレンス

REST APIリファレンス

ステータスリソースを使用したタスクフローステータスの監視

ステータスリソースを使用したタスクフローステータスの監視

Monitorでジョブの結果を表示する特権がある場合は、ステータスリソースを使用してタスクフローのステータスを取得できます。タスクフローの実行IDをパスパラメータとして使用するか、実行ID、実行ステータス、開始時刻、終了時刻、オフセット、行制限などのクエリパラメータを使用して、タスクフローのステータスを取得できます。

GET要求

実行IDをパスパラメータとして使用してタスクフローのステータスを取得するには、次のURIを使用します。
<Informatica Intelligent Cloud Services URL>/active-bpel/services/tf/status/<run ID>
以下に例を示します。
https://na4.dm.us.informaticacloud.com/active-bpel/services/tf/status/20262247166322413568
クエリパラメータを使用して、複数のタスクフローのステータスを取得することもできます。クエリパラメータでは大文字と小文字が区別されます。
GET要求URIには次のオプションのクエリパラメータを使用できます。
フィールド
説明
runId
タスクフローの実行ID。
例えば、実行IDを持つ特定のタスクフローのステータスを取得するには、次のURIを使用します。
https://na4.dm.us.informaticacloud.com/active-bpel/services/tf/status?runId=20262247166322413568
runStatus
タスクフローの実行ステータス。ステータスは、Success、Failed、Suspended、またはRunningとして指定できます。
例えば、過去24時間に正常に実行されたすべてのタスクフローのステータスを取得するには、次のURLを使用します。
https://na4.dm.us.informaticacloud.com/active-bpel/services/tf/status?runStatus=Success
startTime
タスクフロー実行の開始時刻は、日付と時刻の範囲の開始時刻になります。協定世界時(UTC)を使用します。
例えば、2021-06-
10
T05:48:28Z以降に開始されたすべてのタスクフローのステータスを取得するには、次のURLを使用します。
https://na4.dm.us.informaticacloud.com/active-bpel/services/tf/status?startTime=2021-06-
10
T05:48:28Z
endTime
タスクフロー実行の開始時刻は、日付と時刻の範囲の終了時刻になります。協定世界時(UTC)を使用します。
例えば、2021-06-
10
T05:48:28Zから2021-06-
11
T05:48:28Zの間に開始されたすべてのタスクフローのステータスを取得するには、次のURLを使用します。
https://na4.dm.us.informaticacloud.com/active-bpel/services/tf/status?startTime=2021-06-10T05:48:28Z&endTime=2021-06-
11
T05:48:28Z
offset
スキップする行数。例えば、最初の3行をスキップする場合に使用します。
rowLimit
返す行の最大数。指定可能な最大数値は50です。このパラメータを省略すると、クエリは使用可能な行をすべて返します(最大10行)。
これらのクエリパラメータを任意に組み合わせて使用することで、複数のタスクフローのステータスを取得できます。例えば、次のようなURIを使用できます。
<Informatica Intelligent Cloud Services URL>/active-bpel/services/tf/status?startTime=<startTime>&runStatus=<runStatus>&endTime=<endTime>&rowLimit=<rowLimit>
startTimeまたはendTimeパラメータがクエリで使用されていない場合、応答には過去24時間に実行されたタスクフローに関するステータス情報が含まれます。
次のいずれかの方法でGET要求を認証します。
  • 基本認証を使用し、Informatica Intelligent Cloud Servicesのユーザー名およびパスワードを指定します。
    以下に例を示します。
    GET <Informatica Intelligent Cloud Services URL>/active-bpel/services/tf/status/<run ID> Accept: application/json Authorization: Basic Auth username: <Informatica Intelligent Cloud Services user name> password: <Informatica Intelligent Cloud Services password>
  • HTTPヘッダーのINFA-SESSION-IDを使用します。
    以下に例を示します。
    GET <Informatica Intelligent Cloud Services URL>/active-bpel/services/tf/status/<run ID> Accept: application/json INFA-SESSION-ID: <sessionId>
    INFA-SESSION-IDを取得するには、Platform REST APIバージョン3ログインリソースを使用します。ログインリソースの詳細は、『
    REST APIリファレンス
    』を参照してください。
JSON形式を使用して要求を送信します。ヘッダーに次の行を含めます:
Accept: application/json

GET応答

成功した場合はタスクフローステータス情報が、エラーが発生した場合はエラーオブジェクトが返されます。
成功した場合は、タスクフローの次のステータス情報が返されます。
フィールド
タイプ
説明
assetName
String
タスクフローの名前。
APIまたはRunAJobユーティリティを使用してタスクフローにカスタム名を追加した場合、タスクフロー名にはカスタム名も含まれます。
assetType
String
オブジェクトのタイプ。TASKFLOW値が返されます。
duration
String
タスクフローが完了、中断、失敗、または停止するまでの実行時間(秒)。
endTime
Date/Time
タスクフローの実行が終了した時刻。協定世界時(UTC)を使用します。
location
String
タスクフローが配置されたプロジェクトおよびフォルダパス。
runId
Long
タスクフローの実行ID。
runtimeEnv
String
タスクフローが実行するランタイム環境のID。
runtimeEnvName
String
タスクフローが実行するランタイム環境の名前。
startTime
Date/Time
タスクフローの実行が開始した時刻。協定世界時(UTC)を使用します。
startedBy
String
タスクフローを開始したユーザー。
status
String
タスクフローの実行ステータス。
タスクフローのステータスを示す、次の値のいずれかを返します。
  • RUNNING。タスクフローは実行中です。
  • SUCCESS。タスクフローは正常に完了しました。
  • FAILED。エラーが発生したため、タスクフローは完了しませんでした。
  • SUSPENDED。タスクフローの実行は中断しました。
サブタスク
String
タスクフローに含まれるサブタスクの数。
updateTime
Date/Time
タスクフローの実行ステータスが更新された最終時刻。協定世界時(UTC)を使用します。
errorMessage
String
エラーメッセージの文字列。
subtaskDetails
String
タスクフロー内のすべてのサブタスクのステータスの詳細を含むオブジェクト。
詳細
String
ステータスの詳細。タスクオブジェクト内の各サブタスクのステータス情報を含みます。
タスク
Collection
タスクフローが含むすべてのサブタスクのステータス情報。
タスクオブジェクトには、タスクフローが含む各サブタスクの次のステータス情報が含まれます。
フィールド
タイプ
説明
assetName
String
タスクフロー内のサブタスクの名前。
assetType
String
サブタスクのタイプ。次のいずれかの値を返します。
  • MTT。マッピングタスク。
  • DSS。同期タスク。
duration
String
サブタスクが完了、失敗、または停止するまでの実行時間(秒)。
endTime
Date/Time
サブタスクの実行が終了した時刻。協定世界時(UTC)を使用します。
errorMessage
String
エラーメッセージの文字列。
errorRows
String
サブタスクでエラーが発生した行の合計数。
location
String
サブタスクが配置されたプロジェクトおよびフォルダパス。
rowsProcessed
String
サブタスクで処理された行の合計数。
runId
Long
サブタスクの実行ID。
runtimeEnv
String
サブタスクが実行するランタイム環境のID。
runtimeEnvName
String
サブタスクが実行するランタイム環境の名前。
startTime
Date/Time
サブタスクの実行が開始した時刻。協定世界時(UTC)を使用します。
startedBy
String
タスクを開始したユーザー。このフィールドはタスクフローを開始したユーザーと同じです。
status
String
サブタスクの実行ステータス。
サブタスクのステータスを示す、次の値のいずれかを返します。
  • QUEUED。サブタスクはSecure Agentでキューに追加されますが、開始される事はありません。
  • STARTING。サブタスクは開始中です。
  • RUNNING。サブタスクは実行中です。
  • COMPLETED。サブタスクが正常に完了しました。
  • SUSPENDED。サブタスクフローが中断されました。
  • STOPPED。タスクフローは実行を停止しているため、サブタスクを開始出来ません。
  • WARNING。サブタスクがエラーで完了しました。
  • FAILED。エラーが発生したため、サブタスクは完了しませんでした。
サブタスク
String
将来の使用のために予約済み。このフィールドがサブタスクに返されるとき、値は常に0です。
successRows
String
サブタスクで正常に処理された行の合計数。
updateTime
Date/Time
サブタスクの実行ステータスが更新された最終時刻。協定世界時(UTC)を使用します。
次のいずれかの応答を受け取る場合があります。
応答
説明
消去されたログ
インスタンスのログが消去されている場合、応答は次のようになります。
{ "status": "No status available." }
HTTPステータスコードは
200 OK
です。
無効な実行ID
実行IDが無効な場合、応答は次のようになります。
{ "error": "CMN_003-Bad request. Error message - The property '<runID>', used in a query expression, is not defined in type 'OData.job-log-service.JobLogEntry'." }
HTTPステータスコードは
400 Bad Request(From JLS)
です。
無効なフィルタ句
パラメータIDが無効な場合、応答は次のようになります。
{ "error": "JLS_007-Invalid Filter clause in OData request. RawURI = http://internal-na1-elb.infacloudops.net:443/jls-di/internal/api/v1" }
HTTPステータスコードは
400 Bad Request(From JLS)
です。
使用できないJLSサービス
JLSサービスが使用できない場合、応答は次のようになります。
{ "error": "503-Service Unavailable." }
HTTPステータスコードは
503 Service Unavailable
です。

実行IDをパスパラメータとして使用するGETの例

次の例は、実行IDをパスパラメータとして使用するタスクフローステータス要求を示しています。
GET https://pod.ics.dev:444/active-bpel/services/tf/status/20262247166322413568 Accept: application/json INFA-SESSION-ID: 9KA11tLGqxVcGeul8SQBK3
タスクフローの設定および要求の入力により、応答は次のタイプになります。
サブタスクなしのタスクフロー
要求が成功し、タスクフローにサブタスクが含まれない場合、次の例に示すように、応答にはタスクフローのステータス情報が含まれます。
{ "assetName": "Taskflow1", "assetType": "TASKFLOW", "duration": "2", "endTime": "2018-12-25T15:56:39Z", "location": "Default", "runId": "262247166322413568", "runtimeEnv": "tf_runtime", "runtimeEnvName": "", "startTime": "2018-12-25T15:56:37Z", "startedBy": "sb", "status": "SUCCESS", "subtasks": "0", "updateTime": "2018-12-25T15:56:39Z", "errorMessage": {}, "subtaskDetails": { "details": {} } }
HTTPステータスコードは
200 OK
です。
サブタスクありのタスクフロー
要求が成功し、タスクフローに複数のサブタスクが含まれる場合、次の例に示すように、応答にはタスクフローに含まれる各サブタスクのステータス情報が含まれます。
{ "assetName": "Taskflow2", "assetType": "TASKFLOW", "duration": "89", "endTime": "2018-12-23T17:25:16Z", "location": "Default", "runId": 20262247166322413568, "runtimeEnv": "tf_runtime", "runtimeEnvName": "", "startTime": "2018-12-23T17:23:47Z", "startedBy": "sb", "status": "SUCCESS", "subtasks": "2", "updateTime": "2018-12-23T17:25:17Z", "errorMessage": {}, "subtaskDetails": { "details": { "tasks": [ { "assetName": "MTR", "assetType": "MTT", "duration": "3", "endTime": "2018-12-23T17:24:45Z", "errorMessage": "", "errorRows": "0", "location": "Default", "rowsProcessed": "7", "runId": "4", "runtimeEnv": "01001Q25000000000002", "runtimeEnvName": "tf_runtime_devagent", "startTime": "2018-12-23T17:24:42Z", "startedBy": "sb", "status": "COMPLETED", "subtasks": "0", "successRows": "7", "updateTime": "2018-12-23T17:24:46Z" }, { "assetName": "MTR", "assetType": "MTT", "duration": "10", "endTime": "2018-12-23T17:23:59Z", "errorMessage": "", "errorRows": "0", "location": "Default", "rowsProcessed": "7", "runId": "3", "runtimeEnv": "01001Q25000000000002", "runtimeEnvName": "tf_runtime_devagent", "startTime": "2018-12-23T17:23:49Z", "startedBy": "sb", "status": "COMPLETED", "subtasks": "0", "successRows": "7", "updateTime": "2018-12-23T17:24:00Z" } ] } } }
HTTPステータスコードは
200 OK
です。

クエリパラメータを使用したGETの例

次の例は、クエリパラメータとして実行ID、実行ステータス、および行制限を使用するタスクフローステータス要求を示しています。
GET https://pod.ics.dev:444/active-bpel/services/tf/status?runId=20262247166322413568&runStatus=Success&rowLimit=3 Accept: application/json INFA-SESSION-ID: 9KA11tLGqxVcGeul8SQBK3
要求が成功した場合、応答の形式はパスパラメータを使用した場合と同じですが、角括弧[ ]で囲まれます。
要求が成功し、タスクフローにサブタスクが含まれない場合、次の例に示すように、応答にはタスクフローのステータス情報が含まれます。
[ { "assetName": "Taskflow1", "assetType": "TASKFLOW", "duration": "2", "endTime": "2018-12-25T15:56:39Z", "location": "Default", "runId": 262247166322413568, "runtimeEnv": "tf_runtime", "runtimeEnvName": "", "startTime": "2018-12-25T15:56:37Z", "startedBy": "sb", "status": "SUCCESS", "subtasks": "0", "updateTime": "2018-12-25T15:56:39Z", "errorMessage": {}, "subtaskDetails": { "details": { "tasks": [] } } } ]
HTTPステータスコードは
200 OK
です。

パラメータなしのGETの例

次の例は、パスパラメータまたはクエリパラメータのないタスクフローステータス要求を示しています。
<Informatica Intelligent Cloud Services URL>/active-bpel/services/tf/status
応答には、過去24時間に実行された最後の10個のタスクフローのステータス情報が含まれています。

実行中のタスクフローのGETの例

statusリソースを使用して実行中のタスクフローのステータスを取得する場合、応答には、次の例に示すように引用符なしで
endTime
null
としたタスクフローのステータス情報が含まれます。
{ "assetName": "waitStatus", "assetType": "TASKFLOW", "duration": 27, "endTime": null, "errorMessage": "", "location": "Default", "runId": 737194191850250240, "runtimeEnv": "taskflow-preview-usw1-r40-app02.infacloudops.net:4430", "runtimeEnvName": "", "startedBy": "sb", "startTime": "2022-07-28T06:26:32Z", "status": "RUNNING", "subtasks": 0, "updateTime": "2022-07-28T06:26:32Z", "subtaskDetails": { "details": { "tasks": [] } } }
タスクフローが完了したら、正しい
endTime
値が表示されます。